トレラン練習
御亭山(栃木)
2026.06.17 (水)日帰り
誰にも内緒で 競技ゴルフの予選に申し込みました 通過すれば その先には地区ブロック大会が待っています けれど日程を見た瞬間に思い出しました 「あぁ…またやってしまった」と その地区ブロック大会は 上州武尊山スカイビュートレイルの翌週 去年も同じことを考えていたんです トレイルの大会のあとに 競技ゴルフを入れてはいけないって… なのに なのに 懲りもせず申し込んでしまいました まるで 「もう会わない」と決めた相手の連絡先を 深夜にそっと探してしまう人のようです 山も好き ゴルフも好き どちらかひとつなんて選べません なんて罪深い男なのでしょう 上州武尊山では 憧れのガチオさんも走られます 「同じトレイルを走れるんだ」と 胸を高鳴らせながらその一方で 「来週のゴルフ大丈夫かな…」 などと考えているのです なんとも不純です トレイルの神様に知られたら 「君は何をしに来たんだね」と ストックで 軽く小突かれても文句は言えません でもこれが僕なんです 山に恋をしながら 芝の上にも未練を残してしまう 息を切らして急登を登りながら 「来週ちゃんと体重移動できるかな…」 などと考えてしまうんです まるで 好きな人とのデートの最中に 次のデートの服装を考えているような そんな落ち着きのなさ 実に不謹慎極まりないです けれど 少しだけ救いがあるとするならば それは 先日の競技ゴルフのように 前日にトレイルを踏んでいる訳ではないこと 今回は三日間あります 若い頃なら「三日もあれば」と思ったでしょう でも 齢を重ねると分かります 回復するときは回復しますし しないときはしません だからこそ必要なのは 気合いではなく計画なのだと思うんです 上州武尊山をどう走るのか 完走するだけではなく その後の一打まで見据えて 脚を使い切るのか 下りを少しだけ丁寧に走るのか 補給や睡眠はどうするのか そんなことまで考え始めたんです 80kmのトレイルを駆け抜けた身体は 果たしてどれほどクラブを優しく扱えるのか 強く振るべきなのか そっと撫でるように振るべきなのか 経験したことのない 新しい課題です …とはいえ こうして真面目に悩んでいる自分を俯瞰すると 結局のところ 昔から全く変わっていないのかもしれません 本気で恋をする相手が ひとり増えただけなのです 山か 芝か 選べないのなら どちらにも誠実でいたいと思うんです そしてまた 誰にも内緒で 山で脚を震わせながら 芝の上でのティーショットに 思いを馳せるのでしょう なんとも 節操のない男ですよね でも案外 こういう男のほうが 人生を長く楽しめるのかもしれません …もっとも 本当に節操のない男なら 女性にも同じことをするのでしょうが 幸いなことに 僕が二股をかけている相手は 山と芝だけなんです ですから どうかお許しください この夏もしばらくは ふたりの間で 心を揺らしながら生きていこうと そんな風に思っています…





