[2500m峰]立山〜薬師大縦走・台風に負けるな!(室堂〜折立)
今年の夏休み大冒険は、2500m峰5座を獲りに立山〜薬師大縦走を決行しました。(全12座登頂) 直前までに西進する謎の台風15号の行方に悩まされ、立山黒部アルペンルートのチケットを取り損ねて、予定より1日前に室堂入りすることになりました。(8/12午前便はすでに予約一杯で、8/11午前便をなんとかキャンセル待ちでゲットしてます) 8/11-12の夜間に台風が通過する予報の中で、雷鳥沢キャンプ場でまさかのテント泊で台風をやり過ごす作戦です。 立山までは、奈川〜上高地の行程でTJARの15名程とすれ違い、約4時間掛けて移動しました。 以下4日間で登頂した山名(2500m峰は⭐︎印) 8/11 国見岳⭐︎ 8/12 浄土山・龍王岳・獅子岳・鷲岳⭐︎ 8/13 鳶山⭐︎・越中沢岳⭐︎・間山・北薬師岳・薬師岳 (スゴノ頭は未踏) 8/14 北ノ俣岳(上ノ岳)⭐︎・太郎山 2026年山行80日180座で累積標高差 67,591m 日本2500m峰は、残り15座となりました。 以下、大変な長文のためご覚悟下さい。また、写真(120枚)へのコメントは最小限にさせて頂きます。 ▪️DAY1 (2026/8/11) 10:40立山発のケーブルカー&高原バスを予約したものの、もっと早く室堂に入りたくて9:00に千寿ヶ原駐車場に着く。駐車場P1〜3満車でシャトルバス送迎付臨時駐車場に案内されるが、4日後下山を告げるとP2近くの路駐を指示されました。(ありがとうございます!) チケット売り場で、キャンセル待ちしようと聞くと今日はキャンセルでませんね、とのこと。 仕方なく予約便で発券して、近くで待っていると東南アジア系の人たちが沢山いて驚き、ほぼ同じ便を予約していた人たちと話しながら待ち時間を過ごしました。 ケーブルカー&高原バスでは、大阪の若者と一緒に同席して楽しくお話ししているうちに室堂に到着です。 まずは、立山駅で買っておいた「ます寿司」をいただきます。(最後の一つでした。) 腹ごしらえ出来たら、コインロッカーの空きを待って、偶然空いたところで特大ロッカー(¥400)に荷物を入れて、ほぼ空身で2500m峰の国見岳へ登ります。(この山は冬季限定なんですが、一部踏み跡もあり岩場と水路を歩いて植生をほぼ踏まずに登れました。) 下山後は、ロッカーから重い荷物を出して、雷鳥沢キャンプ場までみくりが池経由で歩きます。 途中、雷鳥荘で「一番搾り」(¥600)を買って階段を下っていると、雷鳥が駆け抜けて行き慌ててビール缶落としてしまい炭酸が一部抜けました。 雷鳥との遭遇は幸運でしたが、代償もありましたね。雷鳥沢キャンプ場に着く頃には小雨も降り出して、急いで受付してテント設営しました。 このテント場は、半分くらいはキャンプ用テント(山岳用でない)で、外国人比率もかなり多いようでした。 この日の夕方〜翌朝は、台風15号の通過で暴風と大雨でテントの中で凌ぐだけでした。 (簡易テントは暴風で潰れていました。) ▪️DAY2 (2026/8/12) 朝まで続いた雨は、一時的に止んだように見えたけど、結局小雨と強風は続いて、テントはずぶ濡れのまま撤収となりました。 予定より少し早く5:45にスタートすると、まずは室堂山荘を目指します。 室堂山荘入口は、立っているのも大変な暴風が吹き抜けて、やっとのことで建物に入りトイレを借りました。(¥200) ここから一ノ越山荘へ行くか浄土山を経由するか悩みましたが、一ノ越方面からの風があまりに強いので、浄土山経由とすることにしました。 思った通り浄土山の陰に隠れる登山道では、ほぼ微風で快適に登れました。 しかし、浄土山頂上付近に来て視界が開けると、体験したことのないほどの暴風で身体を揺さぶられます。この暴風は富山大施設のある分岐点で最大となり、もはや撤退の文字が頭をよぎりました。 そこへ嵐の中を五色ヶ原方面からの登山者に遭遇して希望が湧いてきました。(行けるかも!) 龍王岳の陰でも少し風は弱くなりましたが、その先は常に暴風と吹き付ける雨に耐えながらの歩行でした。特に鞍部では暴風が強くて、対向する登山者はザラ峠付近が風がキツイと声を揃えていました。 逆ルートでの対向者は15名ほど通過して、自分のルートは登山者が少ない事を実感しました。 ようやく獅子岳を越えてザラ峠も過ぎると綺麗な木道歩きで雷鳥にも出会えて、晴れていればとても綺麗なところなんだろうと想像で歩きました。 ここでお会いした方は、あまりの暴風に五色ヶ原へと引き返すところでした。 この方と五色ヶ原山荘では小屋泊に変更して、2泊目とすることにしました。 五色ヶ原山荘は、とてもアットホームな雰囲気でスタッフ皆さん親切で明るく気持ちよかったです。早めに着いたので、ご厚意で人が大勢来る昼までテントを乾燥室で乾かさせていただきました。 午後に少し雨が止んで風も弱くなったので、2500m峰の鷲岳へ行ってみることにしました。 山荘からも近く、岩場と水路を歩いて登りましたが、微かな踏み跡もありました。 山頂三角点には小さな標識も付いていました。 この日の夕食メインは、トンカツで小さなケーキもデザートに付きました。 暴風雨で体力消耗しましたが、お代わりできるほど食欲がなくお腹いっぱいになってしまいました。 同室になったトレランの方と色々とお話して、翌日のコースがほぼ同じだと分かり、ただ2倍以上速いので、翌日には折立に下山してしまうようでした。 ▪️DAY3 (2026/8/13) 夜明け前の薄明りを木道歩きでスタートします。 鷲岳の横を過ぎて直ぐに、鳶山が見えて緩く登って通過します。 越中乗越を経て続く越中沢岳への登りはキツくて長かったですが、昨日の暴風に比べれば微風で涼しく展望もありました。 越中沢岳頂上で休憩していると、五色ヶ原山荘で同室のトレランの方が既に追いついて来ました。この方はここで対向縦走の知人と車のキーを交換して、折立まで降るようです。知人の方は昨日の暴風雨でスゴ乗越小屋で停滞だったようです。 この日のルートで抜きつ抜かれつだった2人組の方は、この後薬師沢小屋まで行ってぐるりと読売新道から針ノ木登って扇沢へ降りる長旅だそうです。 マイナールート含めて沢山歩かれていて、驚きの走破力だと感心しました! 越中沢岳の下りは岩アリの急斜面で、荷物の重みでバランス崩して藪原に転げ落ちそうになりました。 スゴ乗越を経て、登り返した先にスゴ乗越小屋の赤い屋根が見えて安心しました。 スゴ乗越小屋では、コーラで即効糖分補給して、尾西の五目飯を戻して一部食べ、残りは行動食として再スタートしました。 ここからは北薬師岳・薬師岳への長い登り返しなので、エネルギー切れが無いよう、こまめに補給しながら進みます。 北薬師岳は初登頂でしたが、北アルプス全部見える展望には大感激でした。 薬師岳への最後の登りは頂上の社が見えていても長くて厳しい道のりでした。 久しぶりの薬師岳頂上は、太郎平から登って来た方で賑わっていて、とうとうここまでやって来たという達成感を味わうことができました! あとは下るだけですが、小さな登り返しもキツく身体は限界ギリギリだったでしょう。 薬師岳山荘では2本目のコーラを補給して、あとは黙々と降りましたが、薬師峠手前の岩場の下り段差にはかなり体力削られましたね。 薬師峠キャンプ場では、その場で受付できて直ぐにビールも買って、平らな場所がない中でなんとかテント設営して、もう動けないくらいくたびれた身体を休めました。 テント場は電気柵の中にあり、食糧庫に全ての食料とゴミを保管するルールでした。 少雨が降って直射日光が無く涼しくなり助かりました。少し眠ったら流しっぱなしの水場で水2Lを汲んで夕食の時間です。 この日はグッタリ疲れたので、翌日の準備も出来ないまま就寝となりました。 ▪️DAY4 (2026/8/14) 早めの就寝で3時には目が覚めて、トイレと共に食糧庫から食材を取りに行くと、雨ではなく霧のような状態でテントは濡れていました。(後でテント場は雲の中だったことが分かる) 出発の準備を整えて、進まない朝食を無理に摂り、半時間遅れでテント撤収して太郎平小屋へと移動します。 太郎平小屋のトイレに大きな荷物をデポして、軽身で北ノ股岳を目指して木道を進みます。 しばらくは平らな木道をチングルマの綿毛の草原の中を進むと、次第に道が降り始めてあれ?っと思いマップを見ると薬師沢へ向かう登山道を歩いていました! しまった!やってしまったと思うが先に、降った分を急いで登り返して太郎平小屋手前まで戻り分岐点を折り返しました。 約30分もタイムロスしてしまい、折立からのバスの時間縛りが重たくのし掛かります。 とにかく急げるだけ早く歩いて、出来れば7時迄に北ノ股岳に登頂する事を目標に頑張りました。 息は切れぎれ、心拍数も140超えながら、なんとか北ノ股岳まで時間内にたどり着くと、槍穂高はじめ北アルプスの山並み、振り返ると遠くに見える富山湾と能登半島、立山〜劔岳、読売新道には大きな赤牛岳・・日本の屋根がここにはある。 ゆっくり登頂を噛み締める間も無く、下山へと引き返しました。 それでも太郎平小屋が近づくと下りも順調で時間に余裕が出来たので、太郎山にも寄ってゆきました。 太郎平小屋では、デポした荷物を回収して、コーラで糖分補給してゆったり過ごした後に折立へと降り始めました。 下りはじめで、五色ヶ原山荘でご一緒した家族4人と遭遇して、その後抜きつ抜かれつで最後は一緒に折立まで下山完了しました。(息子さん2人には追いつけず置いていかれましたけど・) この家族余りにも速くて2時間で降り切ってしまい、12:10発のバス迄はジュース飲んだりお話しして過ごしました。 折立には毎日アルペン号新宿行きバスが少し前に出発して、15分前に有峰線バス(富山駅行)もやってきました。 有峰口バス停は富山地方鉄道有峰口駅から少し離れていて、歩いて陸橋に上がるまで運転手さんと添乗員さんが手を振ってくれてました。 有峰口駅は完全無人駅で発券機も無くてローカル感マックスでした。 近くの自販機まで歩いてジュース買ったり、蝉の声を聞きながら「昔ながらの夏休み」を体験しました。 富山地方鉄道は、まるでバスのように整理券を取って乗車し、精算機で料金を払うバスのような仕組でした。先頭車両内から軌道が見えて鉄道ファンには涎ものの乗り物でしたね! 立山に着くと、モンベルの立山駅限定Tシャツ購入して、駅近くで白海老天ぷらそばを食べてから駐車場まで歩きました。 立山駅近くの日帰り温泉は、13:30出終わったらしく、車で20分ほど移動して「グリーンパーク吉峰 立山吉峰温泉ゆ~ランド」(¥750)に行きました。途中で「立山サンダーバード」で夕食用におにぎりとサンドイッチを購入しましたが、とても種類が多くてビックリです。 吉峰温泉では、折立からバスでご一緒した方々と次々と出会い、またの再会を楽しみに別れを告げ帰宅の途へつくのでした。 ※2500m峰の一部には登山道の無い山頂もあり、バリルートとして非合法な場合もありますのでご注意下さい。





