02:28
4.2 km
424 m
杣山
藤倉山・鍋倉山 (福井)
2022.06.26(日) 日帰り
午前中、越前市で親戚の法事があり、その後、ポッカリと時間が空いたので杣山に。 10日ほど前に今庄の藤倉山に登った際に、杣山にも行くつもりだったが、時間がなくて諦めざるをえなかった。 花ハス温泉「そまやま」の裏に峨峨とした岩肌を見せる魅惑的な山。 ずっと登りたいと思っていたが、なかなかその機会がなかった。 第2登山口に駐車して、12時頃に活動開始。獣害防止の柵の扉を開けて、山に入る。しばらく進むとキャンプ場跡地に着く。今は使われなくなったものは、見ていて悲しい。サワグルミの木の多い谷沿いの湿った道を登っていくと、20mくらいの間、道が狭く急になる。その間、鎖が設置されていて、擦れ違いが難しい。たまたま、ここで、上から下りてきたご夫婦と出くわし、道を譲ってもらう。 鎖の終わったところが「姫穴」。大きな岩に穴が空いているが、奥行きはない。その岩を巻くように登って、さらに進むと、「殿池」である。池と言っても小さな水溜まりのようなもの。池の上に伸び出した木の枝にカエルの卵がたくさん産み付けられていて、池には無数の黒いオタマジャクシがいた。山城にとっては水をどう確保するかは死活問題だったろうが、このままでは飲む気にならない。 昔の人は溜まった水を濾過するなり、煮沸するなりして利用したのだろうか…。 「殿池」からはすぐに稜線に出て、西御殿跡。そこからは起伏が少なく歩きやすい道で、白っぽい岩が目立つようになる。 「袿掛岩」は大きな白い岩が剥き出しになったところで、上に登ると眺めが良い。先日行った今庄宿、藤倉山がよく見える。また、反対側には日野山とそれに連なる山々。 杣山城落城時に女性がここから身を投げたと伝わっている。 さらに10分も進むと頂上である。頂上は平で広い。いくつかの案内板、方位板があるが、「杣山492m」とか書いた標識はない。誰かボランティアで設置してくれないかなぁ…。 今日は30℃越しの暑い日だったが、稜線上は風が通って気持ちよい。頂上から下っていくと、あの「犬戻し駒返し」にさしかかる。短いハシゴが1つ、それに続いて長いハシゴが1つ。 高所恐怖症気味の私は少し緊張したが、 まあ、普通の人ならなんてことないだろう。 ここを越えてからは、ただひたすらの下りである。逆回りだったら、ずっと坂が続くことになる。やはり、第2登山口から登って良かった。 花ハス温泉「そまやま」まで下りて、あとは車道を通って駐車場まで戻った。 花ハス公園では、はすまつりをやっていたが、ハスはまだ咲きはじめであった。