湖国を巡る㉖藪漕ぎ乱発大荒れの新谷山から七七頭ヶ岳まで_七七頭ヶ岳(七々頭ヶ岳)・新谷山
新谷山・妙理山・七七頭ヶ岳
(滋賀, 福井)
2023.08.05(土)
日帰り
先々週、かなりな激急登&大荒れで相当堪えた新谷山から先をつなぐ。何件かこのルート行っている人がいるが、ほとんどの人が藪漕ぎが多いと書いている。行市山側から新谷山までのルートもたいがい荒れていて、やや藪漕ぎなところもあって、帰って来てからリュックにマダニがくっついて、かなりびっくりした。自分の体には、虫よけたくさん振りかけているので、大丈夫だったみたいだけど、リュックは考えてなかった。
今回のコースはかなり藪漕ぎが多そうなので、強力な虫よけを使うことに、特にリュックとカメラケースなんかも気を付けるようにした。
七七頭ヶ岳の麓の駐車場から開始。4時半ごろ到着したが、日の出の時間がおそくなってきたのか若干暗め。ヘッデン使うかどうか、悩む。すぐしまうのはめんどくさいし、暗いけど、リュックに戻して登り始める。なんかあってもナカナカ見つけにくい。。
登り口のところに、蜂の巣ありの看板が。14丁石を越えたところ、13丁石の手前に曲がりにハチの巣があります。赤と黄色の杭を打っています。お気をつけて。と書いてあった。そもそも暗くて、丁石見えるかと思いながら、とりあえず、お気をつけるか。。と思いながら、登る。
15丁石は、間もなく発見。そろそろか、そろそろか。と思いながら、14丁石を見つけることなく、赤と黄色の杭が。ここかと思い、そろそろ近づくが、何も起こらない。そのまま、通過に成功。
蜂の巣に気を取られ過ぎて、すでに汗だく・・。そのあと、すぐに尾根に出ると比較的風が吹いて若干涼しくなった。台風の影響か、そこそこ風が吹いていた。それでもかなりの暑さでそんなに早くは行けず、山頂まで2時間弱かかった。山頂周辺は、シャクナゲがすごくて、三角点に到達するのはあきらめた。
新谷山へ向けて出発。分岐は若干分かりにくい。分岐したところは林道だけど、かなり草が生い茂って、藪漕ぎが始まる感じ。ところどころ木が刈ってあって、そんなに藪漕ぎもひどくないんかなぁと希望を持って進むもすぐススキがたくさんの藪漕ぎが連発する。10分ほどでとりあえず抜けれて、そのあとは、比較的高い木に覆われて、ススキなどは無くなって普通の林道になる。この辺も地味に登りが続く。そして、さっきまで少し吹いていた風は、全く届かず、かなり暑い。とは言え、藪漕ぎは無くなってかなり歩きやすくなるので、スイスイ進める。調子よく進んでいると分岐に気づかず、まっすぐ新谷山へ向かっていた。分岐を少し超えたところで、分岐は気が付かなかった事に気が付く。あわよくば、妙理山へ行って周回しようと画策していたので、戻ってきた時は、気を付けようと思った。
この分岐から、かなりの藪漕ぎが連発する。ざっくり言って半分以上の距離藪漕ぎ。言ってもススキなので、そこまできつくは無いけど、それでも早くは進めない。新谷山までは、緩い下りが続く。戻る時に登るんか・・と思いながら、新谷山から林道で下ろうかなとも考えた。ここにくるのに、すでに3時間は経ってる。戻って妙理山に行くには、すごく微妙な時間。悩みながらも急ぎ、前回到達した新谷山に到着。唯一の救いは、その間で見られた琵琶湖の景色がナカナカ良かった事。それ無かったら、苦痛以外の何物でもない・・。とりあえず、若干気分が持ち直して、新谷山から下って帰るという案は、ようよう打ち消せた。そして、藪漕ぎ&登りを30分ほどでやり遂げ、分岐を見つけて、いざ、妙理山へ。ここからの道がさらなる苦闘が始まる。倒木などで荒れ放題でまず、方向が分からない。それでも地図を確認しまくって何とか進む。YAMAPのルートは、尾根を歩く感じだけど、シャクナゲとか低木がすごくてとても行けない。尾根より少し横に荒れはてた林道があり、そこ進む。ススキは無いものの、細い木がたくさん生えていて、くぐりぬけるのが一苦労。YAMAPのルートから若干外れたりするのも悩ましい。そして、三角点近くに来ると折り返しながら下る。地味に全身運動で暑いし、時間がロスりまくる。途中の三角点のところに到着したとき、さらに絶望的に道が無くなる。若干の踏み跡があったのも無くなる。そして、この先、妙理山に行くには、50mくらい下って、2,300mの登り、そして分岐から三角点までの倍の距離がある。この時点で9時になっていた。しばらく悩んだ。行きたい気持ちはあるけど、すでにかなり疲労しているし、時間もそこまで余裕がなくなってきた。YAMAPのルートの時間は、この辺はかなり短めになっているっぽい。引き返すなら、ラストチャンスかと思った。分岐まででもかなり面倒、しかも七七頭ヶ岳に行くにも新谷山に行くにも藪漕ぎが待ち構えている。
YAMAPのレポートは、見ていたけど、このルートを通っている人を見つけていなかった。ちょっと甘く見ていたなぁ~。と思い、無難に引き返す事にした。その代わり七七頭ヶ岳の下りだけでも違う道から下ろうと考えた。
いつもそうだけど、一度通ると、なぜか断然早く行ける。かなり苦労した分岐までの道も難なく戻れて、七七頭ヶ岳近くまでもスイスイと戻れた。信じられんくらい暑いし、無難に帰ろうとスイスイ進む。七七頭ヶ岳の分岐から違う道で下りにかかる。暑さのせいか思った以上に足に来ていて、フラフラしていた。そこに七七頭ヶ岳から菅並への下りはかなり堪える急降下だった。それに最悪だったのが、信じられんくらいの蜘蛛の巣の嵐。相当人が通ってないんやろな。
10分くらい進んだ後からの道がさらに最悪で、かなり細いトラバースしながら下る。そして激急降下。YAMAPのルートでは1時間になってるけど、ホンマ1時間で下れるんかなと思いながら下りつづける。その間も果てしない蜘蛛の巣と戦いづつける羽目に。。木々の間2mくらいあるのに、どうやって張るんやろなと思いながら、2,30個は除いた。ようよう下り終わって道路に出た。今度は直射日光が信じられんくらい暑い。たちまちのぼせた、道路は全く日影が無いところが続いて、ちょっとヤバかった。ちょうど少し影があるところを歩いていると、胡桃谷の名水というのが出ていた。触ったら、スゴイ冷たくて気持ち良い。空のペットボトルに汲んで頭からかけた。両腕も濡らした。おかげでだいぶ持ち直して、車まで戻ることができた。