06:39
12.1 km
905 m
「ゆーみん」さんの足跡を歩く:二度目の大台ヶ原山(日出ヶ岳)&初めての名古屋岳・三津河落山・大和岳登山
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷 (奈良, 三重)
2023.11.22(水) 日帰り
投稿日時:2023.11.23 22:04 道の駅「吉野路上北山」 にて 今回の山歩きは、いつもと幾分違った意味合いがあった。 わたしが、最近になってフォローしているYAMAPネームの『ゆーみん』さんの活動日記を見ていて、今回二度目の大台ヶ原の歩きに是非とも取り入れたいと思った。 ◆ゆーみんさんの活動日記: 大台ヶ原山(日出ヶ岳)・名古屋岳・三津河落山・大和岳 https://yamap.com/activities/26623369 簡単に言うと、そっくり同じルートを歩くこと。 しかしながら、そのルートの4割程度が、登山道として地図上に明示されてないもので、立ち入り禁止区域内も歩くことになり、もう一つ最大の難関が一つあったことから、わたしとしては凄く躊躇せざるを得なかった。 それでも、最終的には、いちかばちかという思いで、歩いてみることを決意。決意と言うとやや大袈裟だが、そんな意識だった。 その決意に至るまで、かなり時間もかかった。前日まで、結構問題点を調べたところだったが、この日の朝になって、やっと決意したのだった。 ゆーみんさんが歩いたのは、9月9日のことなので、それからほぼふた月半経過しているものの、前日からの好天気からして、気候的にそんなに大きな違いはないと判断。 恐らく、その時の気温とは随分違っていたはずだが、この日は前日より1〜2℃は暖かくて、かなり薄着でも気持ちの良い歩きだった。 青空の広がる凄くいい天気で、ほとんど無風の感じだった。 今回は、前回と違って、真逆のコースで、先ずはシオカラ谷へ向かい、その後降りた分の登りを経て、さらに上って大蛇嵓(グラ)へ。 大蛇嵓で、この日の初めての登山者と出会う。ほんの少し先を越されたのだった。 前回は、人が多くて、怖かったこともあり先端までは行かなかったが、今回は誰もいなくて、しばらく眺めては写真を沢山撮った。 こういうところは好まないし、早く立ち去りたい思いに駆られるので、長居することなく次の行動に。 前回の歩きで、凄く良かったシャクナゲロードに差し掛かり、あの時のことを思い出した。 初めて目にしてシャクナゲの花が綺麗だったことを思い出した。 やがて、かなり長い登りの木道の階段歩きに。 前回は下りの歩きで、とてもいい雰囲気の眺めを楽しみながら歩いたことを思い出した。 今回は真逆なので、時折り振り返ってみる。 その木道の階段の最上部に位置するベンチにザックをおろして、朝食とした。 この日も、特に持って行く食料がなかったので、10日ほど前の白山登山の時と同様に、この日の前日に、チャーハンを作って置いた。 今回のチャーハンには、牡蠣のオイル漬けの缶詰を使ったので、缶詰のオイルを使って、ネギと魚肉ソーセージを炒めてから、ストックしていた発芽玄米ご飯200gを混ぜ合わせて炒めた後、生卵を落として、かき混ぜて、牡蠣を入れて、最後にチャーハンの素を振りかけて、全体を炒めて完成。 完成したチャーハンをタッパーに敷いたラップに移して、ラップに包んで保存。 それを、この日の朝にレンジでかなり加熱して保冷袋に入れて、併せて韃靼そば茶もかなり熱めに加熱して、ペットボトルに入れて一緒にして、さらに防寒用の衣類で包んでからザックに収めた。 今回は、海も望めるベンチに座って、温かい陽射しの下で、なかなかの展望を見ながらの食事になった。 20分ほどの食事を終えて、目的地の一つの日出ヶ岳へ向かう。 日出ヶ岳の展望台に着くと、それまで何人か人がいたようだったが、去って行く姿を遠目に見た。 山頂の表示板の横で、いつものようにスマホをセットして自撮りしていたら、展望台で会話する声が聞こえた。 展望台に上がると、男女二人の登山者がいて、ちょっと会話。 ちょっとだけ会話した後に、その二人も下りて行った。 しばらく、一人で展望台で、眺めて写真を撮った。 それから、展望台を下りて、次の全く未知の歩きに入って行った。 その後は、長い距離地図上には登山道がなくて、人が歩いてところの丈の低い小笹の間の道を歩くことになった。 笹の茂る道でも、明確なところは問題ないが、たまにそうでもないところで、はっきりしないところになると間違いやすい。 そのため、スマホでゆーみんさんのトレースの青い線だけが頼りになる。 時々、その青い線に軌道修正しては、逸脱しないように気をつけながら歩く。 それでも、多少は逸脱してしまったが、なんとか軌道修正が上手く行って、最終的には、名古屋岳、そして、三津河落山を経て大和岳まで登頂出来た。 三津河落山に着く直前に、何人かの登山者の姿が目に入った。 三津河落山に着くと、大きな枯れた樹木に腰掛けながら、昼食を摂っている総勢14人のグループに出会った。 出会ってあいさつした後、近くの女性に話しかけたら、他の人も含めて、いろいろと話を聞くことが出来た。 みなさん高齢者ばかりの登山会だそうで、60代から90歳までいるとのこと。 何人もの人と話をしていたら、一人の方は後4ヶ月で90歳だと言われた。 それでも、凄く元気そうなおばあちゃんだった。 2、3の方から飴やクッキーをもらったりして、親しくしてもらった。 20分ほど、みなさんに混じって、おしゃべりをした後で、大和岳に向かった。 その時の眺めは、ゆーみんさんの活動日記にもあるように、とても良い眺望で、改めて同じ眺望を共有出来たことで喜びを覚えた。 しかしながら、三津河落山で、この登山会のグループでこのエリアの登山に詳しい男性に聞いたのだったが、この先の分岐点からのルートだと凄く時間もかかるので止した方がいいとアドバイスをもらった。 その前に、ゆーみんさんのリポートで、そのルートの途中に崩落箇所があり、とても歩けるような状況ではないという記述がされていたことから、大和岳登頂後は、そのまま同じルートを戻ることに決めていた。 その時の分岐点からの歩きだけが、足跡を歩けなかったことになる。 そのような経緯から、大和岳になんとか無事に着けたので、後は一度歩いた道でもあり、ほとんど心配することは無くなった。 大和岳から三津河落山に戻ると、グループの姿は当然なくて、先を急いでいると、山の名前が定かではない辺りから降っていくグループの人たちに追いつくことが出来た。 しばらく、後ろからついていく形で歩くと、名古屋岳の登りに差し掛かったところで、みなさん休憩となった。 それで、わたしの方は先に進むことにして、みなさんと別れることになった。 名古屋岳山頂までが、また少しルートを外れてしまったが、なんとかスムーズにに上がれて、その後の県道で合流する地点までは、下りでもあり楽な歩きになって、県道に出ることが出来た。 そこで、一安心となって、車道を歩いて無事に大台ヶ原駐車場に戻り着いた。 今回のゆーみんさんの足跡を全て歩くことはできなかったが、そのかなりのところを歩けて良かった。 そして、歩けなかったところの地形的な様子もなんとか察しがつくようにも思えた。 そのようなことから、9月のゆーみんさんの歩いて目にした風景をかなりの場面を目にすることが出来たのだと思う。 振り返って見て、改めて楽しい登山だった。