
大山(北海道日高郡新ひだか町)
1361 m大山(北海道日高郡新ひだか町)に関連する活動日記
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日高大山【日高山脈の空白地帯へ③】1361m・難関峰
幌尻岳・戸蔦別岳・伏美岳(北海道)2026.08.15 (土)2日間日高の深淵に刻まれた、神々にして大名たる一族の『古き絵巻物語り』でございます。 太古より日高山脈の最奥、人知れぬ神域の頂に鎮座し君臨する神将は、絶対の主神・ナメワッカ神(ナメワッカ岳)。 里の喧騒は遥か遠く、幾重もの激流を渡り、激烈なる薮の壁を突破せぬ限り、その神体に触れることすら叶わぬ絶対の領域である。 ナメ神は神威として猛烈なる笹薮と鋭利な岩陵や這松を突きつけ、試練を乗り越えし『選ばれた強者』にのみ、日高全領を見渡す神視を授けていた。 そのナメ神の隣りには、気品と豊かな慈愛を賜える神妃・ユリア妃(エサオマントッタベツ岳)が佇み、厳格すぎるナメ神の威厳を静かに包み込んでいた。 そしてその傍らには、ユリア妃の実妹である気品高き姫君・泉水(いずみ)姫(札内岳)が控え、姉の慈悲深さとは対照的な凛々しき洞察力で東方の監視と護衛を固めていた。泉水姫の周囲は精鋭揃いの『泉水姫親衛隊』によって固められており、東方からの侵入者を鉄壁の陣で固めていた。 そして、ナメ神の背後に構えるは(黒王號/神威岳)神域の暗闇そのものを纏った巨大な漆黒馬、『黒王號(コクオウゴウ)の居城』巨木のごとき足が地を蹴れば、切り立ったポンベツの谷すら一っ跳び踏み越える。修験者が深山で耳にする地鳴りのような山鳴りは、ナメ神を乗せた黒王號が雲海を切り裂いて駆け抜ける鉄蹄の音に他ならない。 だが、絶対の孤高を貫くナメ神にも、たった一つだけ心を許す唯一の拠所が存在した。 ナメ神の実弟----ナメワッカ分岐峰である。 ナメ分岐峰は生まれつき病弱な身でありながら、その頭脳は神々の中で最も冴え渡り、並外れた知性と戦略眼を誇っていた。 ナメ神と分岐峰の居城の間には、誰の目にも触れぬ地下の『秘密通路』が伸びており、ナメ神は夜な夜なこの通路を通って弟のもとを訪れては、密かに心を癒し、天下の知略を授かっていたのである。 この天才軍師・ナメ分岐峰の傍らには、優美なる妻・春別殿(春別岳)が静かに寄り添い、病床の夫を献身的に支えていた。春別殿の穏やかな立ち振る舞いは神域の緊張を和らげ、ナメ神にとっても温かい安らぎの場となっていた。 世は室町から戦国へ。 ナメ神と分岐峰や大老が描き出す策謀は、日高の地を静かに揺るがしていく。 日高の領域を防衛するうえでナメ神が最も重用し自らの命運を託したのは、 『懐刀たる重臣--大山丸(大山)』 であった。 派手な岩峰や最高峰の威容を誇る表の将たちとは異なり、大山丸は深い樹海と鋭い尾根の陰に密かに身を隠す。外部の者がその領域へ足を踏み入れることすら拒む密林の要塞を守護している。滅多に表舞台に姿を現さない、最後の影武者。 表舞台では、長男の幌尻丸(幌尻岳)が最高峰の威容を誇って他国を威圧し、父譲りの堅牢な防壁(千露々沢の急崖)と圧倒的な存在感で威圧し『日高の巨頭』として天下にその名を轟かせる。 その息子である3代目・富国強兵の荒武者カムエク(カムイエクウチカウシ山)は熊すら倒す刃のごとき岩峰で侵入者をことごとく討ち払っていた。一族の誰もが恐れる武闘派の領主である。 この最前線の要所『八ノ沢』には、かつて南方(狂峰ソエマツ岳の尖槍により絶命)との『八ノ沢の戦い』で若くして散ったカムエクの亡き兄者(1823峰)の無念が今も眠る地。 兄の遺志を継いだカムエクの傍らには、敵陣へ真っ先に突き刺さるカムエク軍最強の1番槍(ピラミッド峰)が控え、命を介して南方からの絶対不可侵の鉄壁を築き上げていた。 しかし、大御所ナメ神が真に信頼し、一族の命運に関わる蜜命を託していたのは、誰の目にも触れぬ奥深き裏山に控える大山丸であった。 そして、猛将カムエクの実妹であるのが、美しく気品溢れる『ピラトコミ姫(ピラトコミ山)』である。 一方で、隣国には恐るべき南方全域を支配下に置く大勢力が存在していた。父なる最高峰『1839峰(イッコクロクロウタ)』と母なる魍魎ヤオロマップ岳(名門ヤオロ家)である。 そして、その二人の血を引く至高の駿馬にしてニ代目の当主が、南方を統べる--『コイカク(コイカクシュサツナイ岳)』であった。 ナメ分岐峰が描いた壮大な戦略に基づき、ナメ神はカムエクの実妹・ピラトコミ姫を、隣国の若き当主コイカクと恋仲にさせ、のちに婚姻(政略結婚)を結ばせる。これにより、ナメ神一族と強力な隣国(1839・ヤオロ家)は親戚関係となり、南方の防壁を完全に味方に引き入れることに成功したのだった。 さらに、隣国最強の1839峰の動きを完全に封じ込めるため、ナメ神直属の『最強の忍び』であるシビチャリ山とべニカル山の二将を密かに派遣。1839峰の目と鼻の先に潜伏させ、四時昼夜を問わずその一挙一動を監視する完璧なスパイ網を構築したのである。 一方、そうした東や南での激しい謀略の裏で、西の国境(玄関口)を黙々と死守していたのが、巨塊の重臣・イドンナップ(イドンナップ岳)であった。派手な功績こそ求めぬものの、泥濘(でいねい)と深い笹原で築いた鉄壁の関所をもって、他国の侵入をことごとく遮断。ナメ神や影の重臣・大山丸が奥深くで全軍の指揮に集中できたのは、この不言実行の関守・イドンナップ獄長が西の境界線を完璧に防護していたからに他ならない。 『大山よ、表の謀略と武威は若き者らに任せよ。お主は我が懐刀として、誰の侵入も許さぬこの日高の深淵を護れ』 ナメ神からの絶対の信任を受けた大山丸は、深く濃い樹海と鋭い尾根の陰に密かにその身を潜め、神域の絶対的な不可浸を護り抜いた。 そして、この大山丸すら一目を置く最高位の重臣(大老)としてナメ神の最側近に座すのが、秘境の長老・中ノ峰(赤備えの井伊家)であった。大山丸をも凌ぐ圧倒的な人外の険路と深遠なる笹海に守られた『密林の最高権力者』であり、神域の最終防壁として近衛の総指揮を任されていた。 表では幌尻丸とカムエクが武威を示し、陰では忍び(シビチャリ・ベニカル)が敵を監視し、病床の天才軍師(分岐峰)が知略を張り巡らせ、懐刀(大山丸)が最深部を護る。 何より決定打となったのは、嫡男・コイカクをナメ神一族の血縁「ピラトコミ姫」に取り込まれて南方の補強・退路を断たれた事を悟った1839峰【イッコクロクロウタ】は、ついに戦う術を失い、ついには隣国最強の1839峰をも降伏させ、上洛【服従】させるに至ったのである。 かつて日高の地で肩を並べんと牙を研いでいた武士(もののふ)どもも、いまやナメ神の張り巡らせた絶対的な支配の網の前に平伏するほかかない、東西南北どこも隙のない鉄壁の領域において、絶対的覇者たるナメ神の威光と地位はいかなる者によっても脅かされることのない、 盤石のものとなった。 ============================= 日高山脈・神話と戦国の神々 (盤石なり覇権の系譜) ⚪︎主神・絶対の覇者(ナメ神/ナメワッカ岳): 武力と密謀で天下を統べ、1839峰すら上洛させた絶対君主。大御所。天とも繋がる神将。 ⚪︎実弟・天才軍師(ナメワッカ分岐峰):病弱ながら並外れた知略を誇るナメ神の知恵袋。 ナメ神の唯一の心安らぐ拠所。 ナメ神四天王の一人(ナメワッカ十六神将) ⚪︎分岐峰の妻【春別殿/春別岳):夫を優しく支え、ナメ神にも安らぎを与える気品ある奥方 ⚪︎秘境の最高重臣・赤備えの井伊家大老(中ノ峰):ナメ神の最高側近に座す最高位の長老。大山丸をも凌ぐ人外の険路に護られた、神域の最終防壁。鮮血の如き鎧兜は全具が朱色。 ナメ神四天王の一人(ナメワッカ十六神将) ⚪︎懐刀・影の最高重臣(大山丸/大山):ナメ神が最も信頼を寄せる秘境の守護者。神域の静寂を死守する影の要。もう1人の影武者 ナメ神四天王の一人(ナメワッカ十六神将) ⚪︎神妃・一族の母(ユリア妃/エサオマントッタベツ):ナメ神の隣りに咲く麗しき妃。気品と慈愛で神域を包み込む。一族の源流。ナメ神と一蓮托生。 ⚪︎ユリア妃の実妹・東方の要:泉水姫(札内岳)凛々しき美貌と鋭い洞察力で東方の監視と護衛を担う気品高き姫君。周囲には精鋭揃いの『泉水姫・親衛隊』(十勝幌尻岳・岩内岳)が強固な布陣で護衛している。 ⚪︎神馬・(黒王號/神威岳):ナメ神の乗駆たる漆黒の巨馬。雲海と尾根を駆け抜ける絶対的機動力。 その黒い毛並みは光を一切反射しない暗闇馬。 ユリア妃の後方を護る姉妹の守護馬でもある。 ⚪︎二代目・表の当主(幌尻丸/幌尻岳):王者の風格を持ち、表舞台で日高の威名を示す最高峰。日の本100大名の頂点。 ⚪︎幌尻丸の長兄・伝説の兄者(1823峰):隣国との戦で若くして散ったカムエクの兄者。最前線で果てた悲運の英雄。 ⚪︎三代目・最強の猛将(カムエク):侵入者を羆のような目でことごとく退ける最前線の荒武者。一族最強の若き猛将 ⚪︎一族の処刑人・冷酷なる尖峰(ピラミッド峰):カムエクの実弟。ピラミッド型の鋭峰を槍の如く掲げ、どんな堅固な敵陣であれ真っ先に切り込む『一族最強の槍』。亡き兄者の仇を討つべく、兄が倒れた八の沢の要衛を血に染めさせぬため、圧倒的な岩壁で侵入者を突き討つ。剣豪。兜の前立は銀製の巨大な匙型(さじ)。イッコクロクロウタの参勤交代の行列が通る折にはカムエク領の屋敷に幽閉される。 ⚪︎カムエクの実妹(ピラトコミ姫/ピラトコミ山):ナメ神一族の姫。コイカクと恋仲になり、政略結婚を結ぶ。 ⚪︎隣国のニ代目・南方の当主(コイカク/コイカクシュサツナイ岳):1839峰とヤオロ家の嫡男。まだ幼いコイカクを取り込みピラトコミ姫と結ばれ、両国の絆の要となる。 ⚪︎ナメ神直属・最強の忍び(シビチャリ山とベニカル山):1839峰を完璧に監視・遠ざける極秘スパイ網。 ⚪︎西の関守・堅城(イドンナップ獄長)西の国境を黙々と死守する不言実行の重臣。西からの侵入を遮断する鉄壁の要塞。カムエクのような華々しい戦功こそ語られないものの『イドンナップの関所を破れる者は誰一人いない』と他国から影で恐れられていた。塊峰 ⚪︎隣国最強の父(1839峰/イッコクロクロウタ):強力な力を誇るも、ナメ神の張り巡らせた謀略と政略により屈服し、臣下の礼として2年に一度の『参勤交代(上洛)』を義務付けられている。 出立ちの折は500名余り豪華な綿の着物を纏い、堂々たる大名行列を整えて威風堂々と進発するものの、ナメ神領を護る城壁這松の海と鋭利な岩綾に阻まれ、着物はことごとく引き裂かれ惨憺たる有様に。ナメ神の御前(本陣)へ辿り着く頃には、従者もろとも全員がほうほうの体で、『身に纏うはただのふんどし一丁』という哀れな姿に成り果てしまう。その悲惨な行軍の様は、ナメ神の絶対的権威と、日高の壮絶さを天下に見せつける格好の晒し者(見せしめ)となっている。 ⚪︎狂峰・ソエマツ(ソエマツ岳):1839の影に潜む異形の狂刃。『八ノ沢の戰』で1823峰を卑劣な罠に嵌め殺害し、味方8000人を斬った狂犬。現在は実弟ピリカヌプリと共に姿を消す。 ⚪︎隣国の母(名家・ヤオロ家):1839峰の傍らに立ち、二代目コイカクを生み育てた大塊峰。 戦国の嵐が去った今も、大山丸はナメ神の最も近く、深い樹海と静寂の底にその身を隠している。 誰も来ぬ秘境中の秘境・大山を越え、その静かなる頂に立った者だけが、ナメ神の懐刀として一族の命運を陰で支え抜いた、影の重臣の誇り高き息吹を感じることができるのである。 そして現在まで、この国(ナメワッカ領)は生半可な者を一切寄せ付けぬ壮絶なる断崖と這松の試練、そして恐るべき神々の謀略ゆえに、強者どもが集う『神域の国』と呼ばれ恐れられている。 【降臨の地】【神威と神徳】 ナメワッカ神は語らず、ただ深遠なる山懐にて鎮座する。その神域に挑むは、肉体を磨き上げ、静かなる闘志を燃やす者たちの 『永遠の宿題なり』 ===================== 【巻末秘録:古絵巻写『狂峰・ソエマツ岳異見聞記』】 『後日戦記の前触れ』 ナメ神領に平穏が訪れし陰で、一つの禍根が残りたり。1839峰の影に蠢(うごめ】く最凶の残党にして、異形の尖鋭・ソエマツ(ソエマツ岳)。その冷酷なる猛威は味方すら怯えさせ、日高の地に血の雨を降らせし「狂犬」なり。 ・『八ノ沢の戦い』: かつての合戦において、幌尻丸の長兄・1823峰を甘言と卑劣なる罠に誘い込み、見方の兵百人共々、自慢の尖槍をもって絶命せしむ。 ・1番槍・ピラミッド峰の血の執念: 最愛の兄者を惨殺されたカムエクの実弟・ピラミッド峰は、狂刃への激しい憎悪を胸に刻む。己の尖槍を血に染めてでも兄者の仇を討たんと誓い、今もなおソエマツの首を狙い続けて居り候。 ・味方八千人を斬りし狂犬: 自陣の兵すら意にそぐわぬ者は容赦なく斬り捨て、死山血河を築く。その残虐無道なる振る舞いにより、敵のみならず味方10万の兵からも恐れられたる『正気なき凶刃』なり。 ・暗雲の逃走: 1839峰がナメ神に平伏し全軍敗れるや、実弟たるピリカヌプリを伴い闇に乗じて姿を消す。 ・忍びの密書: 長き静寂ののち、ナメ神直属の双忍(シビチャリとベニカル)の隠匿探索により、驚愕の事実が顕となす。ソエマツ兄弟は海を渡り、本土(信濃国と飛騨国)の絶対的、大勢力・名門『槍ヶ岳・本家』の秘境深くに潜伏し、虎視眈々と逆襲の機会を窺い(うかがい)居るとのことなり。 【巻末注記】 同じく『鋭利なる槍』の山容を持つ者同士、 槍ヶ岳本家に匿われた狂峰ソエマツと、兄者(1823峰)の仇討ちに燃える一番槍ピラミッド峰。 地獄谷『七つ釜の戦い』で宿命の二本槍が交わる時、日高のみならず本土をも巻き込む激震が走ることは必至なり。 日高神々にして大名たる一族の古き絵巻物語:ニ巻「日高戦国伝・外伝」 『狂峰ソエマツ逆襲・ 日高死闘篇』 ====================== 地獄谷『七つ釜の戦い』 一、行軍の暗雲と宿命の二本槍 「八ノ沢の戦い」の凄惨なる過去から時を経て、狂峰ソエマツの潜伏を双忍により報知せしピラミッド峰は、兄者の無念を晴らさんと単身、日高最深部の魔境『地獄谷』へと急行す。一方、本土(信濃・飛騨国)の槍ヶ岳本家を後ろ盾に得たソエマツもまた、日高侵攻の足掛かりとすべく暗闇に乗じて七つ釜の急流へと進軍を初めていた。 かくして、地獄谷・七つ釜にて相まみえし両雄、同じく槍の如き尖鋭を誇る宿命の二本槍が、ついに激突す。幾十にも火花を散らし、互いの意地と尖鋭が交差する壮絶なる一騎打ちの最中、岩かげより不気味ぬ蠢く影あり。ソエマツの実弟・ピリカヌプリなり。正々堂々の勝負を汚し、背後からピラミッド峰の隙を狙って冷酷無比なる毒槍を突き出すという、卑劣極まる横槍を浴びせる。不意を突かれた突貫の刃・ピラミッド峰は体勢を崩し、兜の前立ての銀製匙(さじ)型でかわし、九死の一生を争う絶対絶命の危機に陥る。 ニ、雷鳴の如き電撃参戦 死線を潜り抜けたその瞬間、地獄谷の岩壁を砕く大咆哮が響き渡る。兄の無念を二度と繰り返させぬため、三代目当主・猛将カムエク軍が電撃参戦しなり。圧倒的な武威と剛腕をもって絶対絶命の弟を救い出した。 三、本土(信濃・飛騨)の名門『槍ヶ岳・本家』海を渡り日高上陸。 しかし、この激動は序章に過ぎなかった。ソエマツの手引きにより、本土の絶対的名門・巨大勢力『槍ヶ岳・本家』総大将が大軍を率いて日高の地へ上陸を果たす。日高領内の総力戦を余儀なくされる中、これを迎え撃つべく立ち上がったのが『ナメワッカ四天王』であった。 四、四天王の謀略と漆黒の騎乗が現る 秘境の長老・中ノ峰、絶対の重臣・大山丸、戦略の要・ナメワッカ分岐峰の三将は、深遠なる笹海と急峻なる地形を駆使した神域防衛の策を巡らす。 そして時を同じくして、地獄谷の惨状へ颯爽と駆けつける一騎の影があった。 重厚なる鋼の鎧兜を纏い、巨馬を誇る漆黒の神馬・黒王號に跨って現れし『ナメワッカ四天王・最後の将』その正体は、慈愛の心と壮絶なる覚悟を秘め、自ら刀を執った『神妃ユリア』(エサオマントッタベツ岳)その人であった。 五、衝撃の血縁と宿命の対峙 地獄谷に激震が走る中、日高を飲み込まんと満を持して姿を現した槍ヶ岳本家の総大将。その「白淡・一本角の巨馬に跨った」相形を前に、戦場全体が静まり返る。なんと上陸を果たした総大将は『名門槍ヶ岳・本家』の嫡男にして、甲冑を脱ぎ捨てたユリア様の『実兄』であったのだ。幼少期に離ればなれになっていた、兄妹だったのだ。 血分かつ兄妹が日高と本土の威信を賭け、敵と味方に分かれて相まみえるという悲痛なる宿命。 本土の覇権を狙う兄と、日高の地を守護する妹。血の絆と揺るぎなき信念が「七つ釜』の地獄谷で交差し、天下を揺るがす大血戦が火蓋を切って落とされたのである。 そこには、ソエマツの『偽り』謀略によって暗雲が立ち込めるのであった。 ========================== 「後日戦記の前触れ」 【地獄谷『七つ釜』決戦:神降臨と日高平定の記】 (完結篇) ⬛️第一章:血脈の対峙と露見せし謀略 地獄谷「七つ釜」の戦場には、息を呑むような緊迫感が漂っていた。重厚な甲冑を身に纏い、本土遠征軍の総大将として立ちはだかるのは、かつて日高の地で幼少期を過ごした槍ヶ岳の実兄。対するは、日高の誇りを背負い、漆黒の神馬・黒王號(コクオウゴウ)に跨るナメ神四天王「最後の将・ユリア様」。 両者が互いの刃を交えようとしたその寸前、ユリア様は静かに兜を脱ぎ捨てた。 露わになったその素顔を目にした瞬間、槍ヶ岳総大将の手から長槍が滑り落ちる。瞳に宿る気高かき光、幼な日の面影、それは間違いなく、かつて生き別れた実の妹・ユリアであった。 「....ユリア...生きて...生きておったのか」 「お兄様...」 激動の運命に引き裂かれていた兄妹は、壮絶なな戦場の中央でお互いに駆け寄り、溢れ出る涙を抑えきれずに強く抱き合った。 しかし、感涙の再会も束の間、兄の口から衝撃の真実が明かされる。槍ヶ岳本家が本土より遠征の兵を挙げたのは、ソエマツ兄弟から『日高の民が本土侵略を企て、槍ヶ岳の血統を絶やそうとしている』という報せを受けたからであった。 「...謀られたか。ソエマツめ魔界に落ちたか、我が槍ヶ岳の力を利用し、日高を飲み込もうとしておったとは...!」 ソエマツ兄弟の卑劣極まりない偽りの謀略と邪心が、 ついに白日のもとに晒されたのである。 ⬛️第二章:狂刃の強襲と黒王號の咆哮 「おのれ、騙されし愚か者どもめ!まとめてここで死ねい!」 謀略を暴かれ、追い詰められたソエマツ兄弟は正気を失い暴走。背後の暗がりから、冷酷比なる毒槍をユリアの背中に向けて放った。 激痛を伴う暗器の急襲、その瞬間、兄は一切の躊躇なくユリアを抱き寄せ、自らの身を挺して盾となった。 肉を裂く壮絶な音が響き渡り、兄の背中に深く突き刺さる毒槍。 「二度と...妹を失ってたまるか....」 血を吐きながらもユリアを守り抜き、膝をつく兄、二対一の凶刃に囲まれ、戦場は一転して絶対絶命の窮地へと陥った。 その時である、倒れ込む主とユリア様の危機に、漆黒の神馬・黒王號の目が怒りで真っ赤に染まる。黒王號は天を仰ぎ、地獄谷全体を揺るがす凄まじい勝ちどきの嘶(いなな)き、を上げた! ⬛️第三章:神威降臨と「神の親衛隊」の覚醒 黒王號の咆哮に応えるが如く、七つ釜の清流が天高く巨大な水柱となって立ち昇る。眩しい白光とともに、七つ釜の水煙の中から『ナメワッカ神』が満を持して降臨した。一瞬にして放たれた神威は、ソエマツらが放った毒気と魔界の術をことごとく霧散させる。 『ナメ神領』の真の主の降臨に、ソエマツ勢は恐怖で戦慄。 神々しい姿を目にし、意識が薄れゆく兄の脳裏に、遠い幼少期の記憶が鮮明に蘇る。遠い遠い昔、絶対絶命の淵で自分を救ってくれた命の恩人...それこそが、目の前に立つナメワッカ神その方であった。 神の加護とユリアの治癒によって再び立ち上がった兄は、黒王號に跨るナメワッカ神にひれ伏し、全軍に向けて叫んだ。 『我ら槍ヶ岳全軍、これよりナメワッカ神の御前で忠義の刃を振わん』 兄の号令のもと、本土遠征軍は一転してそのまま「神の親衛隊」へと化し、日高と本土の電撃同盟がここに完成。ソエマツ兄弟の野望は完全に崩壊したのである。 ⬛️第四章:一閃の長刀と『ヌビナイ川』の伝承 追い詰められたソエマツ兄弟が最後のあがきを見せ、ナメワッカ神の手によってまさに征伐されんとしたその一瞬直前。 地獄谷の静寂を切り裂き、疾風の如く『一騎の影』が戦場へ踊り出た! 「...積年の屈辱と領民の無念。今こそ返してもらう」 影の正体は、日高最深部の古豪1839峰のイッコクロクロウタであった。 狂い咲く閃光の如く一閃された長刀の刃が、ソエマツ兄弟の首を一瞬にして切り裂き、虚空へと跳ね飛ばす。 打ち首となった悪徳の二将、その首級は勢いよく七つ釜の濁流へと転がり落ち、地獄谷の清流を赤く染め上げて流されて行った。 長刀を静かに鞘へと収めたイッコクロクロウタは、転がる首級と残されたソエマツ兄弟の亡骸を見つめ、静かに、しかし威厳に満ちた声で兵たちに告げた。 「...ソエマツ兄弟も、一時は我が家臣であった者たち。憎しみは首とともに川へ流した。体だけでも丁重に葬ってやれ」 積年の屈辱を晴らした直後でありながら、亡き敵にすら敬意と慈悲を払うその圧倒的な男気と器量。正気を取り戻したソエマツの兵たちは、その背中に向かって涙を流しながら平伏した。 「ヌビナイ川の伝承」 後世、この惨劇と義挙の舞台となった地獄谷の川は、切り落とされた首が流れた戦場跡として『首無い川』(クビナイ川)と人々に伝承され、長い時の流れとともにいつしか『ヌビナイ川』と呼ばれるようになっていくのである。 ⬛️第五章:解き放たれたし呪縛と隠された真実(双忍の密令と神の知略)と伏線回収 ソエマツ兄弟が討ち取られた瞬間、ソエマツ軍全体を覆っていた不気味な魔界の術が解け、兵士たちを縛りつけていた冷酷な呪縛が一斉に解き放たれた。 正気を取り戻した兵たちは、自らを救い出してくれた絶対の神・ナメワッカ神と、不屈の英傑・1839峰に向かって歓声の声を上げた。 敵味方の垣根を越え、地獄谷全体を揺るがす大喝采が巻き起こる中、ナメ神の傍らに二つの影が舞い降りる。ナメ神:直属の隠密・シビチャリとベニカルの双忍であった。 ナメ神の隠されていた真実を静かに語り始める。 実はナメ神は早くからソエマツ兄弟の渦々しい闇を見抜いており、双忍に対して 『影となりて1839峰を死守せよ』との密令を下していたのだ。 双忍は密かに1839峰の背後に潜み、もしソエマツ兄弟の謀反や牙が1839峰へ向かえば、即座に暗殺・迎撃できるよう昼夜を問わず厳重に護衛と監視を続けていたのである。 さらに、上洛(参勤交代)の行進も、1839峰を守りつつソエマツを欺くため、双忍率いる秘密部隊が仕掛けた偽りの姿だったのである。 またナメ神が1839峰を親戚としたのは、1839峰が治める南方領土をソエマツの野望から守るための、高度な軍略・知略であったのだ。『神の親族』という絶対の盾を与えることで、1839峰の領土をナメ神領の庇護下に置き、ソエマツ兄弟による力づくの強奪や露骨な謀反を封じ込めていたのである。 この庇護があったからこそ、ソエマツ兄弟は1839峰へ直接手を出すことができず、裏での嫌がらせや濡れ衣を着せる陰謀に終始せざるを得なかった。 1839峰がこれまで沈黙を守っていたのは怯懦(きょうだ)からではなく、膨れ上がったソエマツ軍から罪なき領民を守るため、進言すらできず耐え忍んでいたからであった。 『我にイッコクロクロウタへの恨みなど一切ない。民を守るため一人苦痛に耐え続けたその心情、しかと見届けておったぞ。双忍も大義であった』 自分自身が一人で耐えていると思っていたイッコクロクロウタは、ナメ神の深遠なる慈愛と、影で命を掛けて自分を護衛し続けてくれていたシビチャリ・ベニカル双忍の存在を知り、胸を詰まらせて溢れ出る涙とともに深く感謝の頭を垂れる。 また、兄の仇討ちに燃えていた【カムエク・ピラミッド峰】も、イッコクロクロウタの苦痛とナメ神の深い深謀遠慮、そして双忍の忠義を理解し、すっと拳を収めてイッコクロクロウタと固い絆の握手を交わす。こうして日高の強者たちの遺恨は完全になくなり、真の結束が生まれたのであった。 固い絆を結ぶ英傑たちの姿を、ナメ神の側近として「七つ釜決戦」へ同行していた【重臣・大山丸】は、深い感銘とともに静かに見つめていた。かつて戦乱の渦中に身を投じた自らの旅路が、いま最高のかたちで結実したことを確信しながら...。 ⬛️第六章:正統なる返還と永遠の安 ナメワッカ神は、ソエマツの手から取り戻した領土と南方の領土を、本来の正統なる守護者1839峰(イッコクロクロウタ)へと静かに返還することを宣言する。 『この地は誰の物でもない。正統なる守護者・1839峰に領土を返還せん』 長きに渡りる屈辱から救われ、正当な領地を取り戻した1839峰は、溢れ出る涙とともにナメ神へ深く頭を垂れる。 神の無私なる裁定と慈悲に、槍ヶ岳総大将をはじめとする全軍が深く平伏し、日髙と本土を結ぶ『固き同盟』がここに完成した。 陰謀と戦乱の嵐は去り、七つ釜の清流は再び美しく輝き始める。槍ヶ岳本家と日髙の絆、そして英傑たちの誇りは、永遠に語り継がれる新たな伝説。 この一連の壮絶なる決戦と平定の軌跡を、 「古き日高絵巻物語り」として「大山丸」は万感の思いで日高の深淵に深く刻んだ。 『後世、日高最深部の神域に触れた "強者たち"へと語り継ぐのである』 終
- もらった絵文字68写真19枚18:5621.4 km1579 m
正座した後の足は日髙大山峰痺れるww
下川山・オロエナイ・ソロアンナイ・レサッピ(北海道)2026.08.15 (土)2日間#日髙難関峰2座目#電気ウナギ山#ハーネス#ロープ#太もも筋肉崩壊#日髙洗濯#後片付け💀日高大山暑いけど🥵#富良野なまら暑いww💦#お祝いハイボール🍻#今年の難関峰ノルマ達成🙂↕️#後富良野トレイル10㌔に向けて練習💦(笑)
- もらった絵文字109写真29枚12:0623.6 km2346 m
季節別の活動日記
山頂からの景色
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大山(北海道日高郡新ひだか町)周辺の山
山歩(さんぽ)しよう。

山歩(さんぽ)とは、山や身のまわりの自然の中を気持ちよく歩くこと。今すぐ行ける山歩コースや、山歩した気分になれる映像コンテンツを更新中です。




