諏訪山(群馬,長野,埼玉)
2026.06.06 (土)日帰り
西上州の最奥に位置し、神流川の源流にひっそりと佇む諏訪山。
西上州と言えば、奇岩に連なる岩峰スリリングでマニアックなイメージ。高所恐怖症の私には苦手な分野である故、なかなか足が向かなかった。そして諏訪山と言えば長い梯子。梯子もほんとに苦手なので今回はトレーニング山行。
数日前の台風のせいか登山口までの落石がひどく、車を降りて石や大きな枝を退ける、これを何度もひたすら繰り返して登山口に着くまで10分もかからない辺りから30分以上もかかり既にクタクタでやれやれ。
前日も雨で今日も曇り夕方から雨が降りそうな予報のせいか誰もいない。
誰もいないけど熊はいるでしょうから念のため熊スプレーとヘルメットも被って出発。
雨の後で山全体がしっとりとしている。たまに道が分かりにくく間違えては戻るを何度か繰り返す。
ヤツウチグラの手前からいよいよ長い梯子。ビビって目が眩む。あわわ。。でも今日はトレーニングと言い聞かせてそろりそろり、ゆっくりゆっくり一歩づつ登る。やっとの思いで上に着くも、次の梯子が待っていた。梯子を登った先にはロープが現れ、ここから急登。よじ登って行く。ガスっているのでまわりは白く景色は楽しめないけど雨が降らなければそれでヨシと言うことにしておこう。
何とかヤツウチグラに到着、そして登って来たら降りなければならない。ロープを使って岩場を降りるのだが、ここが一番の核心部だった。とにかく降りるのに難儀した。足を置く場所を探すのに下を見るのが怖くて、なかなか降りられず人の何倍もの時間をかけてやっと降りてみると上から見たほどの高さはなかった。そしてここからまた登り返してようやく諏訪山へ。眺望はないが山頂に着くと少し日がさしてきたので、お湯を沸かしてカップ麺、食後にコーヒー飲んでたらまぁまぁ良い時間、さて戻ろう。核心部だったヤツウチグラのロープ、登りは大丈夫、足を置く場所を確認しながら登っていける、下りの様に下を見なくて済むのが助かる。途中から少し晴れて西上州の山並みを一望できた。目の前の大岩峰もなかなかだ。今日はもう何も見えないと思っていただけにサプライズが嬉しい。
下りの梯子は、怖くて梯子にしがみつきたくなるけど、しがみ付いていては降りれないので、トレーニング!とここでも自分に言い聞かせて一歩一歩ひーひーはぁはぁ言いながら時間をかけてゆっくりゆっくり降りて行く。他に人がいなくて良かった。渋滞を起こすところだった。
雨の後で滑りやすいかと警戒していたものの、それほどではなかったが、やっぱり雨の後じゃない方が良い。
トラバース道が多く細くて斜め、足元は緩めなので滑って足を取られないように慌てずマイペースにゆっくりと歩く。
結局、誰にも会わなかった。蜘蛛の巣が多くて何度も手で払ったり見えなくて顔に付いたり、ここ数日間は誰も登ってない様子が伺えた。ひっそりと西上州の静寂を味わえて、梯子のトレーニングと言うミッションも無事に終え、あんなにひーこらしてても終わってしまえば楽しかった思いの方が強く残る。下山後はしおじの湯へ。