07:29
15.1 km
1730 m
霞沢岳 西尾根(冬季限定VR❄️)
霞沢岳 (長野, 岐阜)
2026年03月29日(日) 日帰り
直近、公私共にストレスが溜まっており、思い切り体を動かしたい衝動に駆られる日々が続いていました。 今週末はついに1月に天候不良で流れた冬季の甲斐駒ヶ岳の黒戸尾根に行く予定でしたか、同行予定者のお仕事の都合でキャンセルに…。😭 代替で日曜日に霞沢岳に行こうという話もありましたが、こちらもお仕事の都合で流れてしまい、山行そのものが爆散してしまいました…。😭😭 ただ、精神的に限界に達していた自分としては山に行かない選択肢はなく、おまけにお天気も良さそうで、強い意志で山に行くと決めました。💪 最初に考えたのは西穂高の独標。🤔 ただ、ログを見てるとコンディション的にかなり難易度が下がっており、そんなにスキルが無くても独標より先も行けてしまう様子。西穂はちゃんとスキルを身につけて厳冬期に行きたいと思っていたし、山荘に泊まりたいので別の機会にということで無しに。 焼岳もありましたが混んでいそうだし、最近は緩い山行が多かったのでもう少し負荷が高い山行に行きたかったので無し。🤧 色々探した結果、結局元々行く予定だった霞沢岳にソロで行くことにしました。霞沢岳に決めた理由はそこそこの高低差、難易度も緩すぎずキツすぎず適度、あとは綺麗な穂高連峰の姿を見て浄化されたかったなど。 霞沢岳は二百名山の一つで、穂高連峰から上高地を挟んだところにあります。 地味な山ではありますが、穂高連峰を眺めるにはベスポジの山です。ただ、夏はピストンでしかいけない上に、上高地に一度入らないとならないためあまり行く人はおらず、今回行ってきた冬の西尾根ルートがメジャーになります。この西尾根ルートは冬季限定のVRですが、そこそこメジャーなので情報も豊富で、VR初心者向けとも呼ばれていました。 ただ、VRには変わりはなく、それなりにスキルや体力は必要です。⚠️ (と言っても自分もスキルはまだヒヨッコですが) 🏔️🏔️🏔️ スタートは夏の上高地の拠点になる沢渡から少し先にある「坂巻温泉旅館」から。冬季は上高地そのものが閉鎖になるため、最も近いこちらの温泉旅館の駐車場に車を停めるのが一般的です。 ただ、ド変態(褒め言葉)は沢渡から南尾根からラッセルして上がっていくようです。クソ雑魚ナメクジな自分はもちろん無難に西尾根から。🐌 坂巻温泉の駐車場は冬季(上高地が閉まっている間)は5時から開けてくれます。ただ、宿泊のお客さん含めてトータル20台くらいしか停められず、たまに停められない場合もあるという話も目にしたので、少し早めに4時到着。一番乗りでしたが4:30前には6、7台くらい車が後ろに並んでいました。早く着いて良かった。🙄 4:50過ぎには開けてくれたので予定より少し早めに準備ができました。1台ですが暖かいお手洗いも完備されており、ありがたい限り。🚻 体のコンディションと装備を整えてスタート。 取り付きは大正池の手前にあるため、そこまでは約4kmロードとなります。つまり全肯定の2/3はロードです"笑 斜度のあるコンクリの道を冬靴で歩くのはしんどいのは容易に想像できたので、冬靴を担いでロードはトレランシューズで行きました。 道に行きは全く無く、道中の斜度もそこそこあったので正解でした。 取り付き付近に着くと、自分より先にスタートした人たちが、同じ様にスニーカーから冬靴に履き替えたり、アイゼンをつけたりしていました。 自分もここで冬靴に履き替えて、履いてきた靴はデポしました。 また、当分藪なのでアイゼンは着けませんでしたが、地面はかなり凍っているのでスタートからアイゼンにすれば良かったと少し後悔。😞 取り付きは中々の急斜面でしたが、それ自体は大したことないのですが、笹藪が結構酷いです。 薮払いはしてくれているのですが、それにしても歩きにくい…。入門VRではありますが、この辺りは歩きにくいですね。おまけに払われたり踏まれたりして地面に倒れてる笹の下が凍ってたりするので、滑りやすくもあります。🧊 少し進むと斜度が一気に急になったので、20分ほど歩いたところでアイゼンを装着。 雪があるところは段々のトレースが見えるのでほぼ迷うことはないのですが、箇所によっては雪がなく薄暗い針葉樹であるためトレースが見えにくい所もあります。ただ、基本尾根に合流できる様に進めば良いので問題は無し。 ただ雪というよりは氷になっている箇所が多く、斜度もそこそこあるため、しっかりアイゼンで氷を踏み込みながら歩く必要がありました。 徐々に雪がしっかり出てきて、1900m超えたくらいからはアイゼンがサクサク刺さる様になり歩くのが楽になりました。☺️ ただ、部分部分で急登が現れ、ストックでは少し物足りないと感じる場面もあったのでピッケルにしましたが、この辺りから逆に少し斜度が緩くなるのでストックで良かったかもです。 上りの樹林帯が続き徐々に飽きてきて来ます。 2100m超えたくらいで樹林帯抜けるみたいなのログを目にした記憶があり、それを心の支えにして「あと200m…あと100m…」と頑張って登るも一向に視界は開けず。ペースも上がらずバテバテ…🫠 2200m、2300mと進んでも樹林帯。時折、南西方向が開けた時に見える綺麗な乗鞍岳だけが心の拠り所でした。"笑 2400m辺りで、20m程度ですが急登かつほぼ氷と岩の斜面が現れます。アイゼンの前爪とピックを刺しながら上ります。ステップぽくなっているところもありますが、そんなに深く無いので、ステップを作りながらゆっくり慎重に上ります。結構しっかりとした氷面でアイゼンも刺さりにくく、また氷の下が岩のパターンもあり、これもまた神経を使うポイントでした。 落ちても死ぬ事は無いけど、打ち所悪かったら骨折するくらいの高さなので慎重に進みました。個人的にはここが1番慎重になりました。 そこを越えるとついに樹林帯を抜け視界が一気に開けました!😆 朝のガスが嘘の様な青空の下、焼岳もバッチリ、本命の穂高連峰も目の前にドーンと現れる圧巻の景色。この景色が見たかった。😭 写真を撮りつつ、先がそこそこのナイフリッジになっているので慎重に進みます。行きはまだ雪が締まっていましたが、緩んだらすごく嫌な箇所です。 山頂少し手前に今回のコースの核心部と呼ばれている岩場がありましたが、個人的にはここは大した事ないと思いました。少し怪しめですがお助けロープもあり、ロープがなくても掴める岩がたくさんあります。足元にたまに出てくる氷だけ注意をすれば特に問題は無し。 この先は道幅も比較的広くなり、気にする箇所も少なくなり、登りは続くものの完全にご褒美タイム。 カメラのシャッターを切る手が止まりません。"笑 そのままユルユルと登り山頂に到着!!🙌 風も全然ないし日差しもポカポカ。最高のコンディション!☀️ 道中も絶景でしたが、山頂からはより視界が広がり、穂高連峰以外にも常念の方まで望むこと が出来ました。 うーん、絶景。奥穂とジャンの重厚感と前穂の存在感、西穂のいくつものピークが連なる姿、明神岳の荒々しい稜線、どれも迫力があって圧巻でした。 穂高に登るのもいいけど、やっぱり眺めるのも良い山です。特に上高地側が見ると槍が見えないため、穂高の山々が主役になるから良いですね。 (槍は良くも悪くも存在感があるから、目立っちゃうんですよね。) 恒例のアヒル召喚の儀式ももちろん行いました。🐤 後から来たグループの方々がアヒルで遊んでくれてて嬉しかったです。"笑 普段は山頂で食べ物なんて食べずにサクサク下りてしまうところですが、あまりに名残惜しいので景色を眺めながら持って来たパンを食べたりして、のんびり過ごしました。 ちなみに霞沢岳K2も一応行けるらしいけど、K2直下がダブルアックス必要とか。流石に行きませんでした。"笑 後ろ髪を引かれる思いで、山頂を後にするものの少し歩いては写真を撮ってを繰り返して中々足が進みませんでした。下りは下りで景色がいいんですよね。 ただ、あまり遅くなるのも嫌なのでいそいそと下山。斜度が急なところや、ほぼ氷壁みたいなところはクライムダウンで慎重に下りました。全体的に気温が上がり雪もだいぶ緩んでいて、アイゼンの刺さりが悪く少し慎重に下りました。あとは下に上ってくる人がいることもあったので雪や石を落とさないようにするのも神経を使いました。😮💨 しかし、急なだけあり帰りはサクサク標高を下げられ、最後の笹薮と泥には苦しめられましたが、何とか2時間弱で取り付き部分まで戻ってこれました。 少し時間にも余裕があったので大正池の方に写真を撮りに行き、その後坂巻温泉に戻り、無事帰還できました。 --- スタートは少しガスっていたのでどうなるかと思っていましたが、上についたタイミングは快晴で最高の穂高連峰を見ることができて、本当に良い山行になりました。🏔️ 思い切り身体を動かし、いい景色を見ることができて精神的な疲れも吹き飛びました…!帰りの中央道で再度溜まりましたが。”笑 あと、なんだかんだでちゃんとした雪山にソロで行くのは初めてでしたが、なんとか無事に帰ってこれました。そこそこの標高差ですし、自信にもなりました。 ソロは何かあった際の心配はあるものの、やはり自分のペースで行けるのはいいですね。😀 しかし、もう雪山シーズンも終わりが近づいているのでどこに行くか悩ましいところです。腐った雪を歩くのは嫌ですしね…。 ♨️温泉♨️ 今回の温泉はもちろん坂巻温泉。 秘湯を守る会にも参加している旅館の温泉で、1人600円。 内湯と露天風呂の2種類あり、いずれも単純硫黄温泉で、源泉掛け流し。ほんのり硫黄の香りを感じる湯の花が舞っている温泉らしい温泉です。 内湯と露天は場所が分かれていて、共に浴槽は一つ。男性用の露天風呂は囲いもあまりなく、見られるんじゃと思うくらい外でした。"笑 でも、いいお湯で満足でした。 ♨️♨️♨️ <ルート状況> # 取り付き - 1700m 笹薮。朝方は地面が凍っていて滑りやすい。 ただ、アイゼンを効かせれば問題なく歩ける。 ただ、日中はドロドロになり、細かい根っこが多くアイゼンを履いていると転けそうになるので慎重にある必要がある。 # 1700m - 2100m 急登が続く。 所々急登方凍っている箇所があり確実なアイゼンワークが必要。また雪がないところもある。トレースが分かりにくいところもあるため尾根を歩くことを意識して、道迷いにも注意。 # 2100m - 2400m 2400m手前までは斜度もキツくなく比較的歩きやすい。 ただ、森林限界手前の急登は完全に氷で、アイゼンの前歯とピックを使って登る必要がある。 雪の下に岩がある場合もあるので注意を。 #2400m - 山頂 比較的ナイフリッジの側面を進んでいく。 朝方は締まっているので問題はないが、陽が上がって緩くなるとアイゼンが刺さりにくいため注意が必要。 最後に核心部となる岩場が出てくる。高度感はあるが、掴める岩も多く足場も比較的しっかりしている。ロープも設置されているため、それを使えばより容易に。 <装備> - アイゼン - ピッケル - ストック - シェル(上下未使用) - 手袋 - ゲイター - サングラス - バラクラバ - ゴーグル(未使用) ⚠️ヘルメット⛑️持っていきませんでしたが持っていった方がいいです。急登のため、人が上にいると石や雪の塊が高頻度で降ってきます。 <水・食料> 1.1ℓ(消費0.5ℓ) パン2個(消費1個) キットカット(消費無し) <アクセス> - 駐車場 ・坂巻温泉旅館(sakamaki.yumori.jp/koutuu.htm) ・料金:1000円/day ・入庫可能時間 上高地の冬期閉鎖期間の場合、入出庫時間は朝05:00~夜19:00 上高地の開通期間の場合、入出庫時間は朝06:00~夜19:00 <その他> 上高地周辺にコンビニはありません。 松本から降りた道中のコンビニに寄りましょう。
