残雪の小白森山-2026-03-14
二岐山・大白森山・小白森山
(福島)
2026年03月14日(土)
日帰り
先週、二岐山から見た小白森山に続く稜線に目を奪われた。稜線上に真っすぐに白い道が続いていて、歩いてみたくなるような道だった。実際に行ってみて実感したが、見晴らしのいい雪の稜線で、誰もいなくて自分だけの足跡を付けられるのがいい。
というわけで、金曜日の退社後、先週と全く同じように、アパートには戻らず、同じ中華料理店で夕食を摂り、ほぼ同じ時刻に道の駅羽鳥湖高原に到着。非常に寂しい場所の道の駅での車中泊も2週間連続ともなれば慣れたもの。ビールを飲みながら孤高の人を少し読んで就寝。
先週は朝4時の時点でみぞれが降っていたので二度寝したが、今日は風はあるが星が見えており、30分前にテルモスのお湯を入れておいたアルファ化米で腹ごしらえ。二岐温泉のバスの転回場の駐車場へ移動。早く起きたつもりが、スタートは6時過ぎ。5時半スタートでも良かったかも。
ギアは10本爪軽アイゼン(結局不使用)とアルパインスノーシュー。除雪終点の橋からアルパインスノーシュー装着。稜線までの樹林帯の斜面は、ピンクテープを探しながら。
稜線は、西側(会津側)は広葉樹が生えているが、東側(太平洋側)は急斜面で見晴らしが良く、大きくはないが雪庇が続いている。蟻の戸渡ゾーン以外は、先週目を奪われた見晴らしのいい白い道が続く。蟻の戸渡ゾーンだけは雪が積もりにくいようで、地面が露出しており、周りのものを掴みながらなら、それほど危険はなく、スノーシューを履いたままで通過。
木を避けながら林の中を登るか、雪庇ギリギリは避けながら稜線上の開けた雪面を辿るか、迷いながら登る。稜線上の開けた雪面は、木を避けなくてもいいが、風で雪が溝状にえぐられ、そのアップダウンに手間取る。場所によっては1mくらいの雪壁をアルパインスノーシューのキックステップで越える。
小白森山の山頂が近づくと、シャクナゲが増えてきたせいか、スノーシューでも何度か踏み抜く。20cm位の新雪の下の締まった雪の下に空洞があるようだ。
小白森山到着は10時。大白森山に続く稜線も同じように続いており、大白森山まで往復しても計算上は夕方までには下山できそうだが、小白森山への登り返しや、全く他に誰もいないことなどを考慮し、今日は控えめにここまでとする。代わりに、先日の秋山郷と横手山の前に買って一度も使っていなかった携帯シャベルで穴を掘ってみた。手袋三重・外側ミトンでも使いやすく、足を入れて腰掛けられる穴が掘れた。休憩の前にやれば良かった。
大白森山に続く稜線に後ろ髪を引かれながら下山開始。稜線の左側(会津側)はかなり曇りだが、右側(太平洋側)は天気がいい。ここが日本海側と太平洋側の境だということを実感。先週の二岐山がきれいな三角形に見え、遠くに猪苗代湖の水面も見えた。磐梯山は残念ながら下半分だけ。
急斜面はスノーシューでは下りにくいので、いつも通り何も着けずツボ足で。蟻の戸渡ゾーンだけは、アイゼンもないと少し通過しにくかった。登り4時間弱だったが、下りは休憩を入れても2時間弱と速かった。大白森山に行っても良かったかななどともちょっと頭をよぎったが、まぁいい。
今週こそ、二岐山下山後の定番らしい大丸あすなろ荘の温泉も考えたが、14時半まで(入館が?)。なんだかんだで1時間はちょっともったいない。そうだ、先週は三春町の田部井淳子記念館に行ったが、今日は前から気になっていた白河市の南湖公園に行ってみよう。中国庭園っぽいのかな?道の駅季の里天栄で野菜やお饅頭の類を買い、白河市へ。
埼玉の行田市の真ん中にある池の公園とは違って、町外れ(そもそも行田市とは街の造りも違うが)の大きいため池という感じであったが、やはりそこは歴史のある公園、謂れのある風景や昔からの茶店、おしゃれなカフェなどもあり、なかなか雰囲気のいいところだった。とくに、雪の那須連峰が北は二岐山から小白森山、大白森山、旭岳、那須中心部・南部まで全部(当然、裏那須は隠れて見えない)が南湖の借景となっていて、非常に美しかった。小山まで下道でも3時間かからない。群馬県も面白いが、福島県もいい。もちろん、栃木県も。