赤石・悪沢⛰️鳥倉発着
夏の終わりに。 なんとなく北アルプスに縁が薄いままだったばかりに、いつの頃からかここを歩かずして北へは足を踏み入れられん、と拗らせて枷的宿題としてしまっていた山域へ。 南アルプス北部に名峰数あれど、赤石山脈と称するならやはりボス級は赤石岳、荒川三山でしょう。 そのアクセスの悪さ、余程の猛者以外には日帰りなど受け付けない聳え感もまた拍車をかけているのかも。 そして伊那谷住民としては椹島が無駄に嫌な遠さ、往復時間考えたら三伏峠から行けるじゃないか、しかもTJARのルートと被ることもあるし、と半月前の残り香を辿る楽しさも上乗せして向かった次第。 正直、椹島からのメジャーなブロッコリー型の周回が美味しい楽しいなのは分かってはいながら。 そんなわけで此度は鳥倉からの往復路、小屋2泊。 初日と3日目にそれぞれ、荒川三山稜線への到達と帰還の長歩きに充て、中日は赤石岳と悪沢岳の3000mを繋ぎ辿る贅沢日に。 待ちに待ち、狙いに狙ったおかげで全日が上天気とご機嫌さま。 おかげで昨季の泊まり山行では悉くガス爆風で迎えた試練の朝も、まるで呪いを解くかのような極上の曙光に包まれて感涙ひとしお。 いやあ、山上で迎える朝、ってのはこれだから堪りませんな、とようやく言えて嬉し。 そして小赤石を従えての赤石岳、前岳中岳悪沢岳の荒川三山、ともに量感の威容に圧倒されるのが心地良いほどで、間近で眺めてるだけで充たされました。 ソロで初めての3日山行だったため脚筋体力の回復案配が懸念だったものの、抜かり無いアミノ系サプリ摂取で疲れを引きずることなく距離を歩ききれた経験は大きな収穫。 ただ高揚感に浮き足立ったか、メインとサブ、2つのヘッドランプを連日で紛失するという失態をしでかしたことは猛省せねば。 同じこの佳き山日和に、幾人か度々出逢うごとに心地良いやり取りをさせていただき感謝。 とりわけ中岳避難小屋泊の折、ほぼねじ込むように同宿(工事関係者7・登山者1)させて頂いた小屋のメンテナンス工事に携わる職人方々には、貴重で笑える業界裏表話に酒肴までご相伴に預かり思いもかけず愉悦なひと時、ありがとうございました。 まだ登り残しの頂はあれどひとまずこれで南アルプス界隈に後ろ髪引かれることなく、登りそびれの北アルプスにようやく目を向けられる心持ち。 未踏未知の峰々ばかり、どこから攻めるかと企むだけでほくそ笑みが。 南アと中アで育てた脚頼り、待ってろよ〜北ア。







