11:17
21.3 km
1677 m
ぎふ百山攻略 奥三界岳
奥三界岳・夕森山 (岐阜, 長野)
2022年04月09日(土) 日帰り
秘密の登山倶楽部21年度雪山プログラムの第8弾。 テーマは 〜YAMAP未踏を踏む〜 とし、YAMAPでは未だ登頂者なしで登頂記録の少ない夕森山を併せて岐阜県境を繋ぐ! 阿寺山地は深い笹藪に包まれ激烈な藪漕ぎを強いられる岐阜県境の難所の一つ。 その阿寺山地の岐阜長野県境の登山道のある奥三界岳は日本三百名山の一角。 奥三界岳は登山道が切り開かれているので問題ないがその前後の岐阜県境は通常では歩けないので残雪を繋いで夕森天然公園までを歩く。 林道ゲートから綺麗に整備された林道を名所の滝を見ながらの観光ハイク。 「奥三界岳」「天然公園」の案内看板で奥三界岳へ進路を変える。 帰りはこの天然公園から下山しこの分岐へ合流する計画である。 一度谷へ下りて吊り橋を渡り尾根へ取り付く。 急な尾根にジグザグに切られた登山道を登れば早くも汗が噴き出す。 林道へ出てしばらくは林道歩き。 高度を上げると残雪が時々見られなんとか雪があることを期待する。 右手には県境稜線から吊尾根の様に伸びた夕森山が聳えているが雪もなく激藪を想像させた。 正面には阿寺山地の象徴である笹原に桧がポツポツ生えるその姿は遠目では美しい。 「奥三界山」と書かれた看板で登山道へ。 一か所崩壊地があるが上部へ巻き道とロープもあり緊張する場面ではない。 沢に出るとゴーロ状の沢を登っていく。 雪解け水が豊富な時期なので水量もあり水を飲みながら沢を詰めていくと水の流れはなくなり源頭に到達。 振り返れば恵那山や南木曽岳が見えている。 県境線に到達すると桧林に包まれ残雪が繋がっており県境歩きは成功を確信させた。 残雪で夏道がないがピンクテープを繋いで緩い雪にズボズボハマりながら高度を上げると展望台の建つ奥三界岳へ到着する。 展望台に登れば御嶽山の西側半分(笑)と井出ノ小路山、北夕森山、阿寺山地最高峰の小秀山が聳えていた。 軽い食料補給と休憩をはさみ県境歩きの開始。 奥三界岳登山道の県境線に再度戻り登山道から離れ雪を繋ぎながら高度を下げていく。 桧の森を出ると一気に残雪が無くなり一面の笹原になりササッセル開始! 下りでのササッセルは想定済み。尾根芯を外さないように激烈な笹藪を下ると残雪が出る。 残雪が現れると上り坂の合図だ。 振り返ると激烈な笹がこちらへ刃向かっており、もう戻る気にならない。 なんとか残雪を繋ぎながら高度を上げていき夕森山へのJCTピークへ到着。 ザックをデポし空荷で夕森山へピークハント。 激烈な下りの笹は楽だがデポ地へ戻る必要があるので「これはやべーな」と危惧する。 偽ピークを2回やり過ごし3回目のピークが夕森山山頂だ。 途中のピーク近辺から木の柱にワイヤーが繋がっており土地境界仕切りだと思っていたが 昭和50年頃にカモシカから桧を守る為の物だという。(地元民による情報を頂きました。) 夕森山直下では東側に檜林が植生してあり雪が残っていたので藪漕ぎは少なく登頂できた。 山頂では驚くことにオレンジテープの他に文字がギリギリ読める山頂看板があり 来客が年に数人訪れる様だった。 看板がないと思っていたので【ともゆき謹製】夕森山看板を設置し夕森山を後にした。 激烈な笹藪を鹿になったつもりで登りデポ地へ戻り昼食とした。 夕森山往復に約60分を要する。 夕森山JCTから尾根は細めで雪は落ちておりササッセルを続ける。 斜度のない平坦地では笹はまっすぐ上に伸びているのでササッセルは楽と言えよう。 じわりと下りP1472手前の鞍部へ。 何とかP1472への登りは所々雪があり残雪を拾いながら切れている場所は笹を漕ぎながらP1472へ。 1574三角点への登りは果てしなく長く先が見えない登りの連続だ。 少ない残雪を拾いながらも既に藪が目覚めた場所も多く登りのササッセルを強いられる。 牛歩になり一歩一歩が遅く疲れもピークに達する。 標高が1550m越えると残雪が増えてくるので長野県側をトラバースしながら、なだらかで細長い山頂へ出ると1574三角点のピークだ。 ここはどこがピークなのかGPSがないと分からないくらいのピーク。 三角点の場所は赤布がぶら下がっていたが積雪30㎝程度あり掘る道具も無いことから三角点探しはすっぱり諦めて天然公園へ最後の1㎞へスパートをかける。 三角点直下では大きな岩の上に桧が根を伸ばして力強く生えている名所だ。 最後の標高点である1556mにマーキングし天然公園の登山道まで残り200m。 これが長かった。 森はなくなり一面の笹原で尾根芯が無い為県境が分からず、足元が倒木だらけ。 倒木を迂回して丸太渡をしたり躓いたりしていると境界から段々離れてしまったが戻るだけの気力はなかった。 桧の森へ入り辺り一面薄い残雪に包まれると天然公園の一般ルートに合流。 今回の岐阜県境歩きは無事完遂した。 駐車地である夕森公園へ下山開始。 残雪で夏道が無く迷いながらであったが1名のトレースがあった為、大助かり。 苔むした自然林をゆっくり高度を下げていく。 この道のレポは少ないがしっかりとした登山道で田立の滝の天然公園へ安心して行けるが田立の滝まで下りると車の回収に難渋するので計画は慎重に。 朝、奥三界岳の分岐地点を通過し駐車地である林道ゲートに到着し無事下山とした。 わらびーず(危険な思想を抱く非営利組織)として岐阜県境を少し歩きました。 該当区間❝奥三界岳~夕森天然公園❞ ぎふ百山 奥三界岳 88/124 日本三百名山 奥三界岳 17/100
