10:38
59.6 km
3219 m
世界ジオパークトレイルラン
蘇武岳 (兵庫)
2025年08月17日(日) 日帰り
ウィリアム•フォークナー氏の名作『八月の光』に敬意•レスペクトを示して八月は光岳にでも何年かぶりに登らうかしらん?なぞと遠く思いを馳せていた頃はいつの日や、すっかりめんどくさいからやめとこうぜムードに包まれた八月。なんとなく久方ぶりに代打の切り札監督の三連覇を経てピンキー氏以降もなお絶好調の中日ドラゴンズ様のデーゲームでも見ながら、焼きそば、生ビール、ポテトフライ、そしてまた生ビールなんぞをちびくらちびくら嗜もうかしらん?なんて思っていたところへ、我が心のアクトレップ様からヤッピーな通知『来たる8月17日っちゅういわゆる一つのお盆休みの最終日である可能性が高い日曜日(きっと酷暑)に兵庫県のとある山中でピャコーンとトレイル•ランニング大会でも催したりますけんマーヒーなパリピらのご参加、お待ち申し上げ候』なんてものが到来。 なぬ?参加費12,800円なんて、バンテリン•ドーム(旧称ナゴヤ•ドーム)のS席で生ビール、おつまみ等々嗜むのと同じですやん、たったそれだけのジャパニーズ•マネーで各エイドで飲み放題•食べ放題だと思えばトゥー•マッチ、60キロ走るっていうおまけもついてくるならイナフ•フォー•ミーということで、『第14回世界ジオパークトレイルラン』に滑り込みでエントリー。 そういえばどこでやんねんかい?とアルファベット社謹製Googleにて検索•チェキン•ナウトしたところ兵庫県(推計人口5,311,391人)の神鍋高原といふおところ。日高神鍋観光協会様の公式ウェブサイトによると『大自然に囲まれたリゾート地』であり、『合宿&自然体験は、豊富な施設•街ではできない自然あそびなど、プラスαの楽しみを味わえる』などと囃し立てる文句が立ち並び、一夏の思い出作りにぴったり、忘れられないハート•アンド•ソウルなんて涙の果実が熟れ熟れなレイト•サマーに期待値も高まり、すぐさまGoogle検索窓に『じゃらん』と打刻、前泊すべく日付を指定の上、神鍋高原と入力しエンターキーを連打、まさに「ゲームセンターあらし」のようなスピードで、スーパーリゾート『Hotelだるま』を予約。ついでに最近調子の悪いGarmin社製スマート•ウォッチ『venu』を叩き割った上、Amazon社のインターネット•ショッピング•サイトにて『venu3(ブラック/スレート)』を購入、その足で近隣のトレイル•ランニング•グッズ扱い店にてホカ•オネオネ社製トレイル•ランニング•シューズ『スピード•ゴート5(27.5cm)』をお買い求めの上で長年使ってきたゆえソール減り減りウルトラ•ソールな『チャレンジャーATR5(ホ社製)』を投げ捨てる。 んでんでどーやってそのスーパー•リゾートまで行くのん?なんてワンダーな気分になったためLINEヤフー株式会社様ご提供の『Yahoo! カーナビ』にて経路検索したれば即ち300Km以上のクール•トリッピン。仲間たちとの楽しい一人旅に水を差してはならないと思い立ち、エンジン•オイル交換(オイル•フィルターも同時に)を近隣のカー•ショップ様にご依頼したところ整備作業者と思しき人物が「バッテリーも弱っとるがね」などと鋭いご指摘で不安を煽る。そういえば某ウェブサイトでも『真夏のお盆渋滞はバッテリーにとっても過酷!? 夏場のバッテリー上がりに注意!』などと大見出しを立て、さらには『お盆の時期はクルマで出かける人が増えるため、JAFへの救援要請も増加します。そのなかでも最も多い出動理由は「バッテリー上がり」で、2024年のお盆時期は27,483件』などとJAF福岡支部ロードサービス隊の談話として啓蒙を呼びかけていたのがリマインド、まさにお盆の時期、JAF様にこれ以上のご負担をおかけしたり、あるいは高速道路上でトラブルを引き起こし混雑をエスカレートさする事態になろうものなら国民としての恥。ということでピャッとバッテリーもやっといてよ、ピャッと、なぬ?36,000円?安心•安全のためなら安いもんでっしゃろ、2、3個包んどいてや。なんでやってたら、気がつけば旧ナゴヤドームで生ビール200杯飲んだくらいの散財、いや実際に試合観戦してたら300杯は飲んでわっしょいでっしゃろかいなやから、まぁ大した話ではない。 そんな感じで安心•安全•準備万端でゴー•ウェスト(ペット•ショップ•ボーイズ版ではなくオリジナルのヴィレッジ•ピープル版でお願いします)。お盆晦日の真っ昼間は名神はガラガラなので自動運転レベル5にセットしてピャレッと走破。 なんちゃらというインターを降りてチョーレイと走ればすぐに『Hotelだるま』が眼前に。チェキン後、マーヒーの極みのため前祝いを兼ねてそこいらをランしてみることに。夕暮れのカフェテラスでなく川っぺりは徳永英明氏が歌い上げているかのようにグレート•ジャーニーで熊出没注意。だるまに戻ったのちに、近隣居酒屋に行けばまぁこれは旨し手料理と酒。こげなところで福島の酒が飲めるとも思っておらずでしたが、兵庫県の酒が一つもないあたり反抗期真っ只中な女将さんのロック•アンド•ロール精神に敬礼。隣に居合わせた料亭の大将と盃を酌み交わし、翌日のランがか徐々にめんどくさいと感じ始めている自分に気付きつつ、このままもう一合冷でちょうだいななどと言おうとしている自分を押さえ込む自分に向けてええやん2合くらいいつものことでっしゃろ?と耳元で囁く自分を黙らせようとする自分がぶつかり合い、まぁまぁ喧嘩はやめなさいよ楽しく飲もうよなどと間を取り持つ自分に向かって、そういう馴れ合いが一番組織をダメにするんだからぶつかる時は大いにぶつかれよなんて説教を垂れる自分を、終わったらノーサイドなと暖かく見守る自分、ぜんぶ自分だよ、みつを。 ということで、日本酒をドボウと飲み干し勘定。釣りはいらねぇ、なんてことはないですからお釣りはちゃんとくださいね、と丁重にお支払い申し上げて我起立唯我一人だるまへ、入眠。 ぎゃぼん!寝過ごしたワイ!という想定通りの翌朝、シャダーーンと車を走らせエントリー締切5分前に受付完了。1分前だったら大きくなった悟空を待たせてる天津飯みたいでカッコよかったのにな、などと後悔しつつカーに戻って身支度、迷っておにぎりを3つもザックにつめた、kaは。などとオルバン•パムク氏の『雪』は傑作だったななどとぼんやりしていたらなにやら広場のほうがわいわい。ありゃま、開会式始まってら、アクトレップ様の開会の辞など金言を聞き逃してしまった後悔と生理現象の狭間で揺れ動く私のロンリー•ハートは美徳のよろめきに揺られ一路トイレッツへ。所用(詳細割愛)を済ませて広場に戻るとスタート1分前ですコール、なんてパンクチュアル。 ヨーイ、ドン、でスラララと行けば第1エイド、麦茶美味しゅうございました。ハギョーーンとかければ蘇武岳越えて第2エイド、きゅうり爽やかなりにけり。ヘラヘラパッパッと足を動かせば妙見山を乗り越えて第3エイド、梅干し食べるんじゃなかったですたい。そっから激登りのロード、ヘイ!タクシーと叫んでみたものの流しのタクシーが一台もいないのはなぜ?と思いきや路上に立つナイス•ガイに遭遇。「まぁ水でも飲んできなっせ」ってなおすすめに乗じて嗜んだところ、うみゃし!へぇ、あと水割りにしてちょ、と頼んだもののそこまではご用意ない様子で「ほならこっから山に入ってちょ。あと3キロで次のエイドね」と通達。言われるままに導かれた先はデジャヴューな景色、夢に見た景色、けれどなにか違ふ、、、ピンポーン!「コーラがない!!」「正解!」とウルトラ•クイズを回答したればそこはすなわち先ほど通過した第2エイド。なんや、ぐるっとまわってきただけかいな、ほんなら魂とか札束とか重たいもんここにデポしとけばよかったがな。などと不平不満を喚き散らしつつヌルポッと走る、その道は長々と下りのロード、なんやまたロードやんけ、トレイルやないやんけ、などと悶々としたながらモンタ•アンド•ブラザーズおよび、みのもんた、またはもんた界隈などとワインレッドの心を弄んでいるうちに真正第4エイド。アイ•フィール•コークな心持ちを癒さんばかりにエイドの係員の叔父様がマイ•カップに注いでくださるサービス付き。こんなことならシャンパン•グラスでも持ってこればよかったわんと悔恨の念に苛まれ来た道をグラスをとりに引き返そうかと思いかけたところに「こん次のエイドはほんの5キロやさかい頑張ってな」とコーク•ガイからのあたたかいお言葉。お気持ちのお言葉とあらば賜るべし、と先に進む俺ら好調!と田渕ひさ子のギターに押されそうな気分で進む渋谷ロック•トランスフォームド状態。と思いきやまたロードやん。トレイル•ランじゃなくてロード•ランナー(ファミコン版)じゃないですかねなんて当惑の心境にダイブ•イン•ミーとカート•コベインさん(ロッキン•オン誌の表記基準に準拠)が叫び出しそうな寸前で第5エイド到着。こちらにもスカッとさわやかコカ電車コーラ様がございましたのでガヴ飲み(現在クライマックスに差し掛かっている仮面ライダーガヴとは関係ございません)。ゴッきゅんゴッきゅんと飲みくだしていますると「次のエイド、制限時間ないじゃないと失格ね、さいなら」などとエイドご担当叔父様のあたたかいお言葉。「なぬ?聞いてないぞなもし、にゃんぱらり」なぞとキャット空中3回転をしかけたところでそーいえお通じに苛まれて開会式は厠にてリモート参加したんやっけことさ思い出したけん、おら、走るわ。という気分に応えるかのような6kmほどのダウンワード、フィーリン•ネガティブなポール•ドレイパーさん気分、まさに「知らんな」と一喝して第6エイド、間に合えばええんでしょ、間に合えば。山中の下り坂をニョッスニョッスと駆け降りたらブワッとプティ集落に飛び出てSTOP!ひばりくん、ここからはウォーキング•エリアてくてくで再びラン、リン、ラン。道すがらの民家の窓から「頑張れ〜」なんてコーリングをくださるガールズありのため、その場にて最敬礼し返礼の言霊を絞り出しララリランと踊りゆけば第6エイド着。神鍋山登山口という絶好のロケーションに構えてらっしゃるペンション何某様の軒先にてアクトレップ様がご準備されたしラスト•エイド•ステーション、麦茶、水、スポーツ•ドリンクいやはやどれにしまっしゃろかいななんてまさにラスト•ミステリー世界ふしぎ発見!ほいで神鍋山をぐるりんぱとソフト•クリームをひり出すように登りそして下れば間もなく帰着点、ゴール、フィニッシング•ゾーン、終着点、グランド•フィナーレ(阿部和重著)。通さんぞとばかりに規制線のようなテープで行く手を阻む二人組がいたが怯まず突破するとどうやらそこが夢路の終わりのご様子。なんだ、さっきのん、ゴール•テープかいな、事件現場の規制テープかと思って警察手帳見せんくてよかった。こんなところで警視庁特殊車両2課(通称レイバー隊)所属なんて身バレしたないもんな。 さてゴールしますればすぐさま、まさに瞬時にアクトレップ様が誇るハイパー•アルティメット•リアルタイム•デジタル•ランキング•アンド•タイム•メジャリング•アーキテクチャー(略称:Hard RATMA ハード•ラトマ)によってその場でビャボッと『完走証明書』なるものが発行されるのである。(後日、公証役場に持ち込んで公的書類に昇華させるべきではあるが。)このようにデジタル•トランスフォーメーション(今ゆる一つのDX、さらに偉大な言葉で現すことが許されるならば、いや、この場合は積極的にそうすべきであろう、まさにIT革命、森首相に言わせればイット革命)が完了したスケールの大きな大会運営こそ僕らの味方アクトレップ様の真骨頂なのである!それでそのなんちゃらほい証明書をば受領しまして(受領印不要)つと腕時計に目をやりましたところ我がスマート•ウォッチが指し示したる走行距離数は59.6km也。はにゃ?60kmのレースやなかったんけ?どっかで時空の歪みがあったんけ?そーでなきゃ購入したばかりのガーミン社製高級GPS機能付腕時計venu3(商品番号 010-02784-41 定価60,800円)の計測距離数が誤っているって、クレームやん、返品やん、カスタマー•ハラスメントまでエスカレートしそうやん、あかんあかんそんなん、もっぺん走って計測しなおすわライトナウ。なんて血圧が上がり始めた矢先、はにゃ?すいか?見ればゴールしたるランナーを癒やさんとすべく設置されたブースにスイカの山、安楽やん、まぁ食うわ、ああん、美味いやん、まぁええわ、ゴールっちゅーことで。 ほなら、ゴール看板の前でビャャャャャンと翔ぶ、我。ジャッキー•チェンの映画やったら、「やったぁ!」で終わり。
