北岳・間ノ岳・農鳥岳(山梨,長野)
2026.06.10 (水)日帰り
南アルプス深南部 藪山賛歌にはこの尾根の説明についてこう書かれている。
藪山を愛して止まぬ登山者がこの尾根を無視することは許されぬ。
(中略)
獣道が錯綜する砂礫と雑草の斜面を上がると再びハイマツ帯に出た。
ハイマツは荒波のように密生、何処をどう登るか検討すら出来ない。
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登山歴7年目。初の南アルプスバリエーションルートに挑む。噂に違わぬとてつもない藪でした。
背丈より高いハイマツは自身の身体を雁字搦めに。
戻るにも足が引っかかる。トラバースも出来ない。
どう足掻いても全く進路を見出だせず途方に暮れる絶望感。
求められるのは
・基本中の基本。藪漕ぎでのザックの外付けはNG。
・針の先に糸を通すような僅かな隙を突くルートファインディング。
・何があろうと慌てない冷静沈着な心構え。
・折れないタフネスな精神。
・常に楽しむ心。
根底にあるのは"必ず生きて帰る"
そして、とある山に掲げられる格言
"耳目は欺かない。判断が欺くのだ" という精神。
南アルプス屈指の背丈を越すハイマツの藪漕ぎ。バリエーションルートの真骨頂を身に味わい尽くしました。
登山中はガスに包まれる事もありながら、
休憩中にタイミングよく晴れる事も。
道中は間ノ岳の弘法尾根、北岳は池山吊尾根、互いに長大な尾根を目前に拝み
農鳥岳からの下山中に白峰南嶺が晴れ、更に大門沢下降点から下る際は富士山を拝めました。
稜線歩きは夢見心地のようでした。
正真正銘、今までの日帰り登山で最も過酷でした。
それにしても白峰南嶺いいな〜。縦走したい。
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