00:48
1.5 km
129 m
【翠雨のさき、光の階】矢筈山・矢筈山南峰・女体山 (長尾)
矢筈山・女体山 (香川)
2026年04月20日(月) 日帰り
大窪寺から登り始めようとしたが、空は気まぐれで、ほどなくして雨に追い立てられた。無理を通すほどのことでもないと、一旦は退く。 ところがしばらくすると、空は急に機嫌を直し、これはまだ望みがあるのではないかと、半ば試すような気持ちで車を進めてみた。気づけば頂に近いところまで来ており、こうなると登山というより、半ば訪問のような心持ちである。 それでも景色の前に立てば、そんな経緯はどうでもよくなる。幾重にも重なる山並みの向こうに街が広がり、そのさらに奥で海が静かに光っている。雲の合間から差した光に、新緑がきらりと応え、景色は一段と鮮やかさを帯びていた。 本来ならば汗を流して辿り着くべき場所であろうが、今日は少しばかり手を抜いた。それでもこの景色である。どうやらこの山は、努力の量よりも、気まぐれを好む性分らしい。
