砂子山・赤岳
青笹山
(静岡, 山梨)
2022.12.11(日)
日帰り
甲信国境と甲相国境と繋いできたので次は甲駿国境です。甲駿国境はほぼ繋がっているからちょっとだけ残ったマイナーピークを拾って歩く感じです。そんな中の砂子山を今回は踏んできました。
朝一で野暮用を済ませてからの入りでかなり遅いスタートです。まぁ、東海自然歩道でピストンだからスピード上げられると踏んで計画してます。とは言え、砂子山から赤岳は急登と急降下なので、健脚向けルートですね。徳間峠からの高ドッキョウの不明瞭版って感じです。スタートは奥山温泉入り口の路肩から。今日は奥山温泉は営業日で駐車場は温泉客でもう賑わってました。
しばらく東海自然歩道とされる林道歩きですが、途中に細島峠方向への登山口があります。これがまたタフなルートで安倍奥稜線に続いてます。林道終点から堰堤を高巻きする迂回路から登山道です。こちらは結構荒れてます。年々、来るたびに木の橋が朽ちていく様子を見て、次に整備の手が入るのはいつだろうと。静岡県側は林道に並行して登山道がありますが、あちらの方が歩かれていて道も綺麗です。
田代峠には相変わらず青笹山方向は通行止めの張り紙があります。積雪期に青笹山から下山で使用した時は崩壊地の処理は当時まだ紙の地図持参で苦労しましたけど、GPS使用するようになってからは一発で抜けられて文明の利器に感謝した覚えがあります。でも入山は自己責任でってなります。
今回は東側の砂子山方向に向かいますが、こちらはいくつかの尾根分かれに注意が必要です。残置ロープがあるので迷い難いですが、土質が最悪で急傾斜なのに踏ん張りが効かないのも辛いところです。岩場も多数で、丸くなった礫を大量に含む礫岩で掴むとポロッと外れたりします。自分はこれでミスって滑落した事もあります。砂子山山頂そのものはイワカガミはたくさんですが、樹林の中の山頂です。
赤岳方向に下ると電源開発の鉄塔が二本並行してます。ここからの眺望は、特に富士山方向がとても良くてこの山域の白眉。うつろぎ山からの富士山ともまた違った雰囲気です。今回はこの鉄塔下でのんびりとカロリー補給をして赤岳まで登り返して赤線繋ぎのコンプしてます。この赤岳は徳間峠から登るのとはずいぶん様相が違って、ザレた箇所の急登をピンテを頼りに必死こいて登り切る感じ。赤岳山頂はササ藪の中で眺望は全くなしです。
帰路に1205.2の三角点経由してバリエーション下りも考えたのですが、藪漕ぎしてザレの急登を登り返すと日没かと考え、今回は素直に東海自然歩道をピストンしました。バリエーションの方は1109点から下降して沢に下るのをヒノキ植林を目印にするのと渡渉点にも注意が必要です。こちらは上級者向けですね。ちなみに下山時にも奥山温泉はまだ結構な賑わいで、沢沿いのキャンプ場も数張りテントがあって、以外と知る人ぞ知るって場所でもコロナ禍以前の賑わいを取り戻しつつあるんだなぁと感じました。
ここのところ、県境歩きで赤線繋ぎできちゃいましたけど、富士山の大沢崩れとか絶対行きたくない場所もあるからコンプするまではやりません(笑)