07:24
12.8 km
1385 m
立谷沢火打岳・虚空蔵岳
虚空蔵岳 (山形)
2025.02.15(土) 日帰り
「山形県の最上地域と庄内地域の境界を形成する山々の一部として、肘折温泉から立谷沢にいたる踏跡のない稜線がある」 昭和六三年四月、坂本俊亮さんと荒川秀一さんは、肘折の登山家である高山松太郎さんの案内のもと、日帰りでこの稜線を踏破しました。 いつか歩いてみたい。 しかし非常に厳しい山域で、にわかにはできないことはよく分かっていますので、じっくりと自分の足で調べることにしました。 2/1は立谷沢から、2/11は肘折から、それぞれ下見登山をしました。三回目のこの日は再び立谷沢から火打岳まで行ってみることにしました。 ヒドゥンクラックや両雪庇、クラストした急斜面など、とても厳しく気の抜けないコースでしたが、その分感動も大きい山行になりました。 迫力満点の月山北東面。 稜線の落差350mにも及ぶ崩落崖。 火打岳山頂から見えた肘折までの縦走路。 そして、虚空蔵岳山頂から見た奇跡的なあの景色には、鳥肌が立ちました。 下山時には、クマタカの食痕も見ることができました。この山域がとても豊かな自然に囲まれている証ですね。 (注) 最後の二枚にクマタカの食痕を載せています。この山域の自然の豊かさと厳しさを知ってほしいのであえて載せていますが、血やグロテスクな映像が苦手な方は見ないようにしてください。 (参考文献) 『山形百山』 坂本俊亮著 『静かなる山 山形県北を中心とした七十三題』 坂本俊亮著