2025.12.06〜07 “ 深奥の仙境 ” 大無間山 他9座
大無間山
(静岡)
2025年12月06日(土)〜07日(日)
2日間
南アルプス北部の山々とは一線を画す“深南部”。
大井川や天竜川の支流水系に沿って静かに広がる山々は、展望こそ控えめで入山者も多くはない。しかし、その寡黙さ故に手つかずの自然が深く息づき、古い記憶のまま残されているように感じられる。
自分にとっては、まるで外界からひっそり隔てられた“深奥の仙境”と呼びたくなる場所だ。
そんな魅力的な峰々が連なる深南部の中で、今回は二百名山の中でも比較的厳しい山とされる大無間山を訪れることにした。
深南部の山行歴が浅い自分にとっては、すべてが未知で、地図を眺めるたびに地形の奥深さに飲み込まれそうになる。しかし、その分、計画を立てる段階から探求心が仄灯りのように灯り、次第に明るさを増していくようで、胸の奥が高鳴ってきた。
◾️行程
[DAY1]
白樺荘駐車場(05:01)-入山口(05:27)-尾根乗上げ地点(07:12)-外山沢ノ頭(08:53)-小無間山(10:50)-唐松谷ノ頭(11:07) -中無間山(11:50) -大無間山(13:23) -三隅峰(14:20) -三方嶺(14:45)
[DAY2]
三方嶺(05:41)-小根沢山(06:33)-P1,922(07:50)-大根沢山(09:16)-田代沢ノ山(10:44) -P1,737(12:31) -P1,398(13:37) -林道下降点(14:21) -白樺荘駐車場(15:10)
❇︎休憩時間含
◾️ルート概要/感想
[DAY1]
県道のホッチキスから尾根に乗り上げるまでは、足場の悪い急登の連続となる。前半は薄暗く、足元は深い落ち葉に覆われていて、一歩ごとに手探りで進むような状態だったが、次第に落ち葉の量が減り、薄いながらも踏み跡が現れはじめた。
ここまでほどではないにせよ、尾根に乗り上げてからも急登は続く。ただ、道は明瞭になり歩きやすさは増してきた。しかし、テント泊装備に加え、雪の状況が読めなかったために、5㍑近い飲料水が入ったザックが仇となり、CTを大幅にオーバーすることになった。
大無間山が近づくにつれ、登山道の雪が次第に繋がり始めたが、この日につけられたトレース(一名とスライド)に導かれ、迷うことなく大無間山へ到着することができた。
この先、山頂からしばらくはノートレースで多少時間を要したものの、その後はテン泊地の三方嶺まで、深南部らしい静かな景色を味わいながら歩みを進めることができた。
[DAY2]
三方嶺を出発したのは、5時半を少し回った頃。
大根沢山までは、地図の等高線から急なアップダウンが続くのは分かっていたが、実際に歩くと道が非常に分かりにくい…いや、正確には道そのものは不明瞭ではないのかもしれないが、ヘッドライトで照らせるわずかな範囲だけでは判断に迷った。
加えて、稜線の左側は崩落して切れ落ちており、安易に尾根芯に沿って進むこともできない。そのため、夜明け前の前半区間は思うようにペースが上がらず、手間取る場面が続いた。
以降は、田代沢ノ頭からの下りこそ不明瞭な急坂になるが、そこを除けば特に難しいところはない。ただし、枝尾根に引っ張られて本来のルートを外れやすいため、その点だけは注意が必要。
詳しくはキャプションで。