尖岳:とんがる山路は伊達じゃない?
袴腰岳(平舘)・丸屋形岳
(青森)
2022年09月25日(日)
日帰り
津軽半島北部の町、『今別町(いまべつまち)』。人口2000人ほどの静かな町だが、青函トンネルの坑口が位置し、北海道新幹線開業に伴い新駅も設置されるなど、本州と北海道を結ぶ鉄路においてキーポイントとなっている地でもある。そんな『今別町』の一角に佇むのが『尖岳(とんがりだけ、529m)』だ。本峰はそれほど高くはないものの、各テレビ局の中継局が置かれており、周辺地域への電波送信に重要な役割を担っている。一方で戦後間もない頃、麓の『関口地区』の開拓にあたった人々は、この『尖岳』から吹き降ろしてくる強風に大変苦しめられたという話も伝わっているそうだ。
ともあれ、シルバーウィーク後半となるこの三連休はいまいち気象条件に恵まれない中、最終日の日曜日のみ、青森県全域に登山日和の晴天が訪れる様子である。そうとなれば、気晴らしに軽くどこかの山へ出かけたいなあ、と考えていたところ、思い出したのが上記の『尖岳』であった。本峰は筆者もお世話になっている山と渓谷社のガイド本『分県登山ガイド』青森県版にも掲載されており、気になっていた一座である。筆者宅から登山口までは3時間近くの運転を強いられるものの、コースタイム自体は登って降りて1時間ほどと極めてお手軽な道程だ。
そんなわけで今回の山行はこの『尖岳』に決定。いまだ馴染みの薄い津軽半島北部の山路を開拓すべく、張り切って自宅を出発する筆者であった。
<注意事項>
・登山口に至る作業道は舗装されているものの、ぎりぎり車一台分の幅しかない上、非常に鋭角な折り返しも存在するため、通行可能な車両はコンパクトカー程度が限界と思われる。結構な急坂も存在するため、4WD車の方が安心だ(一応、筆者の愛車であるFF方式の日産ノートでも何とか突破可能でした)。
<アクセス>
・JR津軽線『大川平駅』をカーナビの目的地にセット。登山口周辺にはランドマークとして利用可能な施設が存在しないため、あとは地理院地形図もしくはガイド本、あるいはYAMAPアプリを参照しつつ登山口を目指す形となる。
・公共交通機関を利用する場合は、JR津軽線『大川平駅』から徒歩5kmほどの道程となる。
※JR津軽線は令和4年9月25日現在、8月の豪雨災害の影響により蟹田~三厩間(大川平駅を含む区間)で運休中。代行バスが運行されているが、一日3往復のみと本数が少ないことに注意。詳細は公式ウェブサイト等を参照のこと。