09:23
29.4 km
2230 m
鷲峰山・ゴーロ・高山
鷲峰山 (鳥取)
2024.04.28(日) 日帰り
鷲峰山にはいくつも登山口が在りますが現在2カ所が修繕中で何年も通行止めになっています。1つは鷲峯登山口でここは全ルートで唯一滝が見れるルートでお気に入りのルートです。ただ通行止めになって何年もたち何度か歩きましたが工事が中断しているようでした。もう一つは沢ルートがメインの河内ルートで途中にある橋が倒壊していて現在も通行止めになっています。 今日は安蔵公園からゴーロへ行く予定なので河内ルートで鷲峰山を目指すことにしました。安蔵公園の周囲には広範囲に林道が在りますが去年の線状降水帯の大雨の影響で道路が崩落しており現在は車で向かうことは出来なくなっています。車は河内集落にある登山口駐車場に車を停めます。集落からは案内が多く迷うことなく登山口まで進むことが出来ました。登山道を進んで行くと以前修繕中だった橋の工事は完了していましたが、それ以上に沢が荒れておりここも工事が中断しているようでした。歩きにくい沢を越えると安蔵越えまでつづら折りの歩きやすい道になります。 峠からまずは鷲峰山を目指します。鹿野側のルートはほぼ植林帯を進むのに対し、安蔵公園側のルートは見事なブナの原生林が在り今の時期は新緑の葉を楽しみながら進むことが出来ました。ただなかなかの階段地獄で登るのが大変な場所もあります。山頂で小休憩後一気に安蔵公園まで下っていきます。安蔵公園からはゴーロ方向の尾根を進んで行きます。こちらのルートは途中まで遊歩道が続いていて終点が展望所になっていました。展望所以降は以前ルートが整備されていたようですが現在は踏み跡が残るのみで根曲がり竹の藪がルートを覆っている場所が多く歩き難くなっていました。 P1002まで来ると踏み跡は高山方向に続いているようでゴーロ方向の分岐が分かり難かったです。分岐からはいよいよ身長丈以上の根曲がり竹の藪漕ぎとなります。足元を見るとうっすらと踏み跡は残っているのでそれを頼りにトンネル状の藪をかき分け進みました。稜線が近づいてくると展望岩が有りここからの展望が素晴らしかったです。展望岩かゴーロ山頂やP1142を眺めるとなだらかな丘に見えますが実際は根曲がり竹の密集地帯で完全に踏み跡は無くなります。ゴーロ山頂が近づくと急に刈り払われた道になり一気に歩きやすくなりました。ゴーロ山頂もかなりの展望で最初に登った鷲峰山もはっきりと確認できました。山頂以降は多少藪が有りますがかなり歩きやすい道がトンネルまで続いていました。ゴーロに着くまでに予想外に時間がかかってしまったので予定していたルートを変更して高山経由で安蔵公園まで戻ることにしました。 高山はルートが南に2つ北に1つの合計3カ所あり最初は南ルートから取り付き、近年整備された北ルートに下山して林道を下っていきました。鷲峰山~ゴーロ~高山の山域にはイワカガミが自生しており満開とは行きませんでしたが今の時期でも花を楽しむことが出来ました。帰りは安蔵公園から下った場所にある登山道から峠まで進み何とか暗くなる前に車に戻る事が出来ました。