池内山,敦賀道(中河内~池河内~谷口・川北)
池内山・池河内湿原
(福井, 滋賀)
2023.12.09(土)
日帰り
僕がトレイルランニングを始めるよりもずっと前、まだ池河内集落に咸新小学校池河内分校が解体されずに残っていた頃、
・・・みたいなとこから書き出すととんでもなく長くなるので端折って。
地図で池河内を見ると、集落の北から点線が伸びており、約一年前に立ち寄った中河内集落まで抜けられるようになっている。
昔々、中河内から山を越えて池河内を越えて敦賀まで行き来していたらしい。
その一部の池河内から谷口までは2016年に歩いたことがある。
ざっくり半分ほどが林道で、ざっくり四分の一が藪。
今回は、ずっと前から一度は歩いてみようと思っていた池河内から北と、どうせ近くを通るので池内山も登ることにした。
獺谷山や池河内湿原、川北周辺の鉄塔巡視路、中池見湿地周辺の山道もと思ったけど、最大4時間しか時間が取れないので欲張りセットは止めた。
スタートはいつものように中池見の樫曲駐車場。
素直に池河内まで舗装路を進み、西谷峠?を少し進んだところから入山して池内山へ。
池内山は5年半前に一度だけ登ったことがある。
山深い印象だったのでクマとの遭遇が怖かった。
結果、ちらっともそんなイベントはなかったけど、倒木で足を打撲した思い出。
こんなんだったかなぁって思いながら記憶と全然違う道をジグザグジグザグ登っていき、いくつかの鉄塔を過ぎ、なんとなく覚えていた分岐で右に折れてすぐ池内山山頂。
前回は少しだけ進んで、トレラン大会の数日前とかだったので折り返して帰ったけど、今回はそのまま東に進んだ。
落ち葉が落ち切っただだっ広い尾根道を太陽に向かって歩くのが難しく、いちいち確認しながら歩いた。
所々にピンクテープがあって助かった。
というか、葉っぱが落ちる前で下草がそこそこ茂っていたらもっと歩くの大変だったかもしれない。
池内山から峠のハットまでは想像していたよりも距離が短く、あっという間にたどり着いた。
それにしても、すごく気持ちの良い尾根道だった。
走れるとこも多かったけど、勿体ないからほとんど歩いた。
峠のハットの分岐では東へ進み、中河内を目指す。
V字の道に落ち葉がどっさり溜まっていて、その落ち葉の中に石とか枝とかが隠れているのでとても歩きにくい。
所々に人工物があって、へーとかほーとか思いながら進んだ。
そのうち中河内配水池が見えて、すぐに集落。
とりあえず冷たい水を飲みに少し南下して、大きなケヤキを見に行って、世界平和を祈って、Uターン。
のんびり工程でも2時間かからなかったので、一安心。
さて、ハットまで登り返し。
下りてきたときはそんなに気にしなかったけど、配水池までの急過ぎる坂道とかハットまでの落ち葉の降り積もったV字の道はとんでもなくキツかった。
距離が短くて助かった。
ハットからは、それまでと同じように落ち葉の降り積もったV字の道。
峠から西の福井県側のほうが歩きにくいかも。。。
下りなので肺は楽だけど、倒木やら落ちてる枝が多いので足の置き場に苦労した。
厚底トレランシューズだと足をくじきそうだった。
そのうち水の音が聞こえてきて、ガレガレで大きめの石ゴロゴロなジグザグの道になり、沢に出た。
沢からは、昔は畑か田んぼだったっぽいところに出て、所々にあるピンクテープを追って池河内集落まで。
集落で時間を確認すると、湿原や獺谷山に行ってる余裕はナシ。
湿原の裏から谷口まで、どれくらい荒れててどれくらいかかるか分からないので、休憩はせずに下山?開始。
トイレの横から峠を目指す。
あほほど池河内湿原周辺をうろうろしてた時期があったけど、最近はほとんど来なくなっていたので、なんだか懐かしい感じ。
めっちゃ荒れてるってことはないけど、あんまり人が入ってない感じで、歩きやすくはない。
でも、ずっとこんな感じ程度で谷口まで出られたら嬉しいなーとか思いながら進むと、すぐに峠に出た。
峠には、昔は気付かずに通り過ぎてしまったお地蔵さんがあるはずで、どこだろうとちょっと尾根に登ってみたりして探したけどなくて、うーん時間ないしもう行くかって戻ったら、峠の木の根っこのところにひっそりとあった。
どうでもいいけど、実は今回、ハット、水、ケヤキ、お地蔵さんの写真を撮るミッションがあったのだ。
さあ、ミッションが完了し、あとは駐車場まで帰るだけ。
なんだけど、峠からしばらくは藪になるのを知ってるので憂鬱。
藪エリアは沢を下りていく感じになるんだけど、なんとなく右岸のちょっと高いところに歩けるところがあるような気がしないでもないんだけど、今も昔もイラチな性格なので沢をムリクリ下りていった。
前回は永遠にも感じられた藪が今回はそんなに長くは感じられず、ちょっとの我慢だけで抜けられた。
抜けたけど、そこからはくりんくりんに曲がってる杉の木の枝に足を取られてイライラ。。。
カニバサミ?みたいに足に絡まって何回もコケそうになった。
歩くのヘタなんかな?
まあでもあと少し。
所々に古道っぽい雰囲気の石積みがあったりして、ここもうちょっとなんとかしてきれいにならんかなーって他人に丸投げな考えして、小さい橋までたどり着いたら、あとは林道。
林道は平日は工事中のようで、どろどろのぐちゅぐちゅだったけど、ささーっと走って、中池見湿地をスルーして駐車場まで。
今回歩いてみて、池河内~谷口間は気軽には使えないけど、池河内~中河内間はなかなか良い抜け道だなって発見。
これまで滋賀というか国道365号側に入るには、新保からトンネル抜けるか栃ノ木峠を越えるか、柳ケ瀬のトンネルの上を越えるかしかなかったけど、もう一つ選択肢ができた。
ていうか、たぶんほとんど使わないだろうけど、いざという時にこっちも通れる!って知ってるのは大きい。
いったいいつ、いざという時が訪れるだろうか。
おしまい。