09:09
9.2 km
1654 m
このモデルコースは、破線ルート(通行の難易度が高いルート)を含んでいます。
登山経験や装備を必要とする場合がありますので、十分な計画のもと山行をお願いします。
YAMAPの地図について08:19
8.3km
1563m
1292m
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09:09
9.2 km
1654 m
09:10
9.1 km
1594 m
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 (長野, 新潟)
2025.11.02(日) 日帰り
転戦2日目は三連休のうち今日だけ天気まあまあな新潟へ。 先週雨で流れた海谷へ早速リベンジ! 午後から天気崩れるので、頑張らねば💪 9kmしかないのに登り1600mて激しい。。 急登+長い悪路+激しいアップダウン+怪しげなロープやハシゴなど、えらいこっちゃでした。エスケープルートも無いので緊張したし、海谷、舐めてました🙏 それにしても新潟の紅葉はほんとに素晴らしかったです🍁
08:26
9.0 km
1558 m
駒ヶ岳 (新潟)
2025.11.02(日) 日帰り
1度歩けば満足でもういいやってなるこの縦走ですが2度目ですw でも前回踏んでいなかった鋸岳のピークを踏むことができしたよ♪ 相変わらずアスレチックなルートです、怖いところ多数😅 下山途中で雨飾山への縦走路も少しだけ歩いたのですがとてもキレイに刈られてましたね。
08:33
8.9 km
1498 m
08:35
8.9 km
1544 m
08:09
16.8 km
1883 m
駒ヶ岳 (新潟)
2025.10.25(土) 日帰り
1泊2日新潟遠征2日目。 昨日の疲れを引きずりつつも、朝5時の朝食からスタート。 登山者対応の早朝営業がありがたい。 そして今日も新潟の米がツヤツヤでうまい。 朝から炭水化物でテンションMAX。 さて、今日登る海谷山塊は“いろんな意味で”難関だ。 ルート自体がハードなうえ、登山口のアクセスも絶望的に悪い。 スタートとゴールが9kmも離れていて、その間ずっと坂道。 友人がいれば車2台でどうにかなるが、残念ながらこちら中年・独身・ぼっち登山部。 しかし、今回は奥の手——折りたたみ自転車を持参。 「登山と自転車でダブル修行」な天才的作戦である。 まずは最初の山、駒ヶ岳登山口へ。 破線ルートながら、道標は意外と親切で迷う心配は少ない。 が、登り始めてすぐ後悔。 激急登。 ロープ、ロープ、またロープ。 滑る土にしがみつきながら、手のひらの筋肉が悲鳴を上げる。 ようやく駒ヶ岳山頂。見晴らし抜群。 だが、ここで喜ぶのは早い。まだ三分の一。 この先には鬼ヶ面山、そして核心部・鋸岳が待っている。 「激登り→ロープ→激下り→ロープ」をひたすら繰り返す。 鬼ヶ面山の山頂分岐はわかりづらく、通り過ぎて戻る羽目に。 心の中で「GPSありがとう」と唱えながら進む。 そして、ついに出た。鋸岳の名物、断崖ハシゴ。 見上げる高さ10メートル超。 背中側は崖。 落ちたらニュースになるレベルのスリル。 しかも年季の入った鉄骨がミシミシ言う。 「俺の体重を信じろ…!」と念じながら登る。 登頂後の景色は、まさに“達成感の暴力”。 絶景と安堵で一瞬だけ涙腺がゆるむ。 が、下山がまだだ。 予想通り、下りも激下りとロープ地獄。 さらに泥沼ゾーンまで登場して、心が完全に折れる。 雨飾山荘の屋根が見えた瞬間、涙と鼻水が同時に流れた。 下山後はもちろん温泉。 汗と恐怖を洗い流し、心身ともにリセット。 本来ならここでビールと飯だが、夜から雨予報。 「雨の中の長距離運転は地獄」という現実を思い出し、早めに撤収。 途中のサービスエリアで、謎の輝きを放つ看板を発見。 “至高の銘品、鶏天おろしそば”。 うまい。即優勝。 ついでにお土産コーナーで“サラダパン”なる怪しい逸品も購入。 助手席に置いたサラダパンを見つめながら思った。 「今日もよく生きて帰ってこれたな」と。 結論:山は過酷、そばはうまい、サラダパンは未知。そして、ぼっち登山は今日も最高に忙しい。
09:20
8.6 km
1540 m
雨飾山・大渚山・天狗原山・戸倉山 (長野, 新潟)
2025.10.23(木) 日帰り
昨年秋、フォローしているhana_solaさんのレポで知った海谷三山🏕️ 遠すぎるし、縦走だし… 行ってみたいけど無理と諦めてたその2週間後に、なんと山友ちゃんからお誘いが😆 ただ、紅葉の見頃には遅いので来年ということになり… 待つこと1年😵 ☀の日を狙って、先月有明山に登った時のメンバー3人で行って来ました〜😊 毎度のことながら、道の駅小谷で前泊🚗 早朝準備してると山友ちゃんも来て、待ち合わせのシーサイドバレースキー場🅿へ🚙🚗 3人揃って雨飾温泉へ行き、2台デポして山友くん🚙でスタートの根地登山口へ どちらも狭い舗装路で、根地登山口は最後だけ急な砂利道、雨飾温泉はとっても遠かったです💦 すっかり明るくなって安心ですが、今年の🐻出没の多さに、いつも以上に警戒しながら🔔ジャラジャラ 下山まで、笛や声出し、お喋りしながら歩きました💨 急登の途中から色づき始めた木々は黄色メインから徐々に赤も増え、青空と紅葉のシャワーに感激しまくり🤩 下山のラストまで圧巻の紅葉でした〜✨ ただ、上部は少しピーク過ぎてたかな😔 駒ヶ岳までは思ったほどの危険箇所はなく、すくみのテラスなど見所も多いので長い激急登も楽しく登れました🎶 駒ヶ岳を過ぎると、鋸岳までは激急斜面や岩場、ロープ鎖に梯子のオンパレード😳😆 でも、、ほぼ垂直の岩場の下り1ヶ所はとっても怖かったけど、あとは問題なく通過✌ たまに安心ロードもありました😊 ランチは展望のいい鋸岳手前のピークで😋 寒いかと思って🍜にしたけど、今日はスタートから穏やかで、稜線も暑いくらいでした💦 あいにく雲が出てきちゃったけど、それまでは頸城山塊はもちろん、北ア北部の山々もしっかり見えました🏕️ そして、日本海のなんて近いこと🌊 鋸岳登頂したら、最後の急斜面も気をつけて💨 2ヶ所の渡渉を終えると、黄葉から緑のブナ林へ🌳 でも、黄葉せずとも十分過ぎる美しさでした✨ 雨飾温泉に泊まって、ここだけ散策するのもありですね〜 無事🅿に着いたら、所用で直帰の山友ちゃんとお別れして、山友くんと根地🅿へ行って解散🖐️ ちょっと忘れ物のトラブルがありましたが…😰😅 今日は、クライミングもやるから頼り甲斐がある山友ちゃんと、スピードハイカーの山友くんの若いお二人と一緒に、スリル感満載の岩山を楽しく縦走できて本当に感謝です🙏 しかも、山々と紅葉が織りなす絶景に感動しきり🤩充実の1日でした〜✨ ところで温泉は、最初で最後かなと雨飾温泉♨️ 600円、貴重品ロッカーなし シャワーもお湯出るカランもなし🥴 シャンプー&ボディソープはあり😌 女性風呂は誰もいなかったので、ひとりぬくぬく😁 かなり熱いらしいけど、この時期はちょうどいい湯加減かな🤔 ただ、夕方の冷え切った身体には少しぬるかったです😢 もちろん湯上がり後、しばらくすると温かくなりましたよ⤴️ ここで、またしても恥ずかしいお話😅 入浴後は暗いはずだからと🔦持ったけど、光量低すぎて2m位しか見えず⤵️ 山荘周りには灯りがないから真っ暗闇で、どこを見ても道らしい所を見つけられず、しばらくウロウロ👣 温泉の方が出て来たので、お聞きして👂️ そこをまっすぐと言われてもよく見えないけど、なんとか無事🅿に戻れました〜😂 ホント情けない😩 明日は遠出のついでに雨飾山🏕️ 本当はこの温泉側から登りたかったのですが、🅿にも近くにも🚾がないので諦めて😢 メジャーコースの雨飾高原キャンプ場からにしました😌 でも平日とは言え、🍁最盛期だから早朝でも🅿は満車かも🥴 かなり冷え込む予報だから辛いけど、道の駅小谷で夕食と明日の準備をしてから🅿へ行きました🚗 21時少し前に着くと、すでに8~9割程🚙 よかったぁ😂 防寒対策をしっかりして💤
11:31
17.9 km
1959 m
駒ヶ岳 (新潟)
2025.10.12(日) 日帰り
10月の三連休は4名で焼山〜火打山の縦走予定でしたが、天候🌀☔の関係で中止に。代わりに余裕があれば、それと一緒に行きたかった頸城山地の北側にある海谷山地(*)へ。 日曜日の天気がもちそうで、今回は単独で、海谷山地に絞って縦走(駒ヶ岳〜鬼ヶ面山〜鋸岳〜雨飾温泉♨️)してきました。😉🍀 *海谷山地(海谷山塊)は、フォッサマグナの西端、糸魚川-静岡構造線の北端にあたる場所で地形が急峻、駒ヶ岳〜鬼ヶ面山〜鋸岳の稜線縦走(※)は点線のハードコース。🙂⚠️ ※ただし、地元の方々の尽力🙇で道がよく整備(赤布🎀、梯子🪜やロープ🪢、鎖⛓️が設置)されています。慎重に歩き、秋🍁晴れ🌤️の難路を無事に縦走できました。😊 ※途中藪🌿などで道薄い所あり、道迷い注意⚠️(道をそれると崖に⚠️。私は鬼ヶ面山の南峰付近で迷いました)。全体的に崖の脇を行くコースで常に慎重な行動が必要です。🙂 ※ロープ🪢持っていきましたが、今回使用はせず。ハーネスは念のため下りで使用🙂
13:56
8.5 km
1486 m
駒ヶ岳 (新潟)
2025.06.02(月) 日帰り
ツアーに参加 雨飾山荘に前泊、温泉はいいお湯… 山荘に車1台停めておいて駒ケ岳の登山口へ 足元は滑りやすい状態。滑ると体力を消耗するので気をつけて歩くよう指示あり。 駒ケ岳の山頂でアイゼン装着。 雪も滑りやすい粘土の上に葉っぱがある登山道もこれで大丈夫。結局最後までアイゼン装着したまま歩く。 最近雪解けしたのか、たくさんのお花をみることができた。行程が長いため、ゆっくり写真を撮ることかできず残念… シラネアオイ、イワカガミ、イワウチワ、イワナシ、イカリソウ、カタクリ、ショウジョウバカマ、ツバメオモト、アズマイチゲ、マンサク、タムシバなどなど… 鬼ケ面山へはザックをデポして登頂のため、画像なし。 アップダウンが多く、これ大丈夫っていうハシゴあり、下山道(雨飾山への登山道)は雪、土石流に影響?登山道が崩壊してて、かなり時間がかかる…ヘッドライトをつけて怪我なく無事下山。 外付けしていた水筒を危険箇所で落としてしまい、拾うことができず、山のゴミとなってしまいました…中に入れておくべきだと反省。 落ちたものが自分でなく水筒でよかったと思う…
09:47
9.1 km
1622 m
駒ヶ岳 (新潟)
2024.11.09(土) 日帰り
ポイント ・水場、トイレは登山口にはナシ。雨飾山荘の方に起点を取れば、山荘の水、トイレが利用出来るかもしれないが、早朝はいずれにせよ難しいであろう。ただし、駒清水という水場が歩いて10~15分くらいのところにあり、おそらく沢水と思われるが利用出来る。 ・駐車場はそんなに広くはないが、駒ヶ岳登山口のところに数台、その下、林道の交差点のところにも駐車スペースはある。(そこから登山口までは歩いて10~15分くらい?) ・駒ヶ岳までは迷うことはないと思うが、その先の鬼ヶ面山、鋸岳方面の縦走路は、ピンクテープの数も少なく、マイナールート(というより玄人向きというべきか)にしてはそれなりに整備されていると思うが、ルートを間違わないよう注意が必要。 海谷山塊の存在を知ったのは、去年だったかNHKの番組で、妙高・火打・焼山等の頸城山塊の番組に続いて放送されたものを見たときが初めてで、「雨飾山の近くにこんな面白そうなルートがあるのか」と頸城山塊ともどもいつか挑戦してみようと思っていた山域だ。 ヤマップの活動日記を見てみると、10月下旬に縦走しているのがあり、紅葉もまだ残っているようだったので、「今年もいつまでも暑いから11月上旬でも紅葉が残っているかな?」と思い、今年、夏に悪天候で撤退した戸隠山P1尾根とどちらにしようか迷ったが、行ったことないところを優先しようと考え海谷山塊に決定。 金曜の夜に出て、土曜の5時過ぎには雨飾山荘の駐車場に着いたが、まだ暗いので、朝ご飯を食べつつ明るくなるのを待つ。この時期でも5時半過ぎには徐々に明るくなってきたが、どうも山の斜面が白く見える。鋸岳に登るという人たちが駐車場に来たので、挨拶を交わすが、その頃には雨飾山含め、周辺の山々にも積雪しているのが見て取れる。 北アルプスの山々もようやく冠雪したのはニュースで知っていたが、ここら辺の山も積もっているのは知らなかった。うーん、今日も気温は上がるからある程度は溶けるだろうし、積雪状況は上がってみないと分からないので、とりあえず登山決行。(ここら辺の判断は、当然、「せっかく来たのだから」という遭難するときに有りがちな要素が入っているのであんまりよろしくはない) 持ってきた折りたたみ自転車を降ろし、山寺とかいうところの地名の登山口をヤマップの地図と見比べながら目指すが、ここまでの林道が結構な急坂で、かなりスピードが出るので、自転車で下る人はブレーキがちゃんと効くかどうかの確認が必要だと思う。 ある程度下った後は、登山口への林道は登りとなるが、電動折りたたみ自転車を持ってきたとはいえ、最後まで漕いでいくのはキツかったので、登山口手前の森の中に自転車を残置し、後は歩いて登山口へ。 駒ヶ岳までは積雪はあるものの、足跡も多くあり、バンドと呼ばれる殆ど聞いたことない登山用語の地点や、ほぼ垂直の壁やすくみのテラスと呼ばれる展望ポイント等、変化が有って悪くない。9時半頃には駒ヶ岳山頂に着いたが、だーれもおらず、すれ違う人も皆無。ここまでは足跡は多数だが、ここから先の縦走路は動物の足跡しか残っていない。 「思ったより、雪が深いが、埋まるほどでもないし、時間も早いからここで撤退は勿体ないか。最近、計画通りに行っていない山行(戸隠西岳と鹿島槍ヶ岳から遠見尾根)が続いているからとりあえず行けるところまで行ってみて、難しいようなら戻ろう」と判断し、縦走を継続。 だが、ここから鬼ヶ面山までの縦走路が距離はそれほどでもないものの、アップダウンが激しく、番組でも出てたが、駒ヶ岳からの崖のような登山道を降りるロープ場が中々の足場の不安定さで、丁度、日が当たっていて雪が溶けていたので、良かったが、雪が残ったままだったら諦めて戻ったかもしれない。あまり下るので、「ここが海谷山塊の大キレットとかいうところかな?」と思ったが、なんの表示もなく、どうも違うようだ。 次は鬼ヶ面山という、ややおどろおどろしい名前の山を目指すが、アップダウンと雪に四苦八苦しながら歩いていたら、いつの間にか鬼ヶ面山の山頂を通り過ぎていた。どうも、山頂に出るには登山道から山頂に行く道があるようなのだが、雪道のせいか気がつかなかったようだ。既に鬼ヶ面山山頂とは隣にあるピークに登っており、戻るのも面倒に感じるくらい疲れ始めていたので、先に進むことにしたのだが、このもう一つのピークに登った後のルートが分からない。この狭いピークから伸びる道がどう見てもなく、道のない中、木の間を抜けていくか、それも崖のような急斜面な箇所なので「これは違うね」と一旦、ピークを降りて道を探すが、分からない。 「いや、やっぱりピークから伸びているのか?」と疲れた身体を足場がない中、ロープで引き上げもう一度ピークに登ってみるが、どう見てもこれを降りるのはムリだ。 進むべき稜線は分かっているのだから、この雪に埋まっている木の間が登山道なのかな?と思い、ムリクリ木の間を降りていったら左の方にピンクテープが見えて、どうにか本来のルートに戻ることが出来た。どうもさっきのピークの直下に生えていた木の根っこを超えていくように道があったようだった。 この先がまたキレット状に大きく高度を下げ、登り返すというアップダウンが続き体力を削っていく。そして番組でも印象的だった長いハシゴがある箇所に出たが、そのハシゴにどうやって取り付くのかが分からない。真っ直ぐ進もうとするが、ロープが張ってあり、その棚のようなところは通行禁止のように見える。が、古いがトラバース用にロープが張ってあり、「あのいかにも脆そうな足場を通ってハシゴの上部に取り付くのか?」と思って手を一杯に伸ばしロープをつかむが、そのロープがかなり古く、全体重がかかるとまず切れるだろう、というシロモノ。足場は殆ど崩れている状態で、このルートが破線ルートとしても、どう見てもこれは何の確保もなく通れるところとは思えない。落ちればタダでは済まないのは間違いなく、もう一度良くルートを見てみる。そもそもあのハシゴは降りるためにあるかと思ったが、ハシゴの先は谷になっており、その先に降りていくとは思えない。となると、登るためのハシゴというワケで、どこかにあのハシゴの基部につながるルートがあるはずだ、と思い周辺をよく見てみると、雪に埋もれてロープが下に伸びているのを見つけることが出来た。 駒ヶ岳から降りるときの長いロープ場と並んでおそらくここが(難所の)核心部の一つと思い、いつもなら普通に上り下りするハシゴだが、腕力を消耗しているのもあり、文字通り一段ずつ三点支持を確保しながら時間をかけて登っていった。幸いにもこのハシゴのところも日が当たっていたので、雪がついていなかったので良かったが、もし雪に覆われていたらハシゴの基部にたどり着くのが著しく困難となっていたかもしれない。(因みにこのハシゴを登ったところに大キレットの表示があった) さて、難所を越えて一安心、と思ったら、この先の鋸岳までの稜線上もロープや鎖場が続き、その多くが日が当たらない斜面であったため、雪に埋まっており、それを掘り起こしながら、場合によっては凍っているような雪を肘鉄でたたき割ってロープや鎖を確保しながら進まなくてはならなかったため、体力と精神力を著しく消耗し、かなり時間がかかってしまった。 ロープがあるところはまだマシで、登山道がすっかり雪に覆われているようなスロープ状の箇所はピッケルやクランポンがあれば・・・と思ったが、そもそも雪を想定していなかったので、手にある装備は、この縦走の活動日記で便利だったということで持ってきたチェーンスパイクのみであり、それも深雪には全く役に立たず、却って下駄の雪と一緒で靴底に雪がへばりついて歩きづらいだけであった。 このあたりは、死なないかもしれないけど、滑り落ちるとかなり面倒なことになりそうな箇所ばかりだったので、手刀を作り手を雪に突き刺しながら、文字通り這いつくばってトラバースや斜面を登り切ったが、手は手袋が濡れて痛いほど冷たくなり、足も何度か攣りかけたが、とにかくどんなに遅くとも日没までには鋸岳に着かないと、暗い中、この不明瞭で危険な道を進むのは困難であり、ちょっとした防寒着に雨衣、サバイバルシートとコンロくらいの装備では雪の山中を死なないかもしれないけど、とても寒くて眠れないだろう、と思い必ず生きて帰ると必死に歩を進めた。(遭難したら春まで見つけてくれないかも、とすら考えていた) ろくに休憩もせず歩き続けた甲斐あって、どうにか14時頃には鋸岳に着くことが出来た。山頂には動物以外の足跡はなく、早朝、雨飾山荘の駐車場で会った、鋸岳に登ると言っていた2人組は雪で山頂までの登山を断念したようだ。(鎖場直下まで降りると足跡が一杯あった。) 鋸岳から雨飾山荘までの道は、山頂直下の鎖場を除けば危険なところはなく、緩んだ残雪に足を取られないよう、下山中の何でもないところこそ、転んで怪我をしたり捻挫することが多かったりするので、最後まで大きく気を緩めることなく、どうにか日が落ちる前までには駐車場まで戻ってくることが出来た。 今回の登山は、歩く距離は8kmほどで、キロ1時間としてもせいぜい8時間程度と見積もっており、遅くとも15時くらいには下山できると考えていたが、登山口と下山口が思っていたより離れていたので、自転車移動が下りとは言え、登山口への到着が遅くなり、縦走するにしては登山開始時間が遅くなったこと、雪を全く想定していなかったこと、天気が良いから、と雪があっても縦走を強行したが、初めて歩くルートであり、一歩間違えれば遭難する危険性が多分にあった。最も困難と思われる箇所箇所が日が当たっていたところで、そこまで雪が残っていなかったことはラッキーであったが、雪でルートが不明瞭なところもあり、稜線上のロープや鎖の多くが雪に埋まっているなど、冬装備もなく、知っていれば引き返すべきだっただろうが、最早戻るに戻れないところまで来た段階であったことから突き進んで完登はしたが、大いに反省すべきところがある山行であったと思う。 自分の中のこれまでの登山経験では、阿蘇、根子岳の天狗岩をロープもなく登ったのと同じくらい無茶な命の危険を感じる登山であったように思うので、もう少し安全に配慮して山に向き合わないといけないなあ、と感じた山行でありました。 了