かつて、麓の金櫻神社から山頂部にある御神体「五丈岩」までの参詣道として多くの登山者で賑わった歴史ある登山道。深田久弥も一高生時代にこの道を使って金峰山に登り、後年、著書「日本百名山」でこの道を「金峰山登拝の表参道」と表現している。 ただ戦後、大弛峠ルートなどが整備されると利用者が激減。一時は「幻の登山道」となったが、クラウドファンディング「金峰山古道復活プロジェクト」で集まった資金を元に林道整備が行われ、2024年に開通した。 このルートの最大の魅力は「登るにつれ表情を変える金峰山のシンボル五丈岩の眺め」。次第に大きくなってくる迫力の巨石には圧倒されるだろう。 危険箇所は、途中にある鎖場。スラブ状の岩は雨などで濡れると滑りやすいので慎重な行動を心がけたい。 夏季は健脚であれば日帰りも可能だが、せっかくなので山頂にある金峰山小屋を利用した1泊2日の山旅で金峰山の魅力を味わいたいコースだ。
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1567m
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