倉見山の正しい楽しみ方
御正体山・杓子山・石割山
(山梨, 神奈川)
2026年04月19日(日)
日帰り
「居酒屋へ行く途中に山がある」
これは私が登山をする上で絶対に譲れない不文律であるが、どれくらい譲れないかと言うと「テレビの音量は大きくても小さくても必ず偶数」と同じくらい自分の中では譲れない。
さて、今回は倉見山を選択。先週ディアゴと都留アルプスから倉見山完登を目指したが、倉見山登頂開始前半で後ろを歩くディアゴから「ポキっ」という心が折れる音が聞こえたことにより撤退したので、今週は「ディアゴと私の二人の思い出回収」として、同行者にお付き合いしてもらう事にした。
今回の参加者は8名。過去最多参加人数。これはまさに私の人柄の良さによるもであろう、とは誰からも言ってもらえないので、心の中で何度か連呼しておく。
その8名が東桂駅に氷結、ではなくて集結。登山開始前の、トイレ・朝食・ストレッチ・ポール準備と各々が準備を進める。8人いたら8通りの準備。ストレッチをしながら話をしていたり、新しいギアを紹介していたり、この登山前の準備時間、実に愛おしい。しかしこの登山準備、バラバラな方法で進めながら、でもなんとなく同じようなタイミングで準備が完了するという気遣いが標準装備できる国民性と言ったら、良き、である。
スタートし徒歩20分ほどで登山口に到着。先週も思ったが、最初からなかなかの急登。しかし倉見山の最大の魅力を堪能する為にはここから登らないといけない。と言うのも、私が登山コースを作成する場合、富士山が見えるコースであれば、山頂付近に近づいたときに突如ドーンと現れる富士山が好きなので、倉見山など富士山の東側にある山は東側から登り、山頂や稜線に出たときにこの「富士山どーん」を体感できるコースを選ぶ。よってこの倉見山も東側からの登山となり、それがこの急登となっている。
登山開始約30分、前週折り返すことになったポイントに到着。私は手を振りながら7名を集める。そして、
「はーい、皆さん、この場所が「ポキっ」の場所ですよー」
と今回唯一の登山ガイドを行ない、そこで休憩しディアゴが座っていたであろう辺りで休憩。そして再スタートをするとき、みんな「ディアゴ超え」を達成。そして2時間近くかけてようやく山頂へ。
そして、富士山どーん。
山頂到着と同時にここまで完璧に「富士山どーん」が見られるとは。しかも今年は富士山がキレイに見える確率が非常に高く、これも私の日頃の行ないの良さが出ているに違いない。
かわるがわる写真を撮ったあと下山。従来であれば下山のオモシロの無さは語るに足らず割愛するのだが、この倉見山、下山も良きである。というのも下山中も幾つも富士山ビューポイントがあり、
南アルプスが一緒に眺められる、
富士山全景がほぼ見える、
松が重なり違った趣を感じる等、
見る場所によってちがった富士山の一面を見られ、いくら見てもお腹いっぱいにならず下山できる。下りも緩やかで特にストックが必要な個所もなく、膝への負担も少ないであろう。そして寿駅へ。例のコンビニ富士山とは違うコンビニ富士山を見ながら、帰路へ。八王子駅で降りて、居酒屋にて8名でカンパイ。もちろんこれがメイン。
さて今回の登山により、正しい倉見山の登り方が判明した。
1)富士山がキレイに見えるのが約束された日を選ぶ。
開票率1%で当確がでるくらい確実性のあるに富士山が見える天気が良い日を選ぶ。「今日は見えるかなー」的なギャンブルは不向き。
2)東側から登る(東桂駅スタート)
駅から登山口、登山中に富士山は見えない分、山頂でいきなり現れる「富士山どーん」に感動する。
3)下山中は色んな顔を見せる富士山を楽しむ。
裾野まで見える富士山、南アルプスも一緒に見れる富士山、松がかかった趣のある富士山、色んな富士山を見る。しかも緩やかな下山道。決してお腹いっぱいにならない富士山を堪能。
4)〆はコンビニ富士山。
メディアに挙げられるコンビニ富士山は「ロー〇ン」だが、ここにも「セ〇ンイレ〇ン」のコンビニ富士山あり。
これが正しい倉見山の正しい楽しみ方で、結局富士山頼みなのだが、三ツ峠山などより人が少なくビューポイントで人に重ならずに写真が撮れる。
しかしながら、4月半ばともなると、冠雪の見栄えが少し悪くなってきた。雪が溶け始めている。こればかりは、私の日頃の行ないの良さがではカバーしきれないので、大型連休前半の天気の良き日に倉見山へどうぞ。