03:04
12.3 km
821 m
弘法にも冬の葉が舞い〜浅間山・弘法山・念仏山・高取山・吾妻山
大岳山・御岳山・御前山 (東京, 山梨)
2025.12.13(土) 日帰り
ソロ山歩 朝、ドラえもんたちから「今日は人間が活動していい日ではない」と連絡がきた。……ロボットのくせに。 洗濯物を干す手が冷たい。川沿いは、特に冷たい。今日は早く終わろう。最後に待ち受ける温泉を想像して、早くも顔から湯気が立つ。 秦野駅から鶴巻温泉駅までのハイキングコースを歩く。一部は関東ふれあいの道になっており、途中にかながわの景勝50選の弘法山を通る。軽めの登山がいいと駄々をこねるのび太くんのためにここを提案したが、まさか1人で来ることになるとは。 とても人気なところのようで、登山口から浅間山に着くまで道が混んでいた。浅間山の手前から先はとても歩きやすく、足が軽くなった。なだらかな道を、冷たい風の中で、冬の景色を左右に見ながら進んでいく。 権現山からの眺望には富士山の姿はなかったが、海の方はよく見えた。道には紅葉があり、アザミの花も咲いていた。 計画を外して、善波峠からは蓑毛の方に歩く。丹沢山系の尾根道を見ながら、落ち葉を踏んでいく。根っこが元気よく張った道を上る。若くして落ちた葉の緑が映える。高取山に着いて、大山を見る。ここからさらに上がりたい気持ちをグッと下に押し込めて、その気持ちを利用して来た道を戻り下っていく。 善波峠から鶴巻温泉駅を目指す。 あー、すっげーいい道だなー。ストレスを全く感じない。とても気が合う道だった。明るくて、落ち着きがあって、安定している。そのような道が自分は好きなのだ。吾妻山を通り、弘法の里湯に着き、活動を終了した。 温泉は心が大山から解き放たれるまで楽しんだ。湯から出た部分には鳥肌が立つ。露天では、頭を吹き抜ける風の冷たさを気持ちよいと感じられるまで、ぼーーーと過ごした。 今日は落ち葉に滑らなかった。落ち葉にも、人を滑らさせない日もあるのだな。