07:38
14.0 km
1880 m
20241013 富士山(須走ルート)
富士山 (山梨, 静岡)
2024.10.13(日) 日帰り
<日 程> 令和6年10月13日(日) <山 名> 富士山(須走ルート) <目 的> 一般山行(高所訓練) <コースタイム> 05:51 五合目登山口 → 10:12 山頂 →10:46 剣ヶ峰(二等三角点)(co3,775m) → 11:26 下山道入口 →(砂走り) → 13:23 五合目登山口 <報 告> 今年3回目の富士山に行ってきた。 19日からのキリマンジャロ登山に向けた最終確認。 今回は須走ルートを選択し、前泊は五合目駐車場とした、標高は2,000m付近。トイレが閉鎖されており、快適さでは10kmほど手前の道の駅須走のほうが上。 日の出時刻をやや過ぎて出発。駐車場のクルマがかなり増えていて、五合目の小屋も開店準備をしていた。季節柄、散策で訪れるひとも多いようだ。 神社の脇から登山道に入る。六合目付近までは、明るく色づきはじめた樹林帯のなか、ゴツゴツした岩場の道を上っていく。天気はよく、気温は標高が高いところでやや肌寒い程度の、登山日和だった。 登山者は多くなかったが、半数ぐらいは外国の方だった印象。 下山中、砂走りも終わりに近づいたあたりで、軽装の登山者(アジア系?)が登ってくるのに出会ったので心配になり声がけしたところ、道を間違えたとのこと。地図(アプリ)をもってはいるのだが、確認せずに進んできてしまったらしい。 山頂まで行くとのことだったので、時間的に山頂に着く頃には日が暮れること、山頂はツララが下がっており夜間はかなり冷えることを説明し、暗くなる前の下山を強く勧めて別れた。 下山道の分岐には「進入禁止」とはっきり書いてあったのだが、日本語が読めない方にはわかりづらいのかもしれない。 さて、実は下山開始直後から頭痛がひどく、下山後もクルマのなかで1時間ほど休憩するもよくならなかったので、とりあえず道の駅まで戻ろうとした途中で吐き気が限界に・・・。道の駅でゼリーとお茶で水分補給したのち、2時間ほど休憩をしてようやく回復することができたのだが、この経過は、七月の富士宮ルートとまったく同じで、同じ失敗を繰り返すことになってしまった。 今回は2,700m付近からSpO2を計測しながら登ったのだが、体力的にいい感じのペースで登っていると、70%前半ぐらいをウロウロして、ときには69%まで落ち込むこともあった。そこで、SpO2を回復させる呼吸を意識して、さらに、ゆっくりと感じられるペースまで落とすと、なんとか85%ぐらいまでは回復できることがわかったのだが、SpO2が低くても快調だったので、そのまま山頂まで登っていったのだった。 帰宅後、あらためて調べたり考えてみると、高所登山中、強めの負荷によりSpO2が低く、心拍数が高い状態が続くと、脳圧が高まり、脳内に水分が溜まってくる。それにより頭痛、吐き気が、タイムラグを伴って発生する(一般的に5時間後~)。つまり、いま調子がよいからといってSpO2が低い状態を放置してしまうと、あとからつらい症状に見舞われるということである。 前回、御殿場ルートでは終始、調子がよかったことを振り返ってみると、御殿場ルートは距離が長い分、斜度が緩やかで運動強度が低く抑えられていた(抑えやすかった)ため、SpO2を89%ぐらいで維持することができたということかもしれない。 今回は最終確認として不安の残る結果になってしまったが、この失敗がこの先の糧になればよいと思う。