静かな鉢伏山で紅葉を楽しむ(富山の百山87座目)
鍬崎山・大品山・瀬戸蔵山
(富山, 岐阜)
2024.10.26(土)
日帰り
完全版は以下のURL
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-7404444.html
☆コース状況
①フロヤ谷登山口~鉱山跡水平道分岐
・林道のカーブの所にあるフロヤ谷の標識よりも左手前、草ヤブに覆われた斜面に登山口がある。朝露に濡れたヤブっぽい道を進むと、道の途中の左手急斜面にトラロープ付きの直登登山道が現れる。
・直登箇所に入ると朝露地獄は殆どなかったが、全体的にヤブっぽい登山道なのでミドルカット登山靴&ゲイター着用推奨。
・暫くはロープを頼りに頑張って足場の悪い急登を登る。登り切ったら、さっきまでが嘘のような緩い傾斜の道となり分岐に至る。
②鉱山跡水平道分岐~鉱山精錬カス堆積場跡
・分岐には亀谷方面への道もあるが、すぐにヤブに阻まれてしまう。
・この区間は比較的登りやすいが、たまに短いヤブが現れる。足元に鉱滓?が堆積したザラザラした斜面となりほどなくして堆積場跡に着く。ここからの紅葉は結構綺麗だった。
③鉱山精錬カス堆積場跡~涸れ沢~主稜線
・暫く登るとジメジメとした涸れ沢に合流する。何度か沢の分岐が現れるが、左は全てNG。かと言って機械的に全部右に行こうとするとヤブに突入したりするので(レコの画像参照)注意が必要。
④主稜線~山頂
・漸く視界も開けてきて気持ちの良い歩きとなるが、ヤブ区間もそれなりにある。笹ヤブの背丈は高くはないので道迷いはないが、鬱陶しい。
・アップダウンを何度か繰り返した末、草原地帯に出る。ここのすぐ先が山頂だが展望無し。草原地帯が休憩適地。草原の先っちょの方のヤブを軽く掻き分けて行くと、立山連峰の展望台となる。
・山頂直下の最終鞍部あたりが一番眺望が良かったように思う。
☆ガイドブック『富山の百山』でのコース難易度は、最初の急登が「C」で、それ以降は「B」だった。だが、ヤブや枯れ沢の道の分かりにくさ、稜線に出てからの急登箇所(ロープなし)などを勘案すると、難易度は限りなくCに近いBだろうと思った。
☆感想
翌日の日曜も登山だが、土曜こそ晴天予報なのにどこも行かないのは勿体ない。
明日に響くようなキツい登山は嫌なので、適当なところはないものかと探していたら、理由があって未踏だった鉢伏山が浮上。
その理由というのは・・・
有峰の山→人慣れた熊が多そう&通行料が2,000円も掛かる→一人で行きたくない
という事。なので気になりつつも行けていなかった。が、この際なので思いついてしまったから行ってみよう。
当日。行ってみたら、あれ?めっちゃ曇ってんじゃん。予報よりも前線の影響が強かったみたいです。さすがに誰もいないかなと思ったが、既に路肩には車が2台。おお、先客あり(結局、この日スライドしたのはこのお二人のみ)。登山口は見つかりにくというとの事だが、予習済みなので問題なし。
のっけから凄まじい急登。滑落しないように・・・。それが終わったら漸く歩きやすい道になったが、事前調査で予想していたより笹ヤブが多いと思った。涸れ沢区間が一番道が分かりにくかったと思う。それ以外はヤブがあっても道は明瞭。稜線に出てからのアップダウンがちと疲れるが。
紅葉は1,400m~1,500m台くらいが見頃だったように思った。曇り空なのが残念・・・。
一人で行く予定ではなかった山だが、富山の百山も87座目になったので良しとしよう。