07:32
9.8 km
936 m
武奈ヶ岳
比良山地・武奈ヶ岳・釈迦岳 (滋賀, 京都)
2025.07.20(日) 日帰り
朝8時にガリバー旅行村の駐車場に到着。 登山口から1番近い駐車場に停めることができました。駐車料金は無料です。 日本滝100選に選ばれている八ツ淵の滝を遡上するコースになりますが、何年か前の豪雨により道が崩落しているようで、危険、通行止めの看板が立っていました。 20年ほど前に貴船の滝までは川沿いに登ったことがありましたが、リスクは回避した通常の登山道で武奈ヶ岳を目指します。 大摺鉢まで到着し、貴船滝方面は通行危険の看板があり、ここから広谷方面へ向かいます。 登り始めに少し危険な箇所はあり、登山道もかなり狭く歩きにくい道を進みます。 広谷からイブルキノコバ方面に川を渡り武奈ヶ岳を目指します。ここまで約2時間掛かりますが、この日は他の登山者を全く見かけませんでした。 ここからはだいぶ登りやすい道となり、約30分ほどで稜線となるコヤマノ分岐にでます。 山頂も見えるところまで来ますが、ここからはかなり急登となります。ただ15分程で山頂に到着。 登り始め1時間ぐらいはかなり辛く感じましたが、体があったまったと言うか、ウォーミングアップが終わった感じでその後は気持ち良く登り切ることができました。 山頂には10数名ほどの登山者がいましたが、猛暑の影響か3連休のわりには人は少なかったと思います。 山頂は360度見渡す限りの絶景と綺麗に琵琶湖が望めました。 軽く昼食を済ませて、細川越え方面から下山します。 下山を始めてすぐに道に迷ってしまいました。 綺麗な稜線を歩けるのかと思ってましたが、草木が生い茂ったかなり狭い歩きにくい道を進みます。 稜線から広谷方面に向かいますが、ここからは小川も流れ始め傾斜の緩やかな道を進みます。 途中かなりの湿地帯となるので、慎重に渡り木の上を進むことになりますが、その湿地帯が終わった頃に頭に乗せていたサングラスが無いことに気付きます。 数分前には頭にあるのを確認していたので、迷いましたが、道を引き返して探すことに。慎重に進んだ湿地帯もまた引き返して分岐近くまで500m程戻りましたが、見つからず諦めてまた下山するとにしました。 引き返した地点の近くまで、また戻ってきたあたりでサングラスを発見。無駄に500m程登ることになってしまいました。 川沿いを気持ち良く下山していると地面付近の皮が剥ぎ取られた木を発見。なんだろう?と思いながら近寄って、ふと頭をよぎったのが熊の仕業? 帰り道も他の登山者には全く出会わず少し怖くなったので、足早に広谷へ向かいました。 下山してから調べましたが、やはりクマハギと言われる熊の習性のようで、熊に出会わずにホッとしました。 熊鈴は着けてあるいていますが、熊なんて出会わないだろうと、タカを括って登山してきたので、ちゃんと熊の出没情報や熊対策の知識もつけて山登りしないとダメなんだと感じました。 広谷からもとの道を下山して、大摺鉢まで戻ってきました。時間は14時半ごろ。滝前の大きな岩の上で寝転がって大休憩。日差しも和らぎ始め、気持ちのいい時間を過ごしました。 ここで悩んだのですが、貴船の滝をどうしても見てみたいと思い、通行危険の看板を無視して、川沿いを遡上することにしました。 20年前に行った微かな記憶だと確かに危険な道がありましたが、行けなくはないと判断しクリップが埋められた岩を登ります。 すぐに倒れた木に道が塞がれて、簡単には進めない状態でしたが、なんとか乗り越えて、先に進みます。 岩登りや崖沿いを進むことになりますが、鎖やロープが張られており、なんとか貴船の滝まで行くことができました。 時間的に日差しが滝の後方から、木の枝から抜けるように注いでいて、素晴らしい滝の姿を見ることができました。 高さは30m程とそこまで大きくはありませんが、滝前に行くのにも鎖を掴んで滝壺付近まで降りる形になり誰もいない秘境に来た感覚になります。 滝100選に選ばれる価値もあるように感じました。 帰り道も慎重に鎖場などを通り、ガリバー旅行村へ戻ります。 車まで戻ったのが15時半頃と約7時間半の行程となりました。登りが950m。距離が約10キロとサングラスの捜索や滝までの寄り道などもあり、予定よりも時間がかかりましたが、平野部は気温35℃と言う猛暑日の中、気持ちのいい山歩きとなりました。 反対側の御殿山ルートから登っている方の方が多いようで、見応えのある滝道が通行止めになっているのも人が少ない要因かもしれません。