雁戸山・カケスガ峰
蔵王山・雁戸山・不忘山
(宮城, 山形)
2023.11.03(金)
日帰り
予報は爆風。現地は快晴。眺めは霞。
ギリまで神室か雁戸か。北か南か悩んだものの今シーズンラストになるであろう笹谷峠だし、既に今シーズンは神室登ってるので雁戸へと。
8時で駐車場は満車。混んどります。さすが三連休初日。ココは夜中か早朝が主に訪れることが多いので停めることにいつもは悩まないのだが、普通の時間だとやはり混む…。
そんな感じで4人パーリィ登山。
複数人登山はペース作りが難しい。
ちなみに自分はいつも最初の1時間半はツラツラと文句言って登りたくない楽しくない帰りたいどうせ下るのに。と言うメンタルなのです。
そこ超えると無敵状態になるんだけども。
代わりばんこでペースを作りつつ登るも見事なまでに落ち葉の絨毯。
それだけならハッピーなんだけど見事に粘度質の土を隠しぬかるみを隠し木の根を隠すトラップまみれ登山です。登りはそんなに転ぶことはないんだけど帰りなぁ〜なんて思いつつ登りでも転びつつ。
稜線が遠い遠い。しばらくトラップまみれの登山を楽しみつつちょっと開けたかと思えば斜面のキワを攻め、、紅葉はとっくに終わってる中、落ち葉の香りを楽しみたまに獣臭も楽しみ。
熊よく出る山だけど今回は殆ど熊の気配なかったなぁ。船形山の方がアブナイ気配を感じれる山だった。香っても濃くないというか。
雁戸山、偽ピークを目の前に一旦休憩。
かっこいいギザギザ。あそこ歩くってだけで心も踊る。おそらく風もビュンビュンに当たるであろう形状。11月のくせに暑いし半袖になりたかったけどあの風で汗冷えしてあの狭さで着たり脱いだりもなぁ〜って1枚羽織っていざ稜線へ。
風強〜。気持ちぃ〜寒くな〜い。
景色いい〜けど奥は霞んでる〜。紅葉してたらめちゃくちゃ綺麗だろうな〜。という感想。
急勾配、ロープがあったりを登ったり降ったり。
全身使って登るタイプの急勾配は大好物で、足だけで登れる急勾配が大嫌い。
大好きなゾーンと大嫌いなゾーンが微妙に織り混ざってた。全身の方が疲れないんだもん…。
雁戸山登頂。
お先にどうぞ〜と皆様譲ってくれたからか殆ど人がおらず。南雁戸まで行きたかったけど暑さで予想外に水が減ったのでやめとくことに。
チラッと見えるとこまで行ったけど形がイカチィ。
カッコ良い。
少し早い昼飯。今回はカレー飯。とチャイ。
準備してもぐもぐ食べてたら人がどんどん増えて来て賑わいを見せる山頂。ソロの人もグループの人も年齢層もたくさん。
山では大学生によく間違いられる。一応26なのだが苦労知らない顔してんのかな?それとも26くらい30くらいだと思うがココは敢えて若めに…と気を遣ってもらってるのかな?
ダラダラ休憩して下山開始。
何で山に登るの?
と山登りをしてる方々は言われることが多いと思います。そして大体こう続きます。
どうせ下るのに…。
もはや変人扱いを受けてる皆様はなんて答えるのでしょうか。
そんなことを下山しながら考えてました。
考え事しながら下山すると大体転けます。
そして出した自分なりの答えは
「下るために登る」
です。えぇ、意味も何もないです。
なんか深そうでしょ。下る「のに」登る の「のに」を「ために」にするだけで意味深になるという言葉のマジックです。使ってください。それっぽくなります。こう言っておきながら何の為に登ってんのかよく分かってません。
でカケスガ峰。平地〜。ここで寝たーい。
と休憩。
そして気合い入れて一気に再び下山開始するもトラップにまんまとハマる4人。前から「うわー」と聞こえ後ろから「うわー」と聞こえ気づいたら自分が「うわー」と叫び。
うわーうわー言いながら下山しますた。
疲労度からして南雁戸は全然行けたなぁ。水あればな…。来年だ。