小金沢連嶺
大菩薩嶺・鶏冠山・大マテイ山
(山梨)
2025年11月17日(月)
日帰り
実は黒斑山へ行く予定ではあったのだが、てんくらは気温2℃の爆風19mで Cとなっており、行ったところで紅葉は終わっているし、まだガトーショコラじゃないし、新幹線に乗ると駅弁を買わねばならず意外と高くつくし、決して日和った訳ではないのだが、前回同様勇気ある撤退以前の計画変更を決めこんで大菩薩方面へ逃げた。我ながら賢明な判断である。
大菩薩も麓は紅葉真っ盛りも山中はピークを過ぎて足早に冬に向かっている。甲斐大和駅からのバスもそれほど混雑はしていなかった。小屋平BSで降りたのは6名、意外といるものの小金沢連嶺へ進む登山者は私だけのようだ。ただし、すずらん昆虫館前BSから登ってくる方がいるので、それだけでも熊の不安は減る。このルートでは23年に目撃情報があり、私はこの日の為に携帯ラジオを購入した。日頃、山でラジオを鳴らしている登山者がいるとうるせ〜なぁと思ってしまうのだが、今回は私もうるせ〜側に回ることにする。
登山前に熊に関して多少なりとも勉強してみたところによると、木の実が不作で餌を求めて里に下りてくる熊が多いなんてえのはもはや毎年のように聞く基本情報である。野焼きや焚き火をしなくなったせいで里に下りてくるようになった説は説得力がある。獣には本能的に恐れる火を連想させる煙の匂いから逃げる習性があるらしい。確かに落ち葉を集めて焚き火をしたら、危ないとか臭いとか、洗濯物に灰が付くだのすぐにクレームが来る世の中になってしまった。里に下りてくる熊はアホで、山の中にいる熊は賢いから出会う確率は限りなく低い説もなるほどなとうなづいてしまった。まあ、ネットから拾ってきた情報なので、参考程度で。
それにしても、富士山を愛でる最高のルートである。前回、好きな山容ベスト3を書いていたが、富士山は入れていなかった。しかしと言うか、やはりと言うか、富士山が見えると条件反射的に写真を撮ってしまうし、時には柏手を打ってありがたやと頭を垂れることさえもある。
つまりは、タイプではないのだ。これも前回書いたように私は女性の髪型はショートカットが好きである。あくまでも、ショートカットの女性が好きであると書かないところがミソである。何が言いたいかと言うと、富士山はショートカットではない、長い黒髪なんじゃないかと思うわけですよ。誰もが美しいと感じるその容姿。ある意味、日本の象徴である。そんな女性、庶民の私にはお近づきになる資格もございやせん。遠く柱の影からそのお姿をちらと眺めるだけでも私の一重の目の保養になるってえもんでごぜえやす。
すずらん昆虫館前BSで下車した登山者を含め、スライドは6名。考えてみれば、甲斐大和駅から天目山温泉まではバスで10分ほど、アクセス抜群なのだ。大菩薩までいかなくともお手軽に富士山の絶景を眺めることができる、と言いたいところだが、このルートの核心は後半の沢沿いにある。落ち葉でルートが分かりづらい箇所、高度感のあるトラバース、繰り返しの渡渉と、初心者はややたじろぐかもしれない。
晴れてはいたが風の強い日でした。1900越えですからね、稜線上で風に吹かれるとさすがに寒く、みなさんジャケットやらを着ておりまして、私みたいにTシャツ1枚で歩いているアホはいませんでした。まあ、タンクトップ1枚よりはマシですし、時にはランニング用のアームカバーもいたしました。黒斑山に行っていたらもっと寒くてジャケットやらを着ないとやられていたかもしれないと考えれば、まあ、これはこれで良しと言うことではないでしょうか。