04:52
12.2 km
944 m
井原山
雷山・井原山 (佐賀, 福岡)
2025.11.12(水) 日帰り
今年も11月となり、いよいよ私の山歩シーズン到来、やはり山は冬でしょ。ヒンヤリとした空気の中、ただただ山頂へ向かって歩く、澄んだ空気を思いっきり吸い込んで呼吸を整えつつ、無心になったり考え事をしながら歩き続ける。時には立ち止まり風の音や生き物の鳴き声などに耳を澄ましたり、葉の落ちた木々の間に登ったことのある遠くの山を見つけたりしながら。冬ならではの山歩の楽しみは尽きない。 寒さは、何とか装備で工夫出来るもので、雪の季節なら出かける前に、気温や積雪量等の情報集めも楽しみのひとつだし、あれこれ装備の工夫もまた楽しい。 というわけで、半月後に遠征を計画中だが、夏の間に体力が落ちた心配があるので、本日は近隣の井原山へ出掛ける事に。 野河原渓谷の駐車場を起点に井原山山頂へ 登り3.5時間、下り2.5時間を予定。 ペース配分に注意しながら歩き出す。 初めてのルートで、野河原渓谷入口を過ぎると、最初は処々崩落があるコンクリート舗装の林道、その後砂防堰堤の工事箇所から上は、工事車両の行き来する林道となった、林道歩きに飽きた頃「旧水無登山道」の看板、迷うことなく旧登山道を選択。少し進んだ頃スマホの通知音が頻繁に鳴るので確認したらMAMAPのルート外れの警告音だった。地図を確認すると、正解ルートは、工事車両の行き交う林道で、旧登山道は、ルートから外れている事が分かったが、踏み跡が明瞭でこの先で正規ルートに合流出来る見込なのでそのまま進む事に。 旧登山道は、道幅が狭くそこかしこでヤブに入ったりぬかるみに出くわしたり登山道らしい様相を呈していた。 ふと気付くと、太ももから下に秋の山歩きの洗礼、植物の種がビッシリ張り付いていた。歩きながら張り付いた種をはがしていたが、やたらと粘りつく種で手ば直ぐにベタベタ、結局最後までベタベタの手で過ごす羽目になってしまう。 その後、順調に山頂を踏んで、景色を堪能し、下山しながら少しの紅葉を楽しみ水無登山口まで降りてきた。水無登山口から少し下った所でふと気付いたのだが、川の音が消えている、地図を確認すると下りの林道の直ぐ左側に川が流れているはずだが、川の音が無い。微かに上流の川音は聞こえるものの、今居る場所の近くに川音は無い。川底と思われる場所を除くと岩や砂で覆われて水の流れはまったく無くなっていた。 なるほど、だから「水無」なのか、川の流れは、地下の鍾乳洞等に吸い込まれる等して地図上では川の表記があるものの水の流れが消えていると予想される。暫く下ってみるとやがて川のせせらぎが復活した。 野河原渓谷の駐車場に帰り付いた時刻は、12時、歩行時間約5時間、予定時間より早く下山、昨年の同じ時期と同じペースで、山歩を終えることが出来た、コレなら今月末の遠征も何とか予定通りの山歩が出来そうだ。