大普賢岳トレイル
観音峯山・大普賢岳・山上ヶ岳・稲村ヶ岳
(奈良)
2025.11.08(土)
日帰り
日本百名山を含む名だたる山々は初冠雪を迎え、いよいよ雪山シーズン到来です
本格的な冬が始まるのを前に、何処か行き忘れた山があるような…
今回は奈良県吉野郡上北山村と天川村にまたがる大峯奥駈道上にある大普賢岳周回です
吉野のメジャーな山でおそらく一番きついのではないかと思っていたので、一番最後にとっておいたのですが、甲信越の山々に魅せられてずいぶん後回しになっていました
標高1,800m程の山ですが、早ければ11月下旬には積雪の可能性もあるので、最優先での登山です
登山計画はWASAMATAヒュッテからスタート、まず和佐又山を目指します
登頂後、一度下って大普賢岳登山口との合流コルを経て、曾孫普賢岳、日本岳の崖直下をトラバース
小普賢岳前コルにて尾根を反転し小普賢岳をトラバース、急な鋼製階段と崖側面に設置された歩廊を進み、大普賢岳直下の大峯奥駈道に合流、標高1779.9mの大普賢岳山頂へ
その後、弥勒岳、国見岳、七曜岳ピークを経て、無双洞、水簾の滝方面の急斜面を一度下ります
水簾の滝からは急登を登り返し、底無井戸に寄って、再び和佐又コルへ
そのまま、キャンプ場を経てWASAYAMAヒュッテに下山の周回コースです
大普賢岳を含む普賢岳ファミリーはカバー写真にもあるように、ステゴサウルスの背中のようなユニークな山容をした山々です
それぞれのピークは踏破できるそうですが、時間の都合で今回はスキップしました
大普賢岳までか、その先の弥勒岳前のコルまでのピストンであれば、初心者や体力にあまり自身がない方でも十分楽しめる山だと思います
(今回は大普賢岳までの登山道の写真を多めにしました)
今回は周回コースですので、七曜岳まで稜線を行きますが、その先は登山道が不明瞭な上、水簾の滝までの急斜面の下りに加え、高低差約200mほどの鋼製階段+ホッチキス+鎖を含んだ急登を疲労した脚で登り返しますので、前記の方は避けられた方が良いと思います
実際、途中のトラバースでは滑落事故も起きているようですので、十分気を付けましょう
特に陽が短い時期は、気温も低いので注意が必要で、早朝の登山開始と防寒具、ヘッドライト等の準備もしっかりしましょう
途中、水簾の滝から林道へのエスケープはありますが、夜間は大変危険🐻で、またWASAMATAヒュッテまでかなり距離があるので、現実的ではないと思います
今回で行きたかった吉野の山はほぼ踏破できましたので、来春以降に向けての計画は達成です
これからのシーズンは雪山に移行していきますので、自家用車の冬支度も完了で、昨シーズンよりちょっとレベルをあげてみたいなぁと考えています
それまでは今が旬の低山にでも行くかなぁ🏔🏔🏔
携帯電波情報
auはヒュッテ付近と登山道の一部(稜線上)は電波が届きますが、谷部はほぼダメと考えてよいでしょう
できれば、国道分岐までにヤマップアプリと登山届は提出した方が良いかもしれません