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念丈岳・烏帽子岳・本高森山 (長野)
2026年05月16日(土) 日帰り
娘と2回目の登山 1回目の活動日記💕 https://yamap.com/activities/48178750 小八郎まではサクサク行けるよ 無風で暑かった 少し霞がかかっていた 南アルプスは雲の中 いつもの山情報なし スルーしてもw ここ数日、少しソワソワしていた。 いや。 かなりドキドキしていた笑 だが何日も前から言うと、しつこくなる。 父親という生き物は難しい。 だからタイミングを見計らう。 ――金曜の夜。 自然を装って、さりげなく切り出す。 「……明日、山行く?」 たったそれだけの一言。 だが自分の内心では、完全にイベント発生である。 めちゃくちゃ嬉しい。 本当は飛び跳ねたい。 ガッツポーズしたい。 だが、それを悟られてはいけない。 父親たるもの、クールでなければ。 平静を装う。 完全なるポーカーフェイス。 すると娘は、あっさりと答えた。 「いいよ」 ――ッ!!!! 脳内ファンファーレ。 勇者覚醒レベルのBGM。 心の中ではスタンディングガッツポーズ。 だが表情は崩さない。 「じゃあ行こう」 くらいの空気感を装う。 危なかった。 今ちょっと油断したら「よっしゃぁぁ!!」って言う所だった。 平然を装いながら続ける。 「前回の山行く? それとも他の山?」 すると娘は少し考えて、 「う〜ん。他の山行きたいかなぁ」 と答えた。 ……ほう。 そう来たか。 「いいぜ〜。見晴らし良い所行こう。」 さらっと返す。 だが内心では、すでにルート選定会議が始まっている。 ここで無理は禁物。 父は知っている。 「もう山嫌だ〜」 それだけは絶対に回避しなければならない。 距離。 標高差。 景色。 達成感。 全てのバランスが重要だ。 娘に“また行きたい”と思ってもらう。 それが今回の最重要クエスト。 前回より距離は短め。 だけど景色は最高。 そんな山を、父は静かに探し始めるのであった⛰️ 山を始めてからというもの、自分はずっと“日帰りで行ける山”を攻略してきた。 条件はシンプル。 ――16:00までに家へ帰ること。 飲食店営業。 これは絶対条件だ。 だから自然と、“限られた時間で最大限楽しめる山”を探すようになった。 下伊那の山々。 距離。 標高差。 移動時間。 景色。 混雑。 頭の中には、かなりのデータが蓄積されている。 正直、この条件で山を選ぶ事に関しては、かなり自信がある笑 候補はいくらでも出せる。 だが今日は特別だ。 娘との山。 ここでミスは許されない。 前日の仕事はかなり忙しかった。 しかも今日も、たぶん忙しい。 仕込みも溜まっている。 本来なら昼間は山なんて行かず、厨房で黙々と準備しているべき日だ。 だが――。 そんな“正論”より優先したい日が、人生にはある。 山へ行く。 帰宅。 シャワー。 洗濯。 そのまま仕込み。 そしてOPEN。 ……ハードだ。 普通にキツい。 でも、不思議と嫌じゃない。 むしろ少しワクワクしている。 娘との山。 このチャンスとタイミングを、逃す理由なんて無かった。 頭の中で、条件を一つずつ並べていく。 移動時間。 前回と違う山。 景色。 山行時間。 娘のペース。 帰宅後の仕込み。 バラバラだったピースが、少しずつハマっていく。 ――よし。 決まった。 「松川の小八郎にしよう。」 小八郎岳、7回目。 いつもなら、その先の烏帽子岳とセットで歩く山だ。 だが今回は違う。 娘と一緒。 ……いや、むしろ今回の条件なら小八郎は最高じゃないか。 距離。 景色。 達成感。 しかも山頂からの眺めは抜群。 「山って楽しい」 そう思ってもらうには、かなり良い選択だ。 自分は35Lザックへ装備を詰め込んでいく。 飲み物。 行動食。 ラーメン。 クッカー。 おやつ。 コーヒーとココア。 汗冷え対策。 ファーストエイド。 もちろん今回も抜かりはない。 ――なお、猫砂は入っていない。 さすがに娘との山で《テン泊スタスタ計画》は発動しない。 父としての威厳が消し飛ぶ。 準備を終え、車へ乗り込む。 そして今日は、高速を使った。 座光寺〜松川。 飯田の人間なら分かる。 正直、下道との差は数分程度。 普段ならまず乗らない。 だが今日は違う。 過密スケジュール。 1分1秒でも欲しい。 山。 帰宅。 シャワー。 洗濯。 仕込み。 営業。 全てを成立させるには、時間が重要だ。 だが娘の前では、そんな空気は見せない。 「まあ余裕だよ」 そんな顔をしてハンドルを握る。 本当は頭の中フル回転である。 父とは、時に“余裕を演じる生き物”なのだ笑 登山口到着。 天気良し。 空は青く、山の緑も濃い。 「よし、行こうか」 歩き出した娘は、思った以上にニコニコしていた。 出だしは上々。 だが――今日は風が無い。 樹林帯に熱気がこもり、じわっと汗が浮いてくる。 自分は平然を装っているが、内心では細かく様子を見ていた。 疲れてないか。 暑すぎないか。 水分は足りてるか。 だが幸い、小八郎の登山道は優しい。 途中途中にベンチがある。 さらに、この山の好きな所。 小一郎〜小七郎までのラミネートイラスト。 これが初見だと地味に楽しい。 「次、小三郎だって〜」 「ほんとだ笑」 そんな小さな発見で会話が生まれる。 これが良い。 ただ登るだけじゃない。 “楽しく歩ける”って大事だ。 ベンチを見つけては、二人で並んで座る。 風は無い。 でも木漏れ日が気持ち良い。 娘は景色を見たり、写真を撮ったり、楽しそうに話してくれる。 それだけで父は嬉しい。 本当は、 《よしッ!! 山好きゲージ上昇!!》 とか脳内表示されている。 だが表には出さない。 「まあ、こんなもんだよ」 みたいな顔で座っている。 完全にクール系父親を演じているが、内心はかなり浮かれていた笑 娘が持っていたストックが、不意にこちらへ向いた。 ヒュッ――。 「うおっ、あぶねぇ!!」 反射的にのけぞる。 危ない。 あと数センチで片目を失う所だった。 完全に近づきすぎた笑 「片目になるじゃないか〜笑」 すると娘がケラケラ笑いながら返してくる。 「パパ、眼帯で仕事しなよ笑 海賊みたいに」 「お〜、いいねぇ。常連さんに“伝説の料理人”とか言われそう笑」 そんな流れから、自分はニヤニヤしながら聞いた。 「あ〜、なんで海賊って眼帯してるか知ってる?」 娘は即答。 「目を突かれたから?」 「違うんだよ〜笑」 ちょっと得意げになる父。 こういう、どうでもいい雑学を披露できるタイミングを待っていた。 「暗い船内にすぐ適応できるように、片目を暗闇用にしてるって説があるんだよ」 「へぇ〜!」 「だから甲板から下に降りる時、眼帯を反対にするらしい」 「賢っ!」 ――よし。 父ポイント加算である。 そんな、どうでもいい話題で盛り上がれるのも親子登山の良さだ。 景色が特別なのも良い。 山頂が気持ち良いのも良い。 でも結局、一番記憶に残るのは、こういう時間なのかもしれない。 笑いながら歩く。スマホは写真を撮るだけ。 ただそれだけなのに、妙に幸せだ。 駐車場には10台以上の車が停まっていた。 「今日は人多そうだな〜」 そんな事を思いながら登ってきた。 だから山頂に着いた瞬間、自分は少し驚いた。 ――誰もいない。 小八郎岳山頂、まさかの貸切。 風。 青空。 広がる景色。 そして、自分達二人だけ。 「お〜! 貸切じゃん、やった〜!」 ……しまった。 心の声が漏れた。 危うく“クールな父親像”が崩壊する所だった。 だが、もう遅い。 隣を見る。 娘が景色を見ながら笑っている。 達成感いっぱいの顔。 キラキラした目。 「うわ〜……すごい✨」 その瞬間。 もうダメだった。 完全にやられた。 景色が綺麗とか、山頂が気持ち良いとか、もちろんそれもある。 でも今、自分の中で一番嬉しいのは―― 娘が楽しそうな事。 それだった。 頑張って登って良かった。 仕事前でも来て良かった。 高速使って良かった。 全部正解だった。 父親という生き物は、たぶんこういう瞬間のために頑張れるんだと思う。 景色を眺めながら、楽しそうに山頂を歩き回る娘。 その姿を見ながら、自分は一人テキパキと動いていた。 ――タイムリミットが迫っている。 帰宅。 シャワー。 洗濯。 仕込み。 営業開始。 脳内では常に時計が動いている。 だから無駄な動きはできない。 だが表情には出さない。 “余裕のある父”を演じ続ける。 さて、昼飯問題。 カップ麺 ……これで良いのか? すると娘が言った。 「今、グルテンフリー月間なんだよね〜」 父、痛恨の選択ミスか。 だが次の瞬間。 「でも山で食べるカップ麺はチートデーだから、それが食べたい♪」 勝った。 山カップ麺、正式採用である。 「了解しました、お姫様。」 そんな気持ちで湯を注ぐ。 すると娘は、すぐ横でしゃがみ込んだ。 「あ〜、たんぽぽだ〜」 ……ただの草である笑 「は〜い、3分ね〜」 貸切山頂。 座る場所はいくらでもある。 だが自分達は、一つのベンチへ並んで座った。 景色を見ながら、二人でカップ麺をすする。 最高である。 すると娘が箸を止めて言った。 「麺交換しよ〜」 ――あぁ、もうダメだ。 完全に落ちた笑 こんなの嬉しいに決まっている。 父親HP全回復である。 食後にはココアを淹れて渡す。 娘が「おいしい〜」と笑っている間に、自分は静かに撤収準備を完了。 クッカー片付け。 ゴミ確認。 装備収納。 山頂でのんびりしているようで、実はかなり忙しい。 だが、その慌ただしさすら心地良かった。 いよいよ下山開始。 小八郎の登山道は、虚空蔵より細い場所が多い。 しかも今日は乾いているとはいえ、油断すると落ち葉で滑りやすい。 自分が先を歩くと、どうしてもペースが上がってしまう。 だから娘を前にした。 その方が歩幅も合わせやすいし、何より安心だ。 ……だが。 「パパ先に行って〜」 娘が後ろを振り返りながら言う。 「なんでよ〜笑」 すると娘はニヤニヤしながら返した。 「滑ったらパパを下敷きにする笑」 「ひどっ笑」 でも、そうやって冗談を言えるくらい余裕があるのは良い事だ。 二人で笑いながら立ち位置を入れ替える。 その瞬間だった。 娘が前を向き、自分の顔が見えなくなる。 ――すると。 クールな父親モード、解除。 口元が完全に緩む。 ニヤニヤが止まらない。 「楽しそうで良かったなぁ……」 「また来たいって思ってくれたかなぁ……」 そんな事ばかり考えてしまう。 さっきまで“余裕ある父”を演じていた男はどこへ行ったのか。 完全にデレデレ父である。 だが娘はこちらの顔は見えない。 今だけはバレない。 なので安心してニヤける。 たぶんこういう“見られてない瞬間”に、一番幸せそうな顔をしているのかもしれない笑 登山口へ到着。 「ついた〜!」 娘のその声を聞いた瞬間、自分の中でも一つの冒険が終わった気がした。 怪我なし。 無事下山。 楽しそうだった。 完璧である。 靴の泥を軽く落としながら、何気ない感じで聞いてみる。 「登山装備、買う?」 あまりグイグイ行くのは良く無いが… すると娘は少し考えてから言った。 「う〜ん、とりあえず靴は欲しいかな」 ――ッ!!!! よし。 心の中でガッツポーズ。 “また山に来たい” その気持ちがちゃんと残っている。 父、大勝利である。 今回のクエストも無事完了だ。 帰りも高速を使う。 数分の短縮。 だが今日は、その数分がありがたい。 助手席では娘が写真を見返している。 時々「これいい写真〜♪」なんて笑っている。 その声を聞きながら、自分は静かにハンドルを握った。 家へ到着。 すぐシャワー。 汗を流し、装備を片付ける。 そして仕事モードへ切り替える時間が来る。 「洗濯しといて〜」 「は〜い」 娘の返事を聞きながら、自分は家を出た。 ここからは、“働く男”戦闘モードだ。 仕込み。 営業。 接客。 山の余韻に浸る暇もなく、夜は過ぎていく。 そして―― 只今、深夜2:50 やっと活動日記が書き終わった。 風呂に入ってベッドに行ったら一瞬で眠りにつくだろう。 身体は疲れている。 でも心は、不思議なくらい満たされていた。 ……最高の一日だった。
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念丈岳・烏帽子岳・本高森山 (長野)
2026年04月19日(日) 日帰り
お久しぶりのお山はお久しぶりの小八郎へ カレー弁当持ってスタコラサッサ ゆるーく始まりましたー⛰️
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念丈岳・烏帽子岳・本高森山 (長野)
2026年04月12日(日) 日帰り
地元人は小さい時から登る山と聞いていたので、ピクニック気分で軽い気持ちで行ってみたけど😊ナメてました💦想像より辛かった😂途中に現れる小一郎から成長していくイラストが楽しく、励みになりました✨✨