秣岳・しろがね草原 美しい草黄葉
栗駒山(須川岳)・秣岳・虚空蔵山
(宮城, 秋田, 岩手)
2025年10月13日(月)
日帰り
紅葉前線が主要な登山口まで降りた晩秋に、職場の後輩と秣岳登山口から入山し、しろがね草原まで歩きました。
天馬尾根という美名を持つ稜線は、栗駒山主峰とは趣を異にし、美しい高層湿原はいつ訪れても幸せな気持ちにさせてくれます。
前日までの天気予報では、台風と前線の影響により青空が期待できなかったので、昼食後にのんびり須川高原を散策しようと考えていたら、予想外に天気が好転して驚き。
下界から仰ぐ栗駒山は厚い雲に覆われていたけど、展望岩頭のLive Camを見ると稜線は雲海の上。
天気に翻弄され、かなり出遅れてしまったけど、当初の計画どおり秣岳としろがね草原へ足を延ばすことに。
(⚠️真っ当な登山者は午前中に行動を終えるもの。午後から登山開始するのは遭難者予備軍など典型的なお馬鹿さんです。良い子は真似しないようにね!)
めんこい岳人と一緒なので、るんるん気分のはずですが、この日は終始緊張感を持って歩きました。
雨後の登山ということで、登山道は酷い泥濘状態。
滑って転ばないよう気をつけますが、それ以上に注意すべきは熊との遭遇。
今季、栗駒山では熊の目撃情報が相次いでいます。
僕も6月に東栗駒登山道で熊と近距離で遭遇してなんとか追い払い、10月5日(日)には東栗駒登山道で5mの至近距離で遭遇した登山者がいました。
紅葉最盛期で大勢の登山者が入山しているにもかかわらず、熊の目撃情報が多く、登山者を恐れていない様子なので、不幸な事故が起きるのは時間の問題だと考えています。
10月3日(金)には、「いわかがみ平」から直線距離わずか7kmの宮城県栗原市栗駒文字荒砥沢(荒砥沢ダム付近)の山林で、70代女性が熊に襲われたと見られ死亡、別の女性1人も連絡が取れず行方不明となっています。
犠牲になったのは僕の同級生の母親でした。
だから他人事とは思えません。
月輪熊の行動範囲は広く、10月3日に人を襲い、人が弱い存在だと認識し、人の味を覚えたであろう熊と遭遇する可能性があります。
最近、熊の被害が急増し、人を積極的に襲う事例が相次ぎ、頭部と胴体が離れた状態で見つかった岩手県北上市の熊害は衝撃でした。
この日の僕の役割は後輩の用心棒。
共通の友人から彼女の護衛を託され、命をかけて彼女を守るようにと厳命を受けています。
言われるまでもなく、熊と遭わないための対策を十分にして、出遭ってしまったときのために武装し、熊の気配を見逃さないよう細心の注意を払いながら登りました。
万が一襲われた場合は、殺されないよう不退転の覚悟で闘います。
「熊よりお前が危険では!?」というつっこみは堪忍です…
幸い熊と遭遇することなく、美しい草原と紅葉、ブロッケン現象にも出会えて、そして何より彼女との会話が楽しく、とても充実した山行になりました❗️
素敵な時間を共有できて、なゆたさんに感謝しきりです😊
【追記】
翌日14日には熊が秣岳付近の木道を悠々と歩いていたそう。