果無(はてなし)と云ふ峠と邨へ

2020.12.11(金) 日帰り

活動データ

タイム

05:33

距離

13.4km

のぼり

1291m

くだり

1221m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 33
休憩時間
58
距離
13.4 km
のぼり / くだり
1291 / 1221 m
1 27
46
14
12
1
22
11
14

活動詳細

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 ⛩goto紀州 第2週 和歌山県田辺市本宮町3日目 果無  本宮の民宿に着いた日、熊野古道のマップを読んでいたら、果無(はてなし)という峠と集落に、目が吸い寄せられた。何という旅情をそそる名だろう。  道の駅奥熊野に車を停め、八木尾バス停登り口から古道に入り、十津川温泉のほうに下り、バスで道の駅に戻る旅程。  この区間には十津川村営バスと長距離路線の奈良バスがあるが、本数少ないので、事前チェック必要。  前日の熊野古道中辺路・本宮-発心門王子周回コースと比べ、登山の本格度が大幅にアップし、その代わり眺めは断然良い。  道中一人も会わず、古道の世界にどっぷり浸れた。本日も600ml2本持っていったが、1本で済んだ。  八木尾バス停から概ね登りっぱなし。途中、本宮側の眺望が素晴らしい。  峠に着いたら、眺望ゼロに失望したが、石地力山とやらに寄り道縦走したら、奈良県側の眺望は開けた。余裕があれば、寄り道しても悪くはない。  峠からは下りっぱなし。果無の集落は、十津川温泉を見下ろす山の中腹にあり、石垣が印象的。ちょっとした天空の村で、以前訪れたネパールの山村の風景がダブった。  わずか数軒。登山者を手厚くもてなす名物お婆ちゃんがいると聞いたが、宿の女将によると、もう御年95歳くらいで、最近お年寄り施設に入ったのだとか。  集落からは、バス停がある櫟砂古(いちざこ)に下りることにした。きつい急斜面だ。  果無という地名の由来はネットに紹介されていたが、この「櫟砂古」というのは不明。見たところ、熊野川沿いの国道脇の斜面に平屋の民家が1軒へばり付いていただけだった。  村営バスで本宮側に戻る国道沿いには「七色」という大きめの集落もあった。これまた興味深い由来があるに違いない。  なお、村営バスの十津川-本宮は1日2本だが、乗客は自分だけだった。どの集落も人影がないんだよな。  熊野古道2日目で、すっかり気に入った。明日からも楽しみだ。

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