中央分水嶺企画に参加させていただいた。 分水嶺と言えば、一般的に明瞭な稜線が累々と連なるイメージがあるが、今回歩いた区間は、緩やか、かつ、複雑に入り組んだ丘陵地帯で、瀬戸内海と日本海を分ける頂にいるとはとても思えない(笑) 一瞬のスキで方角を見誤り何度か支尾根に入りかける。いつもなら何気なく跨ぐ小さな流れに「しまった!外してるわ、戻らねば!」「なんでこっちのピークに行っちゃうの?」・・・てな感じで、どう考えても地理院地図と異なる地形にメンバー全員で頭をひねる。実地検分することで初めて見えてくる地形のトリック。 次から次へと変わる風景や地形は、決して単調なヤブ歩きではない。「これは知的好奇心を満たす高尚な謎解き遊びだ!」って言おうものなら「あいつ、やっぱり変」って返ってきそう(笑)
ここまで来るとやはり寒い。オッサン2人は厚着。sadakenさんは、気合満々薄着でスタート
車からショートカットはしない、ちゃんと峠から開始
だんだん晴れてきた
後ろにいる人は伐採現場の親方です。
日本とは思えない荒涼とした風景
阿佐山方面は完全に落葉していた
枕牧場に到着。全然進んでないじゃんの声。確かに・・・
右から掛頭山、臥龍山、深入山、恐羅漢
低めの笹に物足らなさそうなsadakenさん
道が有るような無いような
舗装路の峠に飛び出した
道標は確かに熊城山を指している。でも道は見当たらず
適当に登って来ると踏み跡に合流、良くあること
取って付けたようなピークに残念がるこーきちさん、sadakenさん
確かに、こんな感じだからね、クマの巣窟みたいな凄いのを期待していたらしい
そこで熊棚探しを開始すると・・・
あるわあるわ、どこもかしこもこんな状態
やはり名前だけのことはあった(笑)
寒曳山方面。まだまだ研究不足で山座同定できず。
こーきちさんが分水嶺看板にむしゃぶりついて撮影したのがこれ。自分の頭の陰で露出調整するあたりはさすがですな
地味~な、お山
こんなピーク写真みんなで撮ってどうするん?
適当に岩が配置されいい感じ
ポーズしとる場合か?先は長いでー
椎谷峠着 ここから300mの直登だ
椎谷近し。樹間より歩いてきた稜線を臨む・・・がよく分からん
そして到着。ここで本日初めての大休止
急峻な山容に似合わず落ち着いたピーク。酒を歩荷して宴会したら楽しそう。
そして東稜に踏み出す。
展望岩より方位確認。正面は龍頭山。この角度から眺めるのはとても新鮮
下から見上げると結構高い
おお~~!!! 皆口々にありとあらゆる言葉で褒めたたえる。本日一番の絶景。雉の目山方面
ザックが破れてもお構いなしに突っ込むsadakenさん
ここだけ見ると雪国のよう
燕岩が間近に見えると車の行き交う音も大きくなってきた、あと少しで分水嶺マニアの聖地?
ジャ~ン、到着
いい歳こいてこんなことするとは、こっぱずかしい(笑)
振り返れば椎谷山が・・・つくづくいい山だ、と思う
龍頭に行けず残念がるsadakenさんを慰めるこーきちさん。ロードになった途端にテンション下がりまくる二人
でも、次回の主役「豊ケ丸」「樫の実」の秀麗な姿に俄然やる気が・・・
龍頭=野乃志間の峠をさりげなくチェック
日没間際の龍頭方面
デポ車両に到着、何だかんだでいい時間になった