柏ヶ丘

2020.11.18(水) 日帰り

活動データ

タイム

01:16

距離

2.8km

のぼり

162m

くだり

164m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
1 時間 16
休憩時間
0
距離
2.8 km
のぼり / くだり
162 / 164 m
1 17

活動詳細

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真駒内公園と藻南公園に挟まれた高台に柏ヶ丘155.7mがある。昔は三角点があったらしいのだが、今は亡失して久しく、地図にも三角点表記がない(国土地理院地図1975~1998年までは三角点表記あり)。 ここにはカタクリの里があって、春になるとカタクリの群落が見られ、緩やかな遊歩道を巡って散策を楽しめるそうだ。 その遊歩道の豊平川沿いは様相を異にし、岩崖となって切れ落ちている。その岩崖の下の藻南橋北側を流れる豊平川一帯は、古くから「おいらん淵」と呼ばれているそうだ。 花魁淵の名前の由来には諸説あるようだが、何でも、明治の末期に吉原より身請けされて来た花魁が、「話が違う」と、余りの寂しさに世をはかなみ、着飾って身を投じて短くも哀しい一生を終えたという話から、花魁淵と呼ばれるようになったというのだ。 身請けされるぐらいだ、相当の美貌であったに違いない。たとえ幽霊でもいい。美貌の花魁に一目会って身の上話でも聞こうじゃないか。この一心で、朝の散歩は花魁淵を足下に見る柏ヶ丘を歩くことにした。 北海道青少年会館の駐車場に車を止めて、案内板の横から延びる遊歩道を出発、まずは柏ヶ丘に向かった。三角点を探すためだ。しかし無いものは無い。 次は花魁だ。崖下まで一気に下る階段を降りて藻南公園に出る。岩崖を右に見ながら豊平川を北上すると、白く泡立った荒々しい流れが見えた。花魁淵だ。 だが、花魁が私の前に姿を見せることはなかった。 ここに至ってはたと気づいた。幽霊が出るのは夏の夜と相場が決まっている。今は晩秋の朝ではないか。いかにも時期が悪い。 日を改めることにした。

藻岩山 案内板「藻南・真駒内コース」の横から出発した。遊歩道は落葉の絨緞だ。
案内板「藻南・真駒内コース」の横から出発した。遊歩道は落葉の絨緞だ。
藻岩山 車止めのチェーン。この先が山頂となる。3分で頂上だ。
車止めのチェーン。この先が山頂となる。3分で頂上だ。
藻岩山 柏ヶ丘山頂。左に藻南デジタルテレビ中継放送所、奥に札幌市水道局柏丘高台配水池。施設の周囲を探ったが三角点の痕跡はなかった。
柏ヶ丘山頂。左に藻南デジタルテレビ中継放送所、奥に札幌市水道局柏丘高台配水池。施設の周囲を探ったが三角点の痕跡はなかった。
藻岩山 配水池をぐるっと回って見たが、やはり三角点の痕跡は確認できない。
配水池をぐるっと回って見たが、やはり三角点の痕跡は確認できない。
藻岩山 山頂にあるカタクリ観察路の案内板。春になると、真駒内公園側にカタクリの群落が見られるそうだ。私のようなオジさんが集まると、カタコリの群落だが。
山頂にあるカタクリ観察路の案内板。春になると、真駒内公園側にカタクリの群落が見られるそうだ。私のようなオジさんが集まると、カタコリの群落だが。
藻岩山 山頂には丸太の腰掛けが四つ並んでいる。
山頂には丸太の腰掛けが四つ並んでいる。
藻岩山 腰掛けには可愛い図柄の木彫プレートが嵌め込まれている。四つある腰掛けは順番に、アカゲラ、クマゲラ、ヤマゲラ、カタクリ。
腰掛けには可愛い図柄の木彫プレートが嵌め込まれている。四つある腰掛けは順番に、アカゲラ、クマゲラ、ヤマゲラ、カタクリ。
藻岩山 いい仕事をしている。
いい仕事をしている。
藻岩山 落葉したとはいえ、枝が邪魔で展望はよろしくない。
落葉したとはいえ、枝が邪魔で展望はよろしくない。
藻岩山 豊平川の淵が白く泡立っている。
豊平川の淵が白く泡立っている。
藻岩山 三角点が無かったので、道中で見つけた境界標石を撮った。北海道と彫られている。
三角点が無かったので、道中で見つけた境界標石を撮った。北海道と彫られている。
藻岩山 小鳥のエサ台。遠慮してか、警戒してか、恥ずかしがってか、小鳥の一羽さえ私の前に現れることはなかった。後でカラスが出て来るが。
小鳥のエサ台。遠慮してか、警戒してか、恥ずかしがってか、小鳥の一羽さえ私の前に現れることはなかった。後でカラスが出て来るが。
藻岩山 展望所にある展望図。以前は立派な展望台があったそうだが、今はベンチが一つあるだけだ。それで案内板の表示は「台」から「所」に変わったのか。
展望所にある展望図。以前は立派な展望台があったそうだが、今はベンチが一つあるだけだ。それで案内板の表示は「台」から「所」に変わったのか。
藻岩山 展望所のベンチでは、お爺さんが一人握り飯を頬張っていたが、その握り飯をじっと狙っているカラス。近づいても微動だにしない。全集中だ。
展望所のベンチでは、お爺さんが一人握り飯を頬張っていたが、その握り飯をじっと狙っているカラス。近づいても微動だにしない。全集中だ。
藻岩山 岩崖の縁を降りて花魁淵を見に行くことにした。この階段のある坂は高度差60mを一気に下る。
岩崖の縁を降りて花魁淵を見に行くことにした。この階段のある坂は高度差60mを一気に下る。
藻岩山 花魁淵
花魁淵
藻岩山 花魁淵もう一枚。
花魁淵もう一枚。
藻岩山 振り返ってもう一枚。
振り返ってもう一枚。
藻岩山 引き返して岩崖を登り返すのも面倒になり、行ける所まで行って遊歩道に合流することにした。進む先は笹藪だが、人の歩いた気配がある。
引き返して岩崖を登り返すのも面倒になり、行ける所まで行って遊歩道に合流することにした。進む先は笹藪だが、人の歩いた気配がある。
藻岩山 尾根に取付いて半ば辺り、ここから5分ほどで遊歩道に出た。
尾根に取付いて半ば辺り、ここから5分ほどで遊歩道に出た。
藻岩山 遊歩道から花魁淵を覗く。
遊歩道から花魁淵を覗く。
藻岩山 帰着。コース案内板の横に、北海道青少年会館の「丘の上のレストランコンパス」で散策路マップを配布しているとの看板があったので行ってみると、時間前でまだクローズ。会館の係員にお願いしたところ、丁寧な対応で散策路マップを用意していただいた。
帰着。コース案内板の横に、北海道青少年会館の「丘の上のレストランコンパス」で散策路マップを配布しているとの看板があったので行ってみると、時間前でまだクローズ。会館の係員にお願いしたところ、丁寧な対応で散策路マップを用意していただいた。

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