文珠山・嘉納山 / 鶴遊さんの嘉納山・頂海山・周防大島の活動日記

民俗学者宮本常一を生んだ周防大島は一度訪ねてみたい島だった。彼の父が与えた10の旅の心得のうち「新しくたずねていったところはかならず高いところに上がってみよ」という下りが、心に残っている。というわけではないが、島の最高峰、嘉納山（691m）に登ってみた。文殊堂まで車で上がり、そこから文殊山へ登る。嘉納山へは、さらに2㎞の縦走になった。文殊林道を終点まで行くという、選択肢もあるようだが、知らなかった。知らなくてよいこともあるようで、おかげでたっぷりと山歩きを楽しめた。宮本常一記念館を見学し、そのあと彼の生まれ故郷を見下ろす白木山に向かった。しかし、一昨年の水害のせいか、車道は通行止めになっていた。