長命寺は西国三十三所の一つ。西暦619年の創建で開基は聖徳太子。八〇八段、真っすぐ本堂まで続く石段を上り、由緒ある古刹を訪ねてきました。 前から参拝したかった初めての長命寺。参道となる階段入り口前に駐車して、ひたすら登りました。 階段脇で迎えてくれた木々の太さ、高さ、神聖さに圧倒され、所々に座すお地蔵様にも励まされながらようやく境内に。 立派な三重塔、本堂のほかに鐘楼等々、山の中腹に開かれた静謐な空間満喫しました。 琵琶湖を挟んで向こう正面には三上山を望むことができ、落ち着いたなんとも言えない特別なひと時を過ごすことができました。 境内の奥に、長命寺山へ続く山道があり、ここからまずは山頂をめざしました。長命寺付近は高い杉に囲まれ、シンとしたたたずまい。登り続けて奥島山と長命寺山との分岐点から、右手・長命寺山へ向かう間は朽ち落ちた木々が目立ち、少し可哀想な表情が印象的でした。足元はフカフカ…けれど山の新陳代謝といいますか、木々の世代交代を思わせる途上に足を踏み入れたような感じがしました。 分岐点まで戻ってさらに向こう側の奥島山をめざすことにしました。時折日差しがこぼれ、また、時折冷たい強風に見舞われ、といったなか、砂混じりの急勾配な岩間をどんどん登り続けました。 ようやく山頂。大きな岩にしめ縄が巻かれ、神聖な空気の張りを覚えました。岩の真向かいには琵琶湖と比良山系が広がり、真下には沖島が浮かび…吹き付ける風のなか、自然との厳かな調和?バランス?というのでしょうか、そういったものに体を浸した気がしました。 和菓子のたねやさん(洋菓子で言えばクラブハリエさん?)は、デパ地下で必ず一角を占める、もはや全国区のスイーツカンパニーですね。 そのお膝元、近江八幡には新しい業態のスポットができて、三重や京都、あちこちから観光客を集客しています。下山してから、こちら、ラコリーナ近江八幡に寄り道。人気の生どらイチゴ🍓を、並んで買って食べました。とても美味しい🤗ので、ぜひ機会あらばご賞味を。
こちらが長命寺門前。後ろが長命寺山⛰です。
脇にあるアスファルト舗装路を行きました。
途中で別院のお寺を発見。
道路に面した梅の下で、お不動さんと出逢いました
その脇から本堂へ続く石段を登ることに。 とても変わった鳥居⛩ですね…お寺なのに鳥居?
幅広い一本道(階段)がとめどなく続きます。
木の梢に座るお地蔵様。 可愛い前掛けをしてもらってはりました。
この木だけ、 熱烈的に愛されてるような纏わりつきでした
石段の一段一段の奥行きや高さはちょうどよかった
驚くほど太く、とても立派な杉の木に出逢いました
聖徳太子禮拝石と書かれていますね。
辿り着きました! 姨綺耶山 長命寺というのが正式名称なんですね。
桃山時代に建立後、何度か修理されてるようです。
こちらは千手観音像を安置した井戸だとか。
こちらが本堂。檜皮葺きの立派な造りですね。
こちらが鐘楼。鐘をつくお堂ですね。
実際につかせてもらいました。優しい良い音でした
琵琶湖の湖面の向こう側には、三上山が見えてます
お寺の境内にお稲荷さん? そうです、廃仏毀釈以前の神仏融合時代の寺院です
しっかりした社。参拝しました。
皆さん、屋根の葺き上げ部分の層に、お賽銭を食い込ませてお詣りされているようです。
天狗👺と呼ばれた太郎坊さんが祀られていました
近江八幡には太郎坊宮=赤神山⛰がありますね。
さて、境内奥から長命寺山への山道に入ります。
木漏れ日がところどころのモフモフを照らします。
休暇村方面へ。
柔らかいよい道です。
木の根と粘土層にモフモフが。
真っすぐ行きます。
長命寺山⛰頂上。333m!
長命寺山の奥、奥島山⛰をめざします。
シダ畑的な一角。さらに新芽がニョキっと顔を出す
間でくっついてます。よって輪っかが出来上がり!
岩にできるモフモフは少し表情が違いますね。
長命寺山と違ってこちらはゴロゴロ岩を登ります。
間もなく頂上。大きな岩にしめ縄が巻かれました。
奥島山頂上です。別名、津田山。
長命寺山より少し高く、425m。
山頂横にも大きな岩が。 しめ縄が神聖な領域を作ってくれています。
眼下には沖島が琵琶湖に浮かんでますね。
パノラマでどうぞ。深い琵琶湖の色も厳かなです。
向かいは比良山脈。厳かな面持ちですね。
馬酔木もお迎え。
山頂付近のモフモフは最高な毛並み?でした!
降りてきて振り返ってみた奥島山⛰です。
アスファルト舗装路と合流しました。あと少しです
立派すぎる大木と出会いました。
大きな存在感。見上げれば体躯の立派さも際立ち。
門前向かいには港があります。
入り口を撮影。808段の階段があると伝えています
帰りに寄り道したラコリーナ近江八幡。
イチゴ入りの方を頼みました。
並んででも食べたいどらやき‼️
疲れを吹き飛ばす美味しさに癒されました。