中岳・木曽駒ヶ岳(西駒ヶ岳)

2024.02.24(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 13
休憩時間
50
距離
4.5 km
のぼり / くだり
540 / 537 m

活動詳細

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またもちゃーあらさんの企画、しかもちゃーあらさんの5回目のリピート企画。私は初参加。例によって前日夜中に地元を車で出発。夜中の3時過ぎに菅の台バスターミナルの駐車場に到着。そそくさとバスの順番待ちの場所取りをして、車内で仮眠。寒すぎてほぼ眠れず。何度もこの失敗をしているが、勉強しない。6時頃には動き出し、朝食、トイレと済ませて、バス待ちの列へ。ウェブサイトでバス、ロープウェイ往復切符を買っておいたおかげで、チケットの列に並ばずに済んだ。さすがちゃーあらさん!抜かり無し!先行の臨時バスが出ることになり、慌ただしく乗車。準備が遅れていたメンバーが慌ててしまい、着替えやサングラスなどを車に忘れるハプニングがあったが、無事にロープウェイ駅へ。こちらも臨時便が出て8:45の便で千畳敷へ。バスターミナルでは山上がガスで全く見えず不安だったが、千畳敷は晴天。めちゃテンションが上がる!早々と登山準備。今晩は千畳敷ホテルに泊まるので、要らない荷物はホテルに置いていく。アイゼンとピッケルを装備して出発。もう、すでに登り始めている人達がいるが、まだほぼ新雪状態。ホテルのマイク放送では、先週までの雨で雪が溶け、固まった上に新雪が積もっているのでコンディションは良くないとのこと。極楽平では雪崩が発生しているらしい。そんな中、先頭を登ってラッセルしてくれている人には頭が下がる。先に行った人達に道を固めてもらい、我々はその後方から。乗越浄土までは、想像通りのしんどさ。八丁坂からは角度が明らかにヤバくなる。キックステップの連続でふくらはぎがつりそうになる。そんな中、私は今日、上着はモンベルのメリノウールだけ。その下はアミアミだけなので、ほぼ一枚。登山前にハードシェルは脱いだ。それが良かった。いつもならこんな急登では、全身から汗が吹き出し、顔も汗だくで汗が滴り落ちるところ、今回は少し汗かく程度で済んだ。乗越浄土からは楽々登山。少々の起伏はあるが前回の荒島岳に比べれば何ともない。しかも見渡す限り、ピーカン天気の下、白い大絶景がテンションを最大限に上げてくれる。風もなく雪の照り返しが眩しい!しんどさなどカケラも感じない。とにかく写真を撮りまくりながら前進。あっという間に中岳、木曽駒ヶ岳山頂に至る。とにかく天気は良いし、360度全てが絶景で見飽きない。遠方には南アルプス、その向こうに富士山、そして目を移せば、遠方に北アルプス、御嶽なども綺麗に一望できる。近くには宝剣岳、その向こうに空木岳。はあー、めちゃくちゃ眼福。これこそ長らく見たくて仕方のなかった青と白のコントラスト。これを見れば雪山にハマるのも仕方ないこと。写真を撮りまくって、伊那前岳へ向かう。元来た道を引き返し、中岳を通過、乗越浄土を超えて伊那前岳へ進む。あんまり踏み跡がない。そんな中、風が出てきた。ここまでニット帽とサングラス、バラクラバで来たが、流石に危険を感じてヘルメットとゴーグルを着用。左手にピッケルを持ち変えて右手のトラバースを行く。伊那前岳の手前の高いピークから先は全く踏み跡が無い。それもそのはず、恐ろしい斜面が長大に広がっている。一度滑れば終わり。そうしたことからここで伊那前岳登頂は断念。引き返した。乗越浄土まで戻り、絶景が名残惜しいが急斜面を降りる。よくもまあこんな急登を登ったものだ。行き違いに登って行く人を見てるとめちゃくちゃしんどそう。こっちは慎重に降りるだけなので楽ちんだ。あれだけ時間のかかった千畳敷カールの登りをあっという間に下った。ホテルまでの登り返しがしんどいけど、それも大したことはない。テンションが高いとどんなしんどいことも前向きにやれるものだ。めちゃくちゃ素晴らしい天気の中での木曽駒ヶ岳登山、あっという間に終わってしまった。降りた時間も計ったようにチェックイン時間で、ホテルの風呂に入るため、さっさと手続きを済ませて、各自部屋へ。部屋は純和室。部屋から千畳敷カールを見ると、先ほどまでの青空が消え、ガスがかかりだしていた。ホント絶妙のタイミングでの登山だったようだ。部屋は四人部屋を一人で使うという贅沢。風呂も貸切状態。山上のホテルとは思えないまあまあの広さ。4人の男がゆったり広々と湯に入れる。風呂でさっぱりして、とりあえずテラス席でビール。一本飲んだら夕飯まで仮眠。仮眠から目が覚めると顔がヒリヒリする。バラクラバとサングラスのかかっていない額と鼻の周囲が雪焼けしていた。失敗した!最初からヘルメットとゴーグル、バラクラバで行けば良かった。まあ仕方ない。そんな事も今日の山行を振り返れば気にならない。夕飯は素晴らしいホテルディナー。美味しい!ちゃーあらさんのおかげでカッコ良い暖炉席を確保。焼肉やキッシュなどの洋食をいただく。夕食後は少し風呂時間を取って、その後にサロンで打ち上げ。持ち寄ったビールや焼酎、おつまみで、山談義に華を咲かせる。私は少々高山病気味で頭痛があったことから、いつもの様に飲めず。残念。終了後は星空撮影をしてから、すぐに就寝した。暖房が効きすぎていて途中から掛け布団無しで寝ていた。夜中、物凄い風の音で目が覚める。窓の外を見ると吹雪いている。天気予報でわかってはいたが、二日目は悪天候間違い無しと感じた。朝5:00に起床。一面、グレーの景色。千畳敷カールは所々に岩肌が見えるだけ。シンシンと雪が降っている。やっぱり今日の登山は無理となった。昨日で十分堪能できたので満足だが。いや、お腹一杯だが。という事で片付けを始める。昨日は散らかしたまんま寝たので、アイゼンやピッケル、ゲイター等乾いたのを確認して仕舞っていく。7:00朝食。パンとオムレツの洋食。こちらも美味しい。9:00チェックアウト。9:55のロープウェイ下り出発まで、お土産を見たりして過ごして下山した。昨日はバスもロープウェイも千畳敷も人でごった返していたが、今日は誰も上がってこない。バスもロープウェイもほぼ貸切だった。駐車場に停めた車には10センチほど雪が積もっていた。駐車場近くの日帰り温泉に入って明治亭のソースカツ丼を食べて帰った。近年稀にみるサイコー登山となった。昨年末の大山を超えた。

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