竜頭山（りゅうとうさん）

「俺が緋村剣心だ」 何いってんだ？（ロックオン・ストラトス） 緋村 剣心（ひむら けんしん）は、和月伸宏の漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』に登場する架空の剣客。 タガが外れると人はどうなるか。人は緋村剣心になります。 飛天御剣流を習ったからには殺さずにはいられない。明治維新という甘言に惑わされてタガを外して人斬りに。人を殺しまくってから不殺とか言い出す。そういうのは本来、殺すのを紙一重で留めて言うセリフ。タガが外れた人間が言って良いセリフではない。 不殺なのに逆刃刀は手放さない。 不殺といいつつ1.5キロくらいある鉄板である逆刃刀で容赦なく人をボコ殴りにする。普通死ぬ。左之助とか蒼紫が意味不明なまでに頑丈なので結果として幸運にも人死にが出ていないだけ。 不殺とかいいながら結構簡単にタガが外れて人斬り抜刀斎に戻っちゃう。 さらには10年修行して必殺剣を手に入れたのに誰一人殺していない真の不殺である石動雷十太先生を「殺人童貞ｗｗｗ」と小馬鹿にする。有り体に言ってバケモノ。緋村剣心はバケモノ。 つまりタガが外れるのはやばいのです。危険がやばい。 こけし「雪山とか今のところ行く気無いんですよねー」 スウェン店員「今ならmont-bellのチェーンスパイクがセールで割引きですよ」 こけし「あ、買います」 買ったからには試さずにいられない。雪山とか新年の崖に登りかねない。タガを〆直さないととか言った次の週には雪山に行く男。完全にタガが外れている。 そう、俺が、俺達が緋村剣心だ。 タガが外れているとは言うものの理性は少し残っているのでスウェンの店員さんが教えてくれた静岡県中部では雪山訓練に適しているという竜頭山へレッツラゴー。いきなり八甲田山には行かない程度には理性が残ってるこけしえらい。偉くない。ちゃんとタガをはめとけ。 竜頭山、途中までは雪もなく道幅も広く快適な登山。中盤から凍った路面も出てきて、川のあちこちも凍っている。なんか今まで見たことない景色。地面を踏むとゾリゾリと霜が割れる音。初めての体験。たのしい 頂上は今のところ積雪10センチくらい。 もう少し雪があっても良かったかもと思いつつ下山方向に向かう途中でチェィンスパイク着用。うまくつかない。靴のサイズが26センチだったのでMを買ったけど「Mは26センチまで対応」なのでかなりきつめ。家では装着できたけど雪山では手がかじかんで勝手が違う。多分に寒くてゴムも固まってる。こういうのは実際に試してみないとわからないものだなあ（詠嘆）チェィンスパイクをなんとか四苦八苦しながらつけたらこれがもう快適。雪の中で滑る気配がまったくない。エヴァンゲリオン初号機もチェインスパイク装備していたら初戦で転ぶこともなかった。チェインスパイクは雪山、特に下山には必須装備。 あと今回はミレーの網+mont-bellのウィックロンTニ枚重ね+トレイルアクションジャケットで挑戦したけどトレールアクションジャケットは5分で脱いだ。-5度くらいまでは風がなければウィックロンTで対応できる。ただし風が吹いたらクソ寒いのでパタゴニアのフーディニジャケットを着たり脱いだり。トレイルアクションジャケットはお昼ごはんのときに上掛けとして使用。あたたかいなり。もう少し手厳しい環境でなければトレイルアクションジャケットは不要なのかも。逆に（逆に？）トレイルアクション手袋だけでは指先が寒くて、その上に防水手袋をかぶせて二重にしたのだけれどそれでも指先はしびれたので、しっかりした防寒手袋は必須なのかも。あとチェインスパイクから登ってくる冷気が結構馬鹿にならない冷たさ。使ってみないとわからないことがある。今後も試行錯誤したい。逆刃刀を手に入れて不殺したい。 竜頭山での初雪山感想。もう少ししっかり雪が降っているところに行ってもいいかな（タガが緩む音）モンベルショップの店長さん曰く「入笠山が次のおすすめ」みたいなので行ってみたい（タガが外れる音）入笠山は山小屋のシチューが美味しいらしいです。食べたい。あと、今回の竜頭山登山途中、生まれて初めて生きている山ガールを見かけたけど山生ガールすごい。軽量なのか筋量なのか若さゆえのスタミナなのかわからんけどめっちゃハイペース。平丼がついていこうとしてたけどあっさりちぎられてた。あと平丼が『南アルプスと植生と鉱物にくわしい上戸 彩似の30代女子と知り合って告白されたい。20代は若さゆえの気の迷いの可能性があるけど30代は分別がありつつもそれでもだがしかしなのが良い』とか言ってたので、こいつ雪山の寒さで脳が凍ったかな？っておもいました。 あと、竜頭山駐車場は駐車場とは言うものの道路の脇にあるちょっとした退避場みたいな感じで5.6台程度しか停められないし、着替えるために全裸になってたらナイスタイミングでポリスのパトカーが通過していったので社会的に危険だとおもいました。