2024年登り初め:竜宮山・八葉山・西坂山・松尾寺山

2024.01.05(金) 日帰り

活動データ

タイム

03:03

距離

6.8km

のぼり

649m

くだり

643m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
3 時間 3
休憩時間
29
距離
6.8 km
のぼり / くだり
649 / 643 m
3
8
7
12
8
7
3
24
7
16
7
5

活動詳細

すべて見る

 年末の12月29日に登った鎌刃城跡に隣接する竜宮山・八葉山・西坂山・松尾寺山。年明けはまずこれらの山の縦走から始めたいと思っていました。積雪は皆無でしょうが、ここならクマの懸念はなさそうなので、ソロ歩きでも大丈夫、と予想されたからです。  1) 1月5日は朝から絶好の山日和でした。支度して9時半頃自宅を出発。10:30には竜宮山登山口に取り付けるはずでした。  ところが、ほぼ予定通り10:30過ぎに着いた登山口駐車場で、登山靴やトレッキングポールを車に積んでいないことに気付き、愕然としました。準備万端のはずだったのに、日頃後部座席足元に積んでいる登山靴ほかを、年始に息子達家族の送迎のためすべて倉庫に移したままだったことをすっかり忘れていました。登山口駐車場に着いてからこのことに気付く始末です。サンダル履きでは、山歩きはとうてい無理です。  そこで、すぐに自宅に戻りました。朝の往路は米原経由の一般道+林道でしたが、帰路は男鬼峠経由にしてみました。しかし、林道が往路より2倍程長く感じられ、あまつさえ、多賀神社付近で年始の参拝車の渋滞につかまってしまいました。  こうして、新年早々、往復60kmも無駄な走行をしてしまい、やれやれでした。  帰宅して、倉庫から登山靴やトレッキングポールを取りだし、念のため屋内のヘッドランプも一緒に車に積み込みました。そして、朝と違い一般道は通らず名神高速を使い、米原ICから林道を経て登山口駐車場へ。  2) 準備をして登山口に取り付いたのが12:07でした。当初予定より1時間半の遅れとなりましたが、これなら、順調にゆけば、日暮れ前には戻れそうでした。  最初の山頂、竜宮山までは、稜線まで急登、稜線からはカレンフェルトの急登でした。付近は霊仙山に近いので、カレンフェルトがあるのは、文字通りごく自然でした。  その急登の途中で、中年ご夫妻と行き交いました。立ち止まってしばしお話しすると、お二人は、松尾寺山までの往復縦走を終えようとされているところでした。私とおよそ同じコース取りだったようです。  竜宮山山頂では、岐阜県のハイカーさんが昼食中。醒ヶ井養鱒場駐車場から林道を辿った後、松尾寺山から竜宮山まで歩き、林道まで下り、再び登り返して戻る途中とのことでした。69歳とのことで、その行程を伺っただけでもお元気だとわかりましたが、それどころか、年明けてからすでに3回目の山歩きだと伺い、途方もない元気さのお人だと、驚いたことでした。  私も脇で昼食を摂らせていただき、その間、あれこれ話が弾みました。アルプスはあまり登っていないが、鈴鹿や比良山系や別山や岐阜の山々など、かなり、そして繰り返し登ったとのお話には、さらに驚かされました。  昼食後は、後追いをお願いしました。ところが、起伏の激しくない八葉山までの後追いは順調でしたが、八葉山からの長い急坂をこのお人はとっとことっとこ駈け足で下って行かれ、それのできぬ私はどんどんおいて行かれました。私もそれなりに下りを頑張り、西坂山への登りの途中で、さすがに疲れたと仰る、ゆっくり歩きのご当人になんとかキャッチアップ。  以後、松尾寺山砦跡を経て、地蔵峠までご一緒しました。ご当人はyamapはやっていないとのことでしたが、途中、繰り返し、山歩き用デジタル器具を取り出して、そのつどコースを確かめられるなど、さすがにベテランらしい慎重さでした。  ご当人は、松尾寺を経て養鱒場に戻る由。したがって、地蔵峠でお別れし、私は真っ直ぐ松尾寺山へ。  松尾寺山までの登りはまずまずスムースでした。山頂に着いたのち、更にその先の夫婦杉まで進みました。事前の下調べでその場所もわかっていました。もっとも、夫婦杉とはいえ「婦」の杉は倒れてしまっているようでした。「夫」の杉は、まことに立派でしたが。  3) 松尾寺山まで戻ると、山頂で私より若く見えたソロハイカーさんと会いました。しばし話をしたところ、ご当人は、西坂山から下山するとのこと。  一方、私の方は、山頂から松尾寺へと下りました。途中、わかりにくい山腹の道を滑らぬよう歩いて影向岩(ようごうせき)に立ち寄ったのち、松尾寺へ。寺の遺構を見た後、地蔵峠への道に戻る際、道のない場所を下るはめに陥り、やはり滑らぬよう結構神経を使いました。また、地蔵峠までの移動中、狭いトラバースを通ることになり、そこは落ちたらたいへん怖いことになるのが必定の場所でしたから、ことさら慎重に歩きました。  この松尾寺から地蔵峠までの周回路が、今回最も歩きにくく、気を遣うコースでした。  地蔵峠から西坂山までは、帰路での疲労もあって、途中繰り返し休憩を挟みながら登り返しました。次いで、西坂山からは、往路がそうであったように途中歩きやすい道があったものの、八葉山までは激急登の長い登り返しとなり、ここもやはり繰り返し休憩を多く取り、息を整えながら、なんとか山頂まで辿り着きました。  その後、竜宮山までの帰路はさして疲れる行程ではありませんでした。  竜宮山山頂で、昼食時置き忘れてしまっていた手袋を回収。その後は、駐車場まで順調に下りました。    4) 平均ペース150-170%というのは、私にとって、赤目四十八滝の時に次いで速いです。これには、岐阜のハイカーさんを後追いする際、八葉山からの急坂で、離されまいと一生懸命下ったことが大きかったようです。おかげで、下山は16時過ぎと予想していたのが、15時頃には下山できました。ヘッドランプはもちろん、不要でした。  しかし軽い問題も生じました。5日夜に気づいたのですが、右足の薬指に痛みがあったのです。私の登山靴のどれを履いても感じる右足薬指の圧迫感。これまではそれでもとくに問題なく歩くことができていました。しかし、今回はここを初めて少し痛めてしまいました。皮膚がむけるなどの外傷はないので、ひどくはないのですが。  これは、おそらく、八葉山の急坂を、私なりに急ぎ足で下った際、右足に繰り返し衝撃と指への圧迫をかけ続けたのが原因だった、と推測されます。あるいは、そう思いたいところです。つまり、この下りは、上記の意味で私には無理な歩きだったので、そうした無理さえしなければ、こういう痛みが生じることはないのだ、と。  両足は一見したところ左右の形に差異があるようではありませんが、自らが視認できない違いがあるようです。登山靴がそれにちゃんと反応しているということでしょう。  この足を与件として今後も山を歩くのであれば、右足のみ今回のような厚地靴下ではなく少し薄手の靴下にすること、決して無理な歩きをしないこと、これらを励行する必要がありそうです。それでしばらく様子を見てみることにします。  5) さて、今回の山は、登り初めの山としてはやや華やかさに欠け、変化に富んだ面白い行程もない地味な山でしたが、歩きごたえと心地よさのある稜線コースではありましたし、道迷いのリスクはなく、また随所で眺望も利きました。遠景は霞んでいたのが残念でしたが。  この先、雪山になるまでは、クマに怯えることのないこうした近隣の低山をしばらく歩くことになりそうです。

太尾山・岩脇山 竜宮山・松尾寺山登山口。その脇を含めた駐車場3箇所で10台程は駐車可能。
竜宮山・松尾寺山登山口。その脇を含めた駐車場3箇所で10台程は駐車可能。
太尾山・岩脇山 いきなりの急登にあえぎながら稜線に出た。
いきなりの急登にあえぎながら稜線に出た。
太尾山・岩脇山 しばらくは緩やかな坂。
しばらくは緩やかな坂。
太尾山・岩脇山 あとで登る八葉山かな。
あとで登る八葉山かな。
太尾山・岩脇山 急登手前。
急登手前。
太尾山・岩脇山 急登のカレンフェルト。
急登のカレンフェルト。
太尾山・岩脇山 滋賀のご夫妻と行き交う。己の向かう松尾寺山まで歩いての、戻りだった由。
滋賀のご夫妻と行き交う。己の向かう松尾寺山まで歩いての、戻りだった由。
太尾山・岩脇山 ここもカレンフェルトの急登。
ここもカレンフェルトの急登。
太尾山・岩脇山 ロープ場もあり。
ロープ場もあり。
太尾山・岩脇山 山頂が近い予感。
山頂が近い予感。
太尾山・岩脇山 1分後に竜宮山山頂に到達。
1分後に竜宮山山頂に到達。
太尾山・岩脇山 山頂から見えるのは、600m先の八葉山。
山頂から見えるのは、600m先の八葉山。
太尾山・岩脇山 竜宮山からの遠望:山本山、賎ヶ岳、琵琶湖など。
竜宮山からの遠望:山本山、賎ヶ岳、琵琶湖など。
太尾山・岩脇山 同じく:長浜市・山本山ズームアップ。
同じく:長浜市・山本山ズームアップ。
太尾山・岩脇山 山頂の少し先の注連縄の岩。
山頂の少し先の注連縄の岩。
太尾山・岩脇山 竜宮山で一緒に昼食を摂ったあと、後追いさせてもらった岐阜のハイカーさん69歳。
竜宮山で一緒に昼食を摂ったあと、後追いさせてもらった岐阜のハイカーさん69歳。
太尾山・岩脇山 八葉山まで500m。
八葉山まで500m。
太尾山・岩脇山 そこから3分後の眺望。竹生島、比良山系など。
そこから3分後の眺望。竹生島、比良山系など。
太尾山・岩脇山 歩きやすい道が続く。ハイカーさんのリュックには、よく響くカウベルとお守りが、、、
歩きやすい道が続く。ハイカーさんのリュックには、よく響くカウベルとお守りが、、、
太尾山・岩脇山 八葉山601m。
八葉山601m。
太尾山・岩脇山 同じく。
同じく。
太尾山・岩脇山 西坂山へ向かう。途中は激下りの連続で、見る間に離された。この間、撮影の余裕は皆無で、下山路は一枚も写せなかった。
西坂山へ向かう。途中は激下りの連続で、見る間に離された。この間、撮影の余裕は皆無で、下山路は一枚も写せなかった。
太尾山・岩脇山 鉄塔下で少し待って下さったようだ。
鉄塔下で少し待って下さったようだ。
太尾山・岩脇山 まずまず歩きやすい稜線に到達。
まずまず歩きやすい稜線に到達。
太尾山・岩脇山 同じく。西坂山への登りになる。
同じく。西坂山への登りになる。
太尾山・岩脇山 西坂山530m。
西坂山530m。
太尾山・岩脇山 西坂山537.7m。どちらが正しいのか。
西坂山537.7m。どちらが正しいのか。
太尾山・岩脇山 八葉山を振り返る。
八葉山を振り返る。
太尾山・岩脇山 松尾寺山砦跡まで200m。
松尾寺山砦跡まで200m。
太尾山・岩脇山 砦跡まで100m。
砦跡まで100m。
太尾山・岩脇山 先へ。
先へ。
太尾山・岩脇山 眺望ポイントの反射板付近。
眺望ポイントの反射板付近。
太尾山・岩脇山 反射板下からの眺望:名神米原ジャンクションから北陸道へ。また山本山、己高山など。
反射板下からの眺望:名神米原ジャンクションから北陸道へ。また山本山、己高山など。
太尾山・岩脇山 ズームアップ。賎ヶ岳の奥は横山岳か。その右は行市山かな。
ズームアップ。賎ヶ岳の奥は横山岳か。その右は行市山かな。
太尾山・岩脇山 竹生島、海津大崎、比良山系など。
竹生島、海津大崎、比良山系など。
太尾山・岩脇山 SIRIO25.5cm。
SIRIO25.5cm。
太尾山・岩脇山 先は松尾寺山かな。
先は松尾寺山かな。
太尾山・岩脇山 松尾寺山砦跡。
松尾寺山砦跡。
太尾山・岩脇山 地蔵峠。岐阜のハイカーさんは、ここから松尾寺跡へ。己は松尾寺山へ。
地蔵峠。岐阜のハイカーさんは、ここから松尾寺跡へ。己は松尾寺山へ。
太尾山・岩脇山 地蔵峠の分岐標識。
地蔵峠の分岐標識。
太尾山・岩脇山 松尾寺までの標識。
松尾寺までの標識。
太尾山・岩脇山 松尾寺山への途中。
松尾寺山への途中。
太尾山・岩脇山 蔵王大権現説明板。
蔵王大権現説明板。
太尾山・岩脇山 同じく。
同じく。
太尾山・岩脇山 蔵王大権現の祠の跡かな。
蔵王大権現の祠の跡かな。
太尾山・岩脇山 さらに先へ登る。
さらに先へ登る。
太尾山・岩脇山 二本杉三角点見晴台への道標。
二本杉三角点見晴台への道標。
太尾山・岩脇山 松尾寺山503.6m。
松尾寺山503.6m。
太尾山・岩脇山 夫婦杉(松尾寺七不思議7)。
夫婦杉(松尾寺七不思議7)。
太尾山・岩脇山 夫婦杉。
夫婦杉。
太尾山・岩脇山 婦の杉は倒れたらしい。
婦の杉は倒れたらしい。
太尾山・岩脇山 夫婦杉から松尾寺山へ戻った際、別のソロハイカーさんと会う。己は、松尾寺山から松尾寺へ向かって下る。
夫婦杉から松尾寺山へ戻った際、別のソロハイカーさんと会う。己は、松尾寺山から松尾寺へ向かって下る。
太尾山・岩脇山 松尾寺が近い。
松尾寺が近い。
太尾山・岩脇山 松尾寺に下る途中、影向岩へ向かう。
松尾寺に下る途中、影向岩へ向かう。
太尾山・岩脇山 影向岩(ようごうせき)か。ここまでの途中やこの場所は、道のはっきりしない山腹であり、慎重さを要した。
影向岩(ようごうせき)か。ここまでの途中やこの場所は、道のはっきりしない山腹であり、慎重さを要した。
太尾山・岩脇山 松尾寺への道に戻って引き続き下る。
松尾寺への道に戻って引き続き下る。
太尾山・岩脇山 急坂。
急坂。
太尾山・岩脇山 本堂発掘調査説明板。
本堂発掘調査説明板。
太尾山・岩脇山 参道階段。
参道階段。
太尾山・岩脇山 霊仙三蔵慰霊の塚。
霊仙三蔵慰霊の塚。
太尾山・岩脇山 重文の石造九重塔。ここからは、滑ると危ない山腹を下る羽目になった。
重文の石造九重塔。ここからは、滑ると危ない山腹を下る羽目になった。
太尾山・岩脇山 地蔵峠への道。
地蔵峠への道。
太尾山・岩脇山 勧善院跡等の標識。
勧善院跡等の標識。
太尾山・岩脇山 これがそれかな。
これがそれかな。
太尾山・岩脇山 なおも地蔵峠への道。
なおも地蔵峠への道。
太尾山・岩脇山 途中に、狭くて危ないトラバースあり。
途中に、狭くて危ないトラバースあり。
太尾山・岩脇山 歩きやすい道に戻った。
歩きやすい道に戻った。
太尾山・岩脇山 地蔵峠直前。
地蔵峠直前。
太尾山・岩脇山 松尾寺山砦跡説明板。
松尾寺山砦跡説明板。
太尾山・岩脇山 トレッキングコース標識。
トレッキングコース標識。
太尾山・岩脇山 山頂で会った別のソロハイカーさんは、西坂山からの下山路へ向かうということだった。
山頂で会った別のソロハイカーさんは、西坂山からの下山路へ向かうということだった。
太尾山・岩脇山 西坂山への登り。途中休み休みだった。
西坂山への登り。途中休み休みだった。
太尾山・岩脇山 樹間に見えるのは霊仙山のようだ。
樹間に見えるのは霊仙山のようだ。
太尾山・岩脇山 西坂山山頂再び。先はそびえ立つ八葉山。西坂山から鞍部に下ったのち、あそこを登り返すのは不可避だった。
西坂山山頂再び。先はそびえ立つ八葉山。西坂山から鞍部に下ったのち、あそこを登り返すのは不可避だった。
太尾山・岩脇山 歩きやすい道。
歩きやすい道。
太尾山・岩脇山 道標。
道標。
太尾山・岩脇山 鉄塔脇からの眺望。
鉄塔脇からの眺望。
太尾山・岩脇山 長い急登を繰り返し休みながら、なんとかこの八葉山山頂に登り返した。
長い急登を繰り返し休みながら、なんとかこの八葉山山頂に登り返した。
太尾山・岩脇山 不思議な樹木。カササギの巣に似ている。
不思議な樹木。カササギの巣に似ている。
太尾山・岩脇山 金糞岳・白倉岳。
金糞岳・白倉岳。
太尾山・岩脇山 伊吹山。
伊吹山。
太尾山・岩脇山 北陸道トンネル付近が見える。
北陸道トンネル付近が見える。
太尾山・岩脇山 長浜、山本山など。
長浜、山本山など。
太尾山・岩脇山 竜宮山まで100m。
竜宮山まで100m。
太尾山・岩脇山 左は西坂山、右は八葉山。体にアートフィルターモードのダイヤルが触れてモードが変わり、薄い画像になってしまっていた。そのことに下山時まで気づかず。
左は西坂山、右は八葉山。体にアートフィルターモードのダイヤルが触れてモードが変わり、薄い画像になってしまっていた。そのことに下山時まで気づかず。
太尾山・岩脇山 竜宮山山頂に戻る。
竜宮山山頂に戻る。
太尾山・岩脇山 昼食時の己の忘れ物。
昼食時の己の忘れ物。
太尾山・岩脇山 下山時の急坂。
下山時の急坂。
太尾山・岩脇山 八葉山(たぶん)を振り返る。
八葉山(たぶん)を振り返る。
太尾山・岩脇山 登山口・駐車場目前。
登山口・駐車場目前。

もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。