活動データ
タイム
15:45
距離
99.3km
のぼり
3085m
くだり
3071m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る何とか完歩できた。スタートして3分後、最初の下り坂でリタイアの可能性もあった。 何度も何度も心が折れかけた。家族LINEに「足がヤバイ😭💔」、娘「足ヤバイならあとあとのことを考えた方がいいのでは…」 山師匠の F さんからも「無理は禁物、ご自愛ください。歳を取ると治りがおそいですから」とアドバイスを受けていた。それに対して「承知しました、来週から六週連続で山行があるので無理はしません」と返していた。 トライアスロン・フルマラソン・ウルトラと過去一度もリタイアをしたことがないが、66km地点では激痛に耐えきれず家族LINEに「すまねぇ、リタイアするわ」 と伝え、一度は自分との闘いを終わらせた。その直後、応援に駆けつけてくれた山仲間に会い「ぶっ壊れるまで諦めない」モードに入った。ただし、2016年「奥出雲ウルトラおろち100km」の時のように後遺症を残したくなかったので「走らない」と決め、「補給・トイレ以外は止まらない」「時速6km/hで歩き続ける」と誓った。闘いを継続していることを知った娘は「まだ走ってるんか、足だめにならんの?」と心配してくれた。 ゴール直後からまともに歩くことができなかった。ランシューからサンダルに履き替えるのもやっと、タイツを脱ぐなんて不可能な状態だった。カミさんと三人の山仲間、この四人がいなかったら、絶対にゴールは無理❗ ウルトラは、私には「一人では無理‼️」 その過程は、今年も順風ではなかった。 11/19(日)多々羅ランニングで左膝に違和感が出た。それが1週間後の25日(土)「カガマシ山~橡尾山」で痛みに変わった。そして30(木)夜中、 かねてより張りがあった 左足ふくらはぎがこむら返り。翌日カミさんに「薬飲んだら」と言われ、人生2回目の「芍薬甘草湯」。私には薬を飲むという発想がない。カミさんはいつもいいアドバイスをしてくれる🙇。ちなみに 1回目は、2013年年末の「氷ノ山」。猛ラッセルで足がつり初めて飲んだ。ものの 5分で効き、即効性に驚いた。その日の続きと翌日の猛ラッセルが評価され、2014年の「北方稜線」に誘われた。その時の山行が、その後の私の礎になっている。今回飲んだものは、その時にもらったものなので少なくとも10年は経っている。そのせいか、あるいは気分のせいか、 即効性はない。12/2(土) はMTBで大三島一周62km。翌日から左膝に痛みが出て、痛みが消えたのは7(木)から。直前一ヶ月のランニングは2回で合計28km。 2023年12月9日(土) 10:55 出発。因島のエディオンでガラガラを6回。全部ハズレ。12:00前 丸亀製麺三原店で「鴨ねぎうどん(並820円)」を食す。13:00頃 エブリィ竹原店で夕食(鮭弁当399円)・おはぎ・あんこ餅・パン🍞・デザート🍮等を購入して、14:24 受付会場の「県民の浜」着。必要装備の健康保険証・防寒用の長袖の上着・マイカップ(150cc以上)・反射材・エマージェンシーシート・ヘッドランプのチェックを受け、受付でゼッケンと参加賞のTシャツを受け取る。明日の【A2】にもなっている「であいの館」でお土産を買って、車中泊予定地の【A5】「海駅三之関」に移動。カミさんと海岸沿いをウロウロしながフリージオのリワードを完了。カミさんは7/10で断念。エブリィの鮭弁当を食べて17:45 就寝💤 カミさんはのび太のように寝付きがいい。 数時間 ピクリとも動かなかった。 就寝装備は「ナンガ・ダウンシュラフ春秋用+オートキャンプ用の封筒型シュラフ」の二枚重ね。「枕」は普段のもの。就寝衣類は、上は「CRAFT半袖Tシャツ」+「パタゴニア・キャプリーン」+「MAMMUTダウン」、下は「普段のパジャマ」、靴下は履かない 。最低気温が10°cを超えていたのと昨年の反省もあってかなり減らした。それでも暑かったので1時間後に「MAMMUTダウン」を脱いだ。今年も色々と LINE が入った。昨年は「今から家に行ってもいいか」と卒業生から連絡が入ったが、今年は12/17(日)のワンゲル同窓会の打ち合わせだった。縦走部部長の Kさんからも「明日はトビシマウルトラですね、完走願ってます」と応援メッセージ。「暑さと興奮で今年も意識が飛びません。S君も私も足の故障が完治してないので二人とも初リタイアの可能性が大です。」 なのに Kさんは Yさんとともにサプライズで現地まで応援に来てくれた。 22:00 を過ぎて時々意識を失った。 一度、ふくらはぎの痛みで目が覚めた。 12月10日(日) 2:00 起床。 レースウェアに着替え、クロスランナーパンツを履きナノパフを着て、足の指にワセリンを少量塗った。結露を拭き取り、エンジンをかけ、朝食(ヒレカツバーガー・おはぎ 1個)。「今年もこの睡眠かよ、それより問題は足だな」 通常の山行なら OK だが、今日はウルトラ。 年を重ねるごとに、良い状態でスタートラインに立つことが難しくなった。だが「これが実力。この状態で闘うしかない。」親父と爺さん婆さんに「頼むで!今日も守ってよ!」と。この三人は最期を看取っているので、よく言うことを聞いてくれる。 宿泊地の「海駅三之関」3:24 出発。 昨年は 3:50 に出発した。会場に着くと選手用の駐車場は一杯で、係員用の狭い駐車場の端に誘導してもらった。最後の一台だった。 3:38「県民の浜」着。いい場所に駐車できた。わずか25分の差で「こんなにも違うんだな」と思った。そしてすぐにお土産を手にした S 君が現れた。S 君はすぐ目の前に駐車していた。4:15まで車でゆっくりした後、入念にストレッチ。スタート前の儀式を済ませ、「ロクティン」を一口飲み会場へ。 4:45 からの開会式前に、ゆるキャラ「呉氏(くれし)」と記念写真。開会式後、集団の左後方にスタンバイ。号砲 1 分前になっても気持ちが高揚しない。走り出してみないと左足の状態が分からない。不安しかなかった。 再び親父と爺さん婆さんにお願いをする。 「今日も見守っててよ」 5:00 スタート時刻になってスターターの挨拶が始まった。「MC が段取りを間違えたか」二人に急ぐ様子はないが、ランナー達はすでにスイッチが入っている。 5:01 スタート。昨年のこの大会は NHK「お好みワイド」で取り上げられ、スタート直後の私がバッチリ映った。それを狙って左端を走ったが、カメラは来てなかった。 痛みはすぐには出なかった。 「案外行けるかも」と、自分に期待した。
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