欅平→水平歩道→阿曽原温泉小屋→下ノ廊下→黒部ダム

2023.10.09(月) 2 DAYS

活動データ

タイム

13:40

距離

31.7km

のぼり

5586m

くだり

4483m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 25
休憩時間
27
距離
10.8 km
のぼり / くだり
1675 / 1193 m
2 24
41
24
1 35
DAY 2
合計時間
8 時間 15
休憩時間
20
距離
20.8 km
のぼり / くだり
3902 / 3290 m
28
14
1 32
4 46

活動詳細

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人生の夢が一つ叶った山行でした。 今回は秘湯目指して、先輩2人と3人グループで阿曽原温泉へ。 (もちろん下ノ廊下も目的です笑) 夜行バスで富山駅から向かってきた先輩と途中で合流しトロッコへ。雨はそこまで降っていなかったものの、かなり寒く不安になりました…… 欅平駅からは尾根まで350m近い急登で、一気に身体が温まります。そして上級者向けの注意と誤進入を防ぐためのロープを潜り水平歩道へ。 雨がちな天気で足元も滑りやすい中でしたが、半分近くは天井もある崖ということもあり、風もなくとても歩きにくいと言うほどではありませんでした。 途中で遠くに冠雪した白馬岳が見えました 志合谷を越えるトンネルは冠水しており、5cm強の水深が。靴が濡れないように歩けるか微妙なところでした。 阿曽原温泉小屋はブログを見ても最近はかなり混んでいる様子でしたが、数日前からの天候悪化でかなりキャンセルがあったようで、当日は定員48人に対して20人程度と、かなりゆったりした様子。当日は豚汁でした。 (混んでいるとカレーになるらしい笑) 小屋の温泉 (と高熱隧道へ続くトンネル)を堪能しました。 2日目は下ノ廊下へ向かいます。 小屋から仙人谷ダムまでは普通の登山道のような、この道中にしてはかなり落ち着く道が続きます。 そして山中を歩いていると、唐突に関電の宿舎が現れます。こんな山奥で普通の人工物があるとかなりの違和感が……笑 宿舎は仙人谷ダムに隣接しており、ここで黒部川を渡ります。 この時に仙人谷ダムの施設内を通り抜け、関西電力の黒部専用鉄道の線路を越えて行きます。硫黄の香るなか蒸し暑く、かなり不思議な空間でした。 ダムの堤防を歩いて対岸(右岸)に渡り、しばらく工場の自動車も通れそうな広い砂利道を歩いてトンネルを越えて行くと、川の上流側、かなり高いところに黒四発電所と書かれた大きな三角形の構造物が。これがあの黒部ダム(黒部川第四発電所)の山中にある発電機から高圧電線を外の鉄塔へ引き出している部分です。遠目に見てもかなり巨大な構造物で、しばらくこれを横目に歩くことになるのですが圧巻されていました。(途中吊り橋で再び左岸へ渡ります) その先はまさに下ノ廊下の核心部と呼べる部分が続き、またS字峡、十字峡、白竜峡と絶景が続くポイントでもあります。 途中、いくつか沢を越えないと行けないポイントもあり、より大雨だと増水で渡渉を余儀なくされるポイントもあるように思えました。 (ちなみにここを歩いた翌日、途中の丸太橋の1つが土砂崩れで落下したようでした……) 更に歩いて行くと内蔵助谷出合で真砂沢方面の道と合流します。 そこから更に数十分、ようやく黒部ダム(の展望台?)が遠くに見え、更に更に歩くとようやく黒部ダムの堤体を下から眺められる場所まで到達します。ここで黒部川を右岸へ渡り、最後にダムの堤体ほどの高さ(150mほど)を登ることでゴールの黒部ダム駅へ。最後はあっけない感じでした。 最初から最後まで緊張感のある難所が続き、コースも長くハードでしたが、無事歩ききることができてホッとすると同時に、より色々なところへ行きたいと思う山行でした。

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