活動データ
タイム
24:48
距離
38.1km
のぼり
2958m
くだり
2953m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る※ 二日目の正しい距離は「22km」 F 山岳会は、今年6月例会山行が5000回に達し、各部で記念山行が計画された。 第1弾【シニア部】6/11(日) 雲月山 第2弾【自然観察部】6/18(日) 柏餅山行「山野~福泉寺」「馬乗山」 第3弾【里山部】6/25(日) 白石島 第4弾【縦走部・AC部】8/5(土)~7(月) 夏山集中登山2023「剱岳 or 立山」 第5弾【ジュニア部】8/20(日) 山野峡・龍頭の滝、沢登り そして今回がそのフィナーレ、 第6弾【縦走・AC・里山・自然観察】 9/30(土)~10/1(日) 「石鎚山フィナーレ」 2年前にリニューアルした「山荘しらさ(1400m)」を貸し切り、約70名が集まった。 ヒデボーが副部長を務める縦走部は当初「テント泊 or ツェルト泊」を参加条件とした。 後日「避難小屋泊」も OK としたが、参加者は 10名。力不足が露呈した。 縦走部は A 班(ノーマル)とB 班(ロング)に分かれた。初日は同じ行動計画「西之川7:30~(ツナノ平経由)~土小屋~シラサ峠15:00」、二日目は A 班「シラサ峠5:00~岩黒山~筒上山~土小屋~(ツナノ平経由)~西之川16:10」、B 班「シラサ峠4:00~岩黒山~筒上山~手箱山~土小屋~(ツナノ平経由)~西之川16:10」という計画であった。 B班は計画通り行動したが、メンバーが代わった。A班は「雨の筒上山」を避けた。 縦走部は当初11名、B班はヒデボーと H 君の二人であった。その H 君から 9/2(土) LINEが来た。「ヒデボーさん、すいませんがA班避難小屋で都合により変更させていただきます」「ん、ヒデボーを避けたな👹そうはさせるか」すかさず返信「ダメです。K 君を誘って、3人でガッツリ行きましょう。」 K 君からは、すぐにリアクションでOKマークが届いた。一方観念していた H 君、実施二日前の夜に発熱、山行をキャンセルした。 結局 B 班はヒデボー・K 君・O さんの三人。 初日快調に歩いた Oさんを B 班に誘ったら、目を輝かせて「行きます」と一発返事。 二日目も快調に歩いた。 2023年9月30日(土) 3:30起床。3:55出発。 4:20 今津PA着。4:25 出発。ローソンに寄り 6:55 西之川(430m)着。トイレ有り。 7:20 西之川(430m)スタート。 7:47 御塔谷に架かる橋(600m)着。 すぐに尾根を巻き、沢地形になった地点で立ち止まった。「大きさの感覚」と「YAMAP の欠点」について説明するためだ。YAMAP だと、その都度 縮尺が変わる。そのため、「大きさ」と「距離」の感覚がいつまでも身につかない。一方、いつも同じ縮尺の地図を使っていると、「地図上のこのぐらいの沢地形は、実際にはこのぐらいの大きさである」という「大きさの感覚」が身につく。そして、水の流れもある程度予測がつくようになる。その感覚は、水の確保が難しい 厳しい山行になるほど必要になる。 数名は納得していたが、今回も反応は薄い。 そこからわずか先の分岐で、重大事案発生。 しかもそれが重大であるという認識が見受けられないので、かなり深刻な事態である。 先頭の私と 2番手の K 君。その K 君と 3番手の間がわずかの区間で開き、そこに分岐があった。分岐には大きな標識があり、左折して土小屋(1500m)を表示していた。にもかかわらず、後続 8名が右折した。なかなか来ないので二人で分岐まで戻ると、尾根に登っていくメンバー 8名が見えた。どうしてこういうことになったのか。なぜ誰も気がつかなかったのか。その原因を何人がちゃんと考えているのか。そもそも標識が無くても迷ってはいけない。YAMAP に頼りきっている人の多くは、行動エリアの全体像を把握していない。登山計画書や行動予定も見ていない。「土小屋に向かっている」という認識もない。地図の「先読み」の必要性について訴え続けているが、なかなか伝わらない。 「ただ楽しく山に行けたらそれでいい」 多様性は認める。F 山岳会が 104年間存続しているのも、そうであったからだろう。 だが、あまりにもそういう人が多すぎる。 山岳会の会員であるというプライドを持ってほしいものだ。私が入会して間もない頃、当時のリーダーのKさんが盛んに嘆いていた。その気持ちが分かるようになってきた。 そのモヤモヤ、翌日 K 君と O さんが解消してくれた。二人は学生時代 山岳部に所属していた。地図の必要性を理解し、勉強熱心で説明内容をキッチリ消化しようとする。 質問もしてくれるし、感想も言ってくれる。 やりがいを感じながら楽しい山行ができた。 沢からは、標高750m 地点でぼんやりとした尾根に乗り傾斜が緩む。そこで 1回目の休憩。標高820m付近、大きな岩がポツンポツンと現れ始めると、その一帯が「岩原」。 8:44 分岐(880m)着。ここからはいつもなら沢に向かって進み御塔谷を登るが、今回は初めて左折して「ツナノ平」に向かった。 標高 1100m 地点までの 220m は等高線が詰まっているが、ジグザグに登るのでさほどでない。標高 1100m 地点から分岐(1290m)までの緩斜面が「ツナノ平(なる)」か。 【行動記録は写真説明参照】 16:17 西之川(430m)にゴール。12時間を超える山旅が終わった。ゆっくり着替えを済ませ A 班を待った。A 班は成就駅 16:40分発のロープウェイで降りてきた。 A 班が「雨の筒上山」を避けたのは正解だと思う。だが、当初は岩黒山(1746m)も避けようとした。 登山道があるのに、車道を歩いたりもした。 記念山行ではあったが色々と課題を残した。
もしも不適切なコンテンツをお見かけした場合はお知らせください。