活動データ
タイム
14:06
距離
15.3km
のぼり
1352m
くだり
1352m
活動詳細
すべて見る2023年夏の日本百名山遠征 パート2 (長いレポになって恐縮です) 移動 遠征パート1で高妻山と戸隠山に登った後、7月17日上越自動車道~北陸自動車道~関越自動車道を繋ぎ小出ICで下り、奥只見シルバーライン(怖いトンネル群)を抜け352号線の山中で力尽き車中泊 (途中高速道路のPAセブンイレブンにあるコインシャワーを利用) 翌7月18日、車中泊場所から352号線で福島県南会津郡「桧枝岐村(ひのえまたむら)」の会津駒ヶ岳滝沢登山口に向かいます 位置的には尾瀬の北側付近に当たります 日本百名山第82座目 「会津駒ヶ岳」 一等三角点「岩駒ヶ岳」2,132.56m 桧枝岐村をウロウロしながら何とか会津駒ヶ岳「滝沢登山口」に着きますが狭い駐車場や付近の道路には沢山の車で一杯です 少し車道を下って落石注意看板の横に車を留めて登山口まで歩きます 08時42分尾根筋の登山口にある階段を上がって登山開始、ブナなどの自然林が美しい尾根登山道でした 視界が開けて山頂付近に出ると池塘が点在する高層湿原となっていて雰囲気が良い場所でした 12時30分駒の小屋(素泊まり可、寝具有)横にある「駒の池」に着きます ここからお花畑の草原を抜けると小高いピークに向かいシャクナゲ等が生えた急坂を上り13時05分標識、一等三角点のある「会津駒ヶ岳」山頂に着きます 帰りに駒の小屋で山バッジを買い、同じ道を引き返し16時45分滝沢登山口に下山しました 途中の広葉樹自然林から針葉樹林帯、木道のある高層湿原帯と大変美しい山でした 2日間の天候待ちと移動 下山後、日帰り温泉「燧(ひうち)の湯」に入り、桧枝岐村観光案内所Pにて車中泊 7月19日と20日はてんくらによりどの山も天気が悪かったので休息日です 7月19日は会津若松の「鶴ヶ城」等を見学後、大きい猪苗代湖畔に出て車中泊場所を探します 結局、湖畔には適当な場所が無く、涼しい猪苗代湖スキー場の駐車場にて車中泊、大雨に遭いました 7月20日朝、次の目的地平ヶ岳の登山ベース「銀山平」に向かいます 県道252号線、只見川沿いを走り田子倉ダムなど見学の後、352号線からシルバーラインのトンネル群を抜けて銀山平にある「湖山荘」に向かいます 「銀山平」は新潟県魚沼市、只見川、北ノ岐川(阿賀野川水系)の上流部、越後駒ヶ岳や平ヶ岳に囲まれた盆地です 江戸時代に只見川上流で銀が発掘されて栄えたのでこの名前が付いています 日本百名山を目指していなければ、昔学校で習った奥只見ダムやその建設時に資材運搬用に建設された奥只見シルバーラインのトンネル群、銀山平など一生訪れる事も無かった場所です そう言う意味では日本百名山を目指す旅は見知らぬ日本の地を知る旅でもあります、 7月21日(金) 日本百名山第83座目「平ヶ岳」中ノ岐(なかのまた)裏ワザルート 平ヶ岳は普通尾瀬、桧枝岐村の鷹ノ巣ルートから登りますが、山小屋がないので私の様な年寄りだと12時間ほどの日帰り歩きとなります 色々ネットで調べて見ると銀山平の温泉宿「湖山荘」か「奥只見山荘」に泊まれば不定期ですが(希望登山者の数と天候の兼ね合いで日程が決められます)特別に通行許可を得た宿のマイクロバスで銀山平から「中ノ岐林道」の終点部より中ノ岐ルートで平ヶ岳に登る事が出来ます 但し費用は夕食と朝食弁当、温泉付きで14,500円と私には少々贅沢な温泉宿泊りとなりました 距離は地図で見る限り鷹ノ巣ルートの3分の1程になりますが、宿を04時出発、05時20分登山口、下山リミットが12時30分までと逆に気忙しいスケジュールを強いられる事になります 平ヶ岳は会津駒ヶ岳同様、高層湿原の美しい山頂部がウリの山です ワタスゲ、イワイチョウ、キンコウカ、コバイケイソウ、ミヤマリンドウ、ウラジロヨウラク、ミツバオウレン等のお花畑になっています 05時25分マイクロバス利用者21名で登山口を出発し、山頂手前の二等三角点「平岳」(2,139.59m)に08時30分到着しました (登山口より約3時間) 山頂部は三角点から少し進んだ群馬県との県境部(標高2,141m)になりますが、特に山頂標識は無く木道もここで通行止めとなっていました 登山口や登山道から山頂まで新潟県魚沼市に属しますが、山頂から東側は群馬県みなかみ町で利根川水系となっています この後、姫ノ池~たまご石を経由して11時56分登山口へ下山しホッとしました 宿の御主人から冷えたキュウリの一夜漬け1本を頂き銀山平へ帰り解散です 銀山平の「白銀の湯」でサッパリした後、前日下見をしていた越後駒ヶ岳の登山口「枝折峠」にて車中泊でした 日本百名山第84座目「越後駒ヶ岳」 避難小屋泊り 「枝折(しおり)峠」銀山平から352号線を車で20分程の峠にあり標高1,065m、雲海で有名な場所です 登山者以外にも未明から雲海撮影目的で沢山の車がやって来ました 越後駒ヶ岳は日帰り登山がキツいので最初から山頂直下にある駒の小屋避難小屋泊りと決めていましたので登山口で日の出を眺めた後05時22分出発します 尾根道を進むと南側には只見川の北ノ叉川や東側、只見湖の谷筋に見事な雲海が広がっています その岩っぽい尾根にデカいコメツツジが咲いていました 越後駒ヶ岳「駒の小屋」(1,890m) 長く続く明神尾根を道行山~小倉山のピークを経て前駒と呼ばれる岩の肩部(1,763m)を越え11時30分避難小屋に着きました (登山口から約6時間) 駒の小屋避難小屋は魚沼市が管理する40人程収容の素泊まり宿泊施設で予約制度は無く協力金¥2,000かかります (テント場は10張り程で協力金¥500です) 土曜日なので混雑を心配していましたが意外と宿泊者が少なく運よく二階の隅に良い場所を確保出来ました すると急に天気が崩れて大雨となりました (テント泊の女性も小屋泊に変更した人も居られました) 週末に常駐される管理人さんはとても親切で大雨の時に多くの外国人が小屋に避難して来た時も親切に応対されたり、トレラン縦走者二人がずぶ濡れでやって来た時も大きなビニール袋を雨具代わりに作って渡していました 越後駒ヶ岳、 一等三角点「越駒ヶ岳」2,002.73m 夕方になり小屋から外に出ると山頂部には雲がかかってはいましたが雨は止んでいたので夕陽を期待して山頂へ向かいます 山で泊まる一番のメリットは夕焼けと朝焼けを眺める事が出来る事だと思います その風景に出会う為には先ず登って見なければなりません 17時56分一等三角点と不気味な童子像が在る越後駒ヶ岳の山頂に着き日没を待ちます テント泊をしていたヤブ好き女性が山頂に居て、この辺りの山々に詳しそうだったので藪歩きの話で盛り上がりました 西側はずっと雲に覆われていて綺麗な夕焼けは出ませんでしたが、越後三山の八海山方面が赤く染まり、魚沼の町へ向かって流れる水無川(魚野川~信濃川水系)の川面が光っています 南側には越後三山の最高峰「中の岳」(2,085m)が同じ稜線上にどっしりと構えて、北ノ叉川から奥只見湖付近の谷間が雨上がりの雲で覆われています 日没後と思われる時間にゆっくり駒の小屋へ帰り夕食を取り就寝しました 7月23日(日) 越後駒ヶ岳から下山 04時前に小屋を出て朝日を眺めに再度山頂へ行きます 昨夕山談義をしたテント泊女性も来られており写真を撮ったりして日の出を待ちます 予想外の高い雲間からオレンジ色の日輪が顔を出し夜明けの山を楽しみ小屋に下ります 06時30分荷物を片づけて管理人さんに挨拶後、百草の池~小倉山~道行山を経由して11時35分枝折峠の車に帰り着きました この後、銀山平まで引き返して3度目の「白銀の湯」で汗を流します 入浴後各山の天気予報などをチェックして次は岩手県の「早池峰山」(はやちねやま)まで足を延ばす事にしました 山旅はまだまだ続きます エントツ山
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