これはもう竜ヶ岳じゃなくてもいいのでは? 雨ヶ岳

2023.01.21(土) 日帰り

活動データ

タイム

04:10

距離

8.4km

のぼり

897m

くだり

897m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
4 時間 10
休憩時間
42
距離
8.4 km
のぼり / くだり
897 / 897 m
23
1 11
50
23

活動詳細

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この日は静岡の雨ヶ岳へ。先日訪れた竜ヶ岳の隣に鎮座するお山である。 行きの車中から富士山ドーン!でこの日の大勝利を確信。 しかし車から降りてみると風が強い。久しぶりの風つよ山行になった。 はじめこそ緩やかな道でラクラクハイクだったが、途中から斜度もそれなりになる。九十九折の山道を越えて1時間ほどで端足峠に到着。竜ヶ岳がよく見える。あちらにはきっと多くの人がいるのだろうが、こちらには誰もいない。 そしてこちらの背には雨ヶ岳が。けっこう登る…。ここから1時間40分かけてあそこまで登るのか…。最初がラクラクハイクだっただけに心が追いつかない。 風も相変わらず吹いている。しかしこの日ようやく初投入となったオンリーフードが素晴らしい仕事をしてくれて耳や顔にはなんのダメージもなかった。装着した時の見た目に慣れは必要だが、その手軽さも含めて多くの人が賛辞を贈る理由がよくわかった。 しかし、ここで問題が発生。トレイルに雪があらわれはじめた。 その量はどんどん多くなり、凍結して危ない箇所も増える。山頂まではそこそこの斜度なこともあり、慎重に進む。何より問題だったのは、この日チェンスパを忘れてきてしまったことだ。 登りはまだ良くても下りが怖い。運動神経にバグがある自分は絶対に何かやらかす。凍った氷に足を滑らせ、奇声をあげながらタタラを踏み、腰を強く打つか、地面についた手首をグネるのだ。今までの人生経験からやたらとリアルにそれが想像できる。撤退の二文字もよぎるが、いざとなったらシッティングスタイルで下りると決め前へ進む。 そして遂に山頂へ。雄大な富士山が迎えてくれた。誰もいない静かな山頂。風もいつの間にかやんでいる。竜ヶ岳の時は想像以上に人がいて落ち着かなかったが、ここはほぼ同じ絶景なのに山頂独り占め。これはもう竜ヶ岳でなくてもいいのではないか。快晴の土曜日にこんな素晴らしい富士山をまさか独占できるなんて思いもしなかった。 そして核心部の凍結路下りへ。一歩一歩グリップを確かめながら、バグのある運動神経を総動員して慎重に下る。どうしてもヤバい未来しか想像できない箇所はケツペタスタイルでズリズリ下りる。そうして無事に凍結エリアをクリア。怪我なく下山することができた。 しかしこの時期の1000、1500メートル超えの山はお守りとしてチェンスパ必須だなと改めて痛感しました。 ■天候 スタート時…晴れマイナス4℃中風 山頂…晴れマイナス2℃無風 下山時…晴れマイナス2℃中風 ■ウェア 上半身…ファイントラックドライレイヤーノースリーブ、アイスブレーカーメリノT長袖、スタティックアドリフトクルー、パタゴニアナノパフジャケット、ノースフェイスニットキャップ、山と道オンリーフード、フーディニパワーリストゲイター、アクシーズクイングローブ 下半身…ワークマンメリノタイツ、パタゴニアテルボンヌジョガーズ ※行動中着脱なし ※登りは風が強かったがオンリーフードは素晴らしい仕事をしてくれた。シェルをかぶらずとも耳や顔を寒さから守ってくれ非常に快適だった。 ※風がなければアドリフトクルーで行けたのではないかと思う。 ■飲料500ml(うち250消費) ■登山道概況 歩きやすい。が峠から先は登山道が深く削られている箇所があり高い段差がいくつか出てくる。 雨ヶ岳取付きから雪がつきはじめ、凍結している箇所も多い。自分はチェンスパを忘れたためそのまま行動したが、特に下りは緊張した。幸い転倒はしなかったが、チェンスパがあるに越したことはない。とにかくとりあえず持ってって実際に使うかどうかは現場で判断するのが賢明だと思います。 ■駐車場 登山口の浅間神社手前に駐車場あり。10台ほど駐車可。1日500円。土曜日6時半時点で一番乗り。10時半下山時は他に2台停まっていた。 トイレは少し先に歩いたところにあり。冬季は使用できないが簡易トイレがある。自販機なし。

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