今年は7月が旅行ほか諸事多用で山歩きが出来なかったが、何とかオオキツネノカミソリが咲いている内に古処山に登れました。この山は通常は初心者でも大丈夫な山だが、豪雨で道が荒れているので初めての登山者は今は避けた方が無難。
朝7時前に登山口駐車場を出発です。
古処山山域は鳥獣保護区なんだ。狩猟の流れ弾に当ることは無い訳だから安心と思ったが、適用期間は平成11年までだけど今も更新されているのだろうか?
登り始めの舗装路脇の水の流れている所には「沢かに」がゾロゾロ居ましたよ!
この辺りの雰囲気も好きだ。
この滝も良い。冷気が流れて来て涼しい。
だれかオニギリを置き忘れたかと思ったが、良く見ると石灰石だった。
この辺りの遊歩道の崩壊は激しい。
流れの下に大きな石灰石が、山頂に近づくほど多くなる。と言うことはこの山は海底に積もった貝やサンゴが石になって隆起した山なのか?
古処林道の終点広場は大量の石が流れて来ていた。
駐車場入口の道はギリギリまで崩落していた。この分だとここに至る林道の崩壊は激しいのではないか?修復開通は町中の復興が先だろうから数年掛かるのかも?、来年は後期高齢者なのでここから登ることにしようと思っていたがダメかも?
この辺りからオオキツネノカミソリがチラホラ。でも時期が遅かったので種が実っているものも有る。
水舟の上の方の斜面のキツネノカミソリも時期が遅かったからか少ない。
ツゲの原始林を抜けた。
屏山との縦走路に出た。
北向き斜面はまだまだ見頃のキツネノカミソリが有った。
キツネノカミソリをアップで。
今回は大将隠しや奥の院には行かなかった。古処の方に進んでいたら、後ろから来ていた女性5人組が左手に直進しようとしている。思わず、「そちらに進んではダメ、古処に行くならこちら」と声を掛けた。ここはチョット間違え易い。
このツゲの下に太いロープ有る。古処は岩に上がらないと展望は悪い。
岩の上から馬見山方向の写真。一番奥が馬見山。馬見山まで行くにはピークを2つ超えねばならない。
岩に結わえられたロープの先は自転車のタイヤみたいな物に繋がれている。でもそのタイヤみたいな物の劣化が進んでいる。もうこのロープを過信してはいけない!。
反対側にも降りれるがロープは無いので危険度は有る。
古処山頂手前にも岩がある。この標柱の後ろにあるロープで上がる。
こちらの岩からは筑後平野や耳納連山などが展望出来る。
岩を降りて古処山頂(860m)に、先ほどのご婦人方が賑やかに食事中だったので、不動明王にも行かずに「馬攻めの広場」の方へ。
山頂の”山なし”は梨の原種?あるいは誰か登山者が食べたナシの種が育った?実がゴルフボール大なのは原種の証拠?肥料も無く摘果されないので小さいのか?
馬攻めの広場手前の大明神の金文字がくすんでしまった。テラス?も崩壊寸前。
馬攻めの広場のキツネノカミソリは例年に無く少ない。ここは日陰で無いので猛暑のせいかも?
日陰の方には例年並みのキツネノカミソリがあった。
日陰には綺麗なキツネノカミソリも咲いていた。
帰りは左手の行けば来た道を戻ることになるが、右奥の古道に入った。
ここで、山頂直登ルートと合流。
一休みしていたら、キツネノカミソリの根が剥き出しになっていた。豪雨のせいだろう。ここ数年朝倉地区は豪雨に見舞われる。これ以上豪雨が続かないことを祈るのみだ。
下山中にちょっと気を抜いたらコースアウトした。沢の右手を降りる筈が左手になっていた。でも北斜面なのでキツネノカミソリは時期過ぎでは無かった。
紅葉谷コースの入口に出て九州自然歩道に戻った。
帰りにも登りに見た石灰石のオニギリは乗っていた。でも驚くのは後ろ斜面の放置された間伐材の多さである。これでは豪雨被害が大きくなる筈だ。
ここの沢を渡るのは慎重に。流れが激しい時には靴を脱いで渡らねばならなくなるかも?
沢の流れが変わったのか根が痛められた杉が数本並んでいた。数年で倒木となりそう。
お大師様に今日も無事に下山できたことの感謝のお礼をした。
この活動日記で通ったコース
古処山登山口-五合目登山口 往復コース
- 03:28
- 4.6 km
- 662 m
- コース定数 14