天空の湿原へ

2022.07.09(土) 日帰り

活動データ

タイム

07:15

距離

18.7km

のぼり

1415m

くだり

1411m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 15
休憩時間
33
距離
18.7 km
のぼり / くだり
1415 / 1411 m
15
1 31
53
4
9
5
45
45
1 23
15

活動詳細

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週末のお天気はギリギリで怪しい感じでしたが、お花の季節は待ってはくれないし、ダメならまた来ればいいやってことで、苗場山に行ってきました。 結果は、良い天気に恵まれた最高の山頂歩きになりました!   数日前までは土曜より日曜の方が良い予報だったのが、前日には土曜の方が良い予報になったので、急遽土曜朝一の新幹線で越後湯沢駅へ。越後湯沢駅からはレンタカーを借りて、苗場山の祓川登山口駐車場に向かいました。 レンタカーの営業所が開くのが8時からなので、この時点でだいぶ出遅れてしまった感はあり、実際、急いで車を走らせて8:45頃に駐車場に着いてみると、駐車場はほぼ満車でした。ただ、「ここが駐車スペースです!」とはっきり区分している感じではなかったので、他の車の妨げにならないようにすれば、草むらなどに停めても大丈夫かもしれません…?   駐車場のトイレでパパッと用を足したら、早速登山開始です。和田小屋までは舗装路を歩きます。 和田小屋近くの給水ポイント兼登山届ボックスから先は登山道になりますが、ここで早速道を間違えました。先行者がいたのと、踏み跡がうっすらながらあったので、私はゲレンデを登って行きましたが、正しいルートは山に向かって右手にある岩がゴツゴツとした道です。 登りながら「踏み跡薄くない?しかもめちゃくちゃ急じゃない?」と思ってはいましたが、ルートを間違えたことに気付いたときには既にだいぶ登った後…。下りるのもしんどい上に、一応踏み跡はあったので意地で進み、六合目すぎでなんとか正規ルートに合流しました。   正規ルートに合流すると、神楽ヶ峰山頂手前までは時折木道がありますが、基本的にはずっとゴロゴロとした岩を敷き詰めたような登山道が続きます(正規ルートの場合、登山口から神楽ヶ峰辺りまで、ほぼ岩の道です)。これが多少続く程度なら「おー、山らしい道だなぁ」と楽しくもなるのですが、標高1900mちょいまでほぼ全区間これが続き、足元がゴツゴツとした岩ばかりなので、足全体をしっかりと地面に着けて歩けず、また足元に注意しなければ滑るか躓くかで、足にだいぶ負荷がかかります。特に下りは勢いがついてしまうと滑ったり躓いたりする危険性が増えるので、あまりスピードが出ないようにブレーキをかけるためさらに足に負荷がかかり、とてもしんどいです…。 要求される体力や技術とは関係なしに、祓川登山口ルートは大変なコースという印象でした。   そんなしんどい岩の道を頑張って歩き続けると、「下ノ芝」辺りから木道の区間が増え、足元にはワタスゲをはじめとした草木が増えます。 視界も開けてきて、先の風景への期待に胸を膨らませつつ、さらに先に進むと「神楽ヶ峰」に着きます。ここが八合目のようです。 ここまで来ると、一旦1885mのポイントまで下り、2145mの苗場山頂まで登り返します。ここのアップダウンがそれなりに急なので、こまめに休憩を入れます。 視線を上げれば周りの山々が見え、視線を下ろせばところどころに花が顔を覗かせているので、写真も撮りながらマイペースに進むと、「頂上台地まであと3分」と書かれた(倒れた)標識が見て、「もうひとがんばり!」と奮い立たせて先に進むと、視界が開け… 山の上とは思えない大草原が、遮るもののない青空の下に広がります。 本当に美しい景色で、視界が開けた瞬間に顔がニヤけてしまいました 笑 湿原というよりは草原という感じでしたが、ところどころに池塘があり、広々とした草原、雲や青空の映り込んだ池塘、青々とした木々、そして青空と雲という美しい景色に見惚れてしまいました。 ここからは、ハイキング気分でゆっくりと歩きながら景色を眺め、気が済むまで写真を撮り、山頂の小屋でペプシを補給し(笑)、のんびりと過ごします。 小屋からは、頂上台地や苗場神社、龍ノ峰へと繋がる道が分岐して続いていて、どれも足を伸ばしてみましたが、どちらも(個人的には)山頂付近の絶景を楽しむ時間を削ってまで行くほどのものではないかなという印象でした。 苗場神社に向かう道の途中までは池塘が綺麗なので、少し歩いたら山頂に戻って来れば良いかなと思います。 ちなみに、山頂付近はまだ残雪がありましたが、もう残りわずかで、チェーンスパイクすら要らないレベルでした。完全な雪解けももうすぐですね。   この日は、午後遅い時間から積乱雲が発達するおそれがあるという予報で、実際にも13時くらいからガスが上がってきて雲量も増えてきたので、来た道をさっさと戻りました。 ピストンなので、帰りは特に目新しいものもなく、しんどい岩の道をひたすら下るだけでした 笑   そんなわけで、登山道そのものはしんどかったですが、それだけの苦労をする価値のある絶景を楽しめた、素敵な山でした。 今年の夏は他にどんな絶景が見られるのか、今から楽しみです! (一説では、これからまさかの雨季本番なのでは、という声もあるようですが…休日は晴れることを願うばかりです。)

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