TikTek漢のマウンティングルーティン

2022.06.26(日) 日帰り

注意情報

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チェックポイント

DAY 1
合計時間
7 時間 3
休憩時間
37
距離
17.3 km
のぼり / くだり
1067 / 1066 m
27
2 22
33
24
42
6
1 5

活動詳細

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三笠新道の存在を知ったのは去年のとある山行記録から。 今年は...そもそもいつだっけ?と思いつつ、大雪山国立公園連絡協議会のホームページをチェックしていたら三笠新道の文字が。 もう既に人が入り始めている。 休みと天気と、一致しそうな日も早速、これはもう今しかないんだ。 前日寝たのか寝てないのか分からないまま、深夜2時半札幌発。途中から高速にて片道230km。 大雪高原道路という名の林道でした。 舗装された道路じゃないんかい。 銀泉台でも同じ目に合いましたね。 6時には大雪高原荘に着。 既に30台くらい車は止まっていて、皆さん準備にワラワラと。 たしかに晴れてはいるが、吹きおろしてくる風が強かった。 北海道の山でこんなに人がいるのは久々に見ました。 7時からレクチャー開始か。 まだかまだかと自分も外に出て臨戦体制に。レース前の気分でしたね。 レクチャーを受け、早速スタート。整備の方の後をついていきながら、先頭集団内をキープしていく。 沼巡り、ドラゴンアイはしっかり開眼し、美しきエメラルドグリーンでした。 そして見えてくる三笠新道、、こんな場所があったのか、この秘境感。 大雪の奥深さよ。自分はまだほんの一部しか味わってはいない。 思考停止の心が動き出さないはずがない。 その先へ、その一歩へ。 近くの空にはレンズ雲、、何をものがたっていたのか、その事実に目を背けるままに。 三笠新道を通る人は20人くらいはいたのか。先頭集団は4人のまま、自分も後を追う。 傾斜が急になる前に12本爪アイゼン装着。 本当はTX5弍号機をシェイクダウンさせたかったのですが、アイゼンあれば安全という情報も目にしていたので、安全の考慮しスリーシーズン登山靴できました。 雪渓を登り、絶景のその先を目指す感覚が何より楽しい。 今日も優勝だろうと思っていた、、が 稜線に合流して少ししたら爆風。。 これが真実という名の現実。 ちゃんと風速を見てきたのか? 天気ばかり気にしやがって。 そして、ここから忠別岳までCT2時間40分、、他の方の山行記録見たなかでは、時間制限があるから15時までに戻らないといけないような感じになっていた。実際はどうだったのでしょう、ちゃんと確認しなかったのも悪いのですが。 遅くとも11時半には登頂しなくては間に合わない、、この風相手に。 少なくとも40分ぐらいは巻かないと間に合わない計算。 ここから忠別岳に行く人は少なく自分ともう1人だけだった。 爆風向かい風、周りの山も上部が雲に覆われている。 ひたすらに浴び続ける。時折身体が持っていかれる。 全然進まない。脚力体力を消耗していく。 こんなことになろうとは、、 でも絶対に諦めたくはない。ギリギリまでアタックは続ける。自分を信じて。 仕事と比べてみ? 1000000000000000000000000000000000000000000000000000000倍楽しいだろ? これも修行だよ。より強くならないもいけない。まだ取り戻さないといけない。 忠別沼手前で、どこから来たのか分からない登山者2名がいた(この時はショートカットの道の存在を知らなかった) 相当手練れの先行者だったのか分からず。ただ、爆風続きを前にして忠別岳登頂は諦めるようだった。 そして、ショートカットのルートを教わる。 この時 初めてダウンロードした軌跡の意味を知った。 そして知らなかったら自分は完全アウトだったと思う。皆どこで知ったのか? 気付けば後続者もいなくなっていた。撤退したか。 忠別沼を通過し、より激しい爆風に晒されながら必死でもがき通していく。 途中また一名とスライド。この時に再度ショートカットのルートを教わる。どうやら登りで利用していたようだ。 ピーク手前で、序盤で抜いた2人とスライド。なるほど、ショートカットのルートは余程早いのか、、、 時間ギリギリで忠別岳登頂。 トムラウシも含めて前方の山々は雲に覆われていた。 風も時間の流れも速い。 電波もない。多分、稜線合流と、この頂上でギリ。大雪山系特有の症状ですね。 どこから来ても遠いですわ、いや三笠新道からしかまだ知らないけど。 いつかリベンジしたい。間違いなく天国ルートなんですもん。いや、天国でしたよ。 ショートカットルートに向けて下山開始するが、教えてもらった合流点が曖昧で見つけられず、軌跡を頼りにする。崖みたいな ところのトラバースから緊張の連続。何より無駄に焦っていたのもよくはない。 何をしている? そこを通過すれば、あとは雪渓を下ればすぐだった。マジか...それは早いわ。下山は2時間半くらい。 沼ルートに合流する最後の藪漕ぎで「ぬああああ」と吠えながら木道に出たのを近くにいた人に聞かれつつ。いいんだ、今日も生きた。 ボロボロになりながら、振り返りながら。 反省点いっぱいです。 ただね、三笠新道を目の前にしてのあの景色は相当に天国。 スケールが違った。 それだけは間違いない。三笠新道は通って楽しいルート。 ちっぽけな自分が間違っていた。

活動の装備

  • ペツル(PETZL)
    アイゼン
  • マムート(MAMMUT)
    Add-on bottle holder
  • プラティパス(Platypus)
    225601

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