大菩薩連嶺 1680三本木の頭 1614松尾根の頭 1568横手山 松尾根-2022-02-26

2022.02.26(土) 日帰り

チェックポイント

DAY 1
合計時間
5 時間 49
休憩時間
4
距離
10.9 km
のぼり / くだり
740 / 742 m
3 12
20
49

活動詳細

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ほとんどが一般登山道では無いです 主に自己防備録です ■前回の大沼沢 https://yamap.com/activities/9300728 大菩薩連嶺の古書の情報を元に三本木頭へ 実は三本木頭は2020年にノラホラ67さんという方が行かれている 大沼沢を渡り切るつもりだったけど 13時で切り上げようと決めていたのでタイムアップ プランを切り替えて松尾根の調査、横手山、松尾根の頭、富士見台に寄る方向にしました 途中で会ったのは横手山へ向かう時に会った1組の夫婦のみです ◼️気温 1.9℃ 34% 天候:晴れ☀️ ※首元と手が冷えるのてネックウォーマーと手袋を忘れずに ◼️積雪 P1664mへの取り付き 30-40cm P1664〜三本木頭 40-50cm 一本木から大沼沢 50cm 泉水横手山林道 50cm 松尾根沿い大沼沢 20-30cm 松尾根 20-30cm 泉水横手山林道(新横手山峠) 50cm 横手山 20-30cm 新横手山峠〜松尾根頭 40-50cm ※50cmは膝くらい ◼️ハードシェル  バーグハウス エクストレム 5000 PZ ジャケットGORE-TEX 3Layer  ※40dの厚さで藪でも雪でもオッケー ◼️ミッドレイヤー  マーモット POLARTEC Micro Fleece Jacket  ※通気性は良い、汗の発散は微妙、消臭も無し ◼️ベースレイヤー  ブレスサーモアンダーウェア ウール・ヘビーウエイト  ※保温は高いが消臭は無し ◼️ドライレイヤー  上  finetrack ウォームロングスリーブ  下  ファイントラックスキンメッシュタイツ  ※上下汗をベースに移してるのでまぁ良し ◼️パンツ  MILLET TYPHON50000 WARM PANT  ※雪の上に座ってても染みない、保温性は普通 ◼️シューズ  SCARPA モンブランGTX  ※冬靴、雪でも冷たくならず石や岩に当たっても安定 ◼️靴下  Bridgedale パフォーマンス・ハイク  ※消臭性は悪くは無い、保温性は普通 ■感想 個人的に泉水横手山林道が残雪で進みづらい 松尾根沿いの大沼沢は初めて行くためルーファイで時間取られる 最終的にCT×1.5〜1.7です ○三本木頭 残雪でなかなか進めず膝下ラッセル30-40cm 手袋やポール落としたりして無駄な時間を使う 二十八御料局があるらしいが残雪で分からず ○一本木峠〜大沼沢 誰かの踏み跡があったのでそれを利用 残雪50cm ○大沼沢の分区境〜大沼沢続き 初の区間で残雪は20-30cmくらいルーファイしながら進む、途中から沢沿いでなく松尾根の中腹へ踏み跡がある ○松尾根 快適に使える尾根で踏み跡も有る 残雪は20-30cm 下手に大沼沢沿いに行くよりこの尾根が良さそう ○泉水横手山林道〜新横手山峠 残雪で進み辛く、新横手山峠は踏み跡無し 泉水横手山林道の残雪50cmが一番疲労した ○横手山 そこまで残雪無し ○松尾根頭 新横手山峠から取り付き、踏み跡無し 残雪40-50cmで脚も止まってくる 雑木があるくらいの穏やかな場所 ○富士見台 雑木があるくらいの穏やかな場所 富士は見えない ■大菩薩連嶺/岩科小一郎 P223 ・三本木の頭 峠の東の隆起は、柳沢峠の東に当るから東嶺と理詰めな山名を旧陸測図に記入されてあった、この正名は三本木の頭(一六六〇米)である。道はこの峰の北腰を捲いて六本木で黒川道と会う。 ・松尾根の頭 道はそこで三岐となり、一は黒川山を捲いて鶏冠山頂に、一は下方を搦んでノゾキのタワを越えて黒川谷に降りる。有名な黒川金坑の廃墟はそこにある。残りの一途は横手の脈について松尾根の頭(一五八七米)に至る。独標隆起から東に派出された小尾根が松尾根で、昔は密林におおわれていた所だと聞いた。 ・富士見台 次の一五五〇米隆起は、富士がよく見えるとて富士見台の名がある。いずれは水源林の人夫衆でも付けたものであろう。平凡なうまみのない名である。道はその南で北方大木賊沢から登ってくる道とクロスする。この十文字を六本木峠という。 お詳しい方でどこか間違えていたら ご指摘願います🙏 さて、これら古書に現れるピーク YAMAPはどう判断されるか...👀

倉掛山・鈴庫山・小倉山 登山道離れて三本木の頭方面へ取り付く
登山道離れて三本木の頭方面へ取り付く
倉掛山・鈴庫山・小倉山 30-40cmくらいの雪になる、防水パンツなので染みない
30-40cmくらいの雪になる、防水パンツなので染みない
倉掛山・鈴庫山・小倉山 人の気配すらない尾根をラッセルしながら
人の気配すらない尾根をラッセルしながら
倉掛山・鈴庫山・小倉山 あそこらが標高点1664
あそこらが標高点1664
倉掛山・鈴庫山・小倉山 標高点1664はネットが施され
向こう側には行けない
標高点1664はネットが施され 向こう側には行けない
倉掛山・鈴庫山・小倉山 柳沢峠近くの尾根から来たらネットの向こう側から難なく行けるでしょうね
柳沢峠近くの尾根から来たらネットの向こう側から難なく行けるでしょうね
倉掛山・鈴庫山・小倉山 標高点1664辺り
40-50cmの雪になってくる
標高点1664辺り 40-50cmの雪になってくる
倉掛山・鈴庫山・小倉山 この前で鹿避けのネットをかいくぐる
用地境界杭を見る

この辺は踏み跡があるので以前に誰かこの辺を訪れている模様
この前で鹿避けのネットをかいくぐる 用地境界杭を見る この辺は踏み跡があるので以前に誰かこの辺を訪れている模様
倉掛山・鈴庫山・小倉山 用地境界杭に沿って進む
踏み跡があるので利用する
まともにラッセルすると疲れるので…
用地境界杭に沿って進む 踏み跡があるので利用する まともにラッセルすると疲れるので…
倉掛山・鈴庫山・小倉山 おそらくこの周辺一帯が
1680m三本木の頭
おそらくこの周辺一帯が 1680m三本木の頭
倉掛山・鈴庫山・小倉山 二十八号御料局がある筈だけど
この積雪ではとても捜せない

周りには東京都水道局の杭がある
二十八号御料局がある筈だけど この積雪ではとても捜せない 周りには東京都水道局の杭がある
倉掛山・鈴庫山・小倉山 ここにもあるけど…御料局点とは違うか?
ここにもあるけど…御料局点とは違うか?
倉掛山・鈴庫山・小倉山 名もなき尾根を下降していく
残雪があると初めての尾根も気にせず進める
名もなき尾根を下降していく 残雪があると初めての尾根も気にせず進める
倉掛山・鈴庫山・小倉山 ここら辺は50cm以上になっていく
ここら辺は50cm以上になっていく
倉掛山・鈴庫山・小倉山 ラッセルしながら一本木峠(葡萄沢峠)へ下降していく
ラッセルしながら一本木峠(葡萄沢峠)へ下降していく
倉掛山・鈴庫山・小倉山 一本木峠(葡萄沢峠)
この杭から左へ行き大沼沢へ
一本木峠(葡萄沢峠) この杭から左へ行き大沼沢へ
倉掛山・鈴庫山・小倉山 膝50cmの雪だけど踏み跡あるので助かった
まともにラッセルしたさすがにキツイ
膝50cmの雪だけど踏み跡あるので助かった まともにラッセルしたさすがにキツイ
倉掛山・鈴庫山・小倉山 泉水横手山林道に出る
大沼沢の分区境、ここまで前回来た
泉水横手山林道に出る 大沼沢の分区境、ここまで前回来た
倉掛山・鈴庫山・小倉山 ここからの先の大沼沢は自分が知らない世界
ルーファイしながら大沼沢を渡っていく
ここからの先の大沼沢は自分が知らない世界 ルーファイしながら大沼沢を渡っていく
倉掛山・鈴庫山・小倉山 沢沿いに行くのはあまり宜しくなかったので
松右尾根をトラバース
沢沿いに行くのはあまり宜しくなかったので 松右尾根をトラバース
倉掛山・鈴庫山・小倉山 地形図に表れない矩堤
地形図に表れない矩堤
倉掛山・鈴庫山・小倉山 振り返ってみると沢沿い行くと降りるのに苦労しそうだったので、尾根沿いにトラバースしたのは正解だったのかも
振り返ってみると沢沿い行くと降りるのに苦労しそうだったので、尾根沿いにトラバースしたのは正解だったのかも
倉掛山・鈴庫山・小倉山 右にも左にも踏み跡
左の松尾根沿いを選択する
右にも左にも踏み跡 左の松尾根沿いを選択する
倉掛山・鈴庫山・小倉山 松尾根沿いにトラバースしている踏み跡がある
松尾根沿いにトラバースしている踏み跡がある
倉掛山・鈴庫山・小倉山 かなり大沼沢から離れて松尾根沿いに中腹の踏み跡が続くが、時間的に撤退しないとヤバそう…
かなり大沼沢から離れて松尾根沿いに中腹の踏み跡が続くが、時間的に撤退しないとヤバそう…
倉掛山・鈴庫山・小倉山 元来た道を戻るだけでは微妙なので
別プランの松尾根を行ってみる事にする

先ずここから尾根に登るまでが大変💦
久しぶりに蕎麦角山のサスゴヤ尾根を思い出した😅

今になって思えばもう少し中腹の道を進んでから尾根乗った方が楽だったんじゃね?と思う
元来た道を戻るだけでは微妙なので 別プランの松尾根を行ってみる事にする 先ずここから尾根に登るまでが大変💦 久しぶりに蕎麦角山のサスゴヤ尾根を思い出した😅 今になって思えばもう少し中腹の道を進んでから尾根乗った方が楽だったんじゃね?と思う
倉掛山・鈴庫山・小倉山 何とか松尾根に乗る
変な中腹道から取り付いたため無駄な苦労をしたもんだ💦
何とか松尾根に乗る 変な中腹道から取り付いたため無駄な苦労をしたもんだ💦
倉掛山・鈴庫山・小倉山 松尾根、結構良い尾根です
大沼沢沿いじゃなくてこっちのほうが良かったか?😅
松尾根、結構良い尾根です 大沼沢沿いじゃなくてこっちのほうが良かったか?😅
倉掛山・鈴庫山・小倉山 萩原山分区の看板がある
昭和44年度
萩原山分区の看板がある 昭和44年度
倉掛山・鈴庫山・小倉山 松尾根、最後の登り
松尾根、最後の登り
倉掛山・鈴庫山・小倉山 泉水横手山林道でひと休憩
泉水横手山林道でひと休憩
倉掛山・鈴庫山・小倉山 踏み跡はあるけど林道でも膝下40-50cm
足に疲労を感じてとても歩きずらい…キツイ
踏み跡はあるけど林道でも膝下40-50cm 足に疲労を感じてとても歩きずらい…キツイ
倉掛山・鈴庫山・小倉山 途中で寄った小ピーク
途中で寄った小ピーク
倉掛山・鈴庫山・小倉山 林班界標がそこそこ埋まっている
林班界標がそこそこ埋まっている
倉掛山・鈴庫山・小倉山 疲労感が漂う中、トレース無し
膝下40-50cmのラッセル祭り…キツイ
疲労感が漂う中、トレース無し 膝下40-50cmのラッセル祭り…キツイ
倉掛山・鈴庫山・小倉山 新横手山峠
ここから登山道に入り1568m横手山を目指す
新横手山峠 ここから登山道に入り1568m横手山を目指す
倉掛山・鈴庫山・小倉山 登山道すっ飛ばして、直登し
1568m横手山へ到着、何も無い

この下は横手山峠
登山道すっ飛ばして、直登し 1568m横手山へ到着、何も無い この下は横手山峠
倉掛山・鈴庫山・小倉山 新横手山峠へ戻り、取り付きへ

松尾根の頭なるものを目指す
鹿の足跡を追っていく…ラッセルで脚の疲労もピークに💦
新横手山峠へ戻り、取り付きへ 松尾根の頭なるものを目指す 鹿の足跡を追っていく…ラッセルで脚の疲労もピークに💦
倉掛山・鈴庫山・小倉山 あそこだろうか
あそこだろうか
倉掛山・鈴庫山・小倉山 おそらくここが大菩薩連嶺の文書に記述されていた独標隆起である松尾根の頭かと、現代地形図では1614mの場所

当然何もない、植林地帯っぽい?
昔の地形図では独標1587m
おそらくここが大菩薩連嶺の文書に記述されていた独標隆起である松尾根の頭かと、現代地形図では1614mの場所 当然何もない、植林地帯っぽい? 昔の地形図では独標1587m
倉掛山・鈴庫山・小倉山 尾根沿いに六本木峠方面へ向かい
大菩薩連嶺の中で記述されている1550米隆起の富士見台と思われる場所

現代の地形図では1580m

富士が見える様子は無いが昔は見えたのだろうか?
尾根沿いに六本木峠方面へ向かい 大菩薩連嶺の中で記述されている1550米隆起の富士見台と思われる場所 現代の地形図では1580m 富士が見える様子は無いが昔は見えたのだろうか?
倉掛山・鈴庫山・小倉山 尾根沿いに六本木峠へ進む
登山道では無いがここら辺から人の踏み跡がある
尾根沿いに六本木峠へ進む 登山道では無いがここら辺から人の踏み跡がある
倉掛山・鈴庫山・小倉山 六本木峠へ到着💦
あとは普通の登山道で帰るのみ

ラッセルばかりでかなり脚にきました😅
六本木峠へ到着💦 あとは普通の登山道で帰るのみ ラッセルばかりでかなり脚にきました😅
倉掛山・鈴庫山・小倉山 大菩薩連嶺 220ページ 横手山から続いて1587mの独標隆起が松尾根の頭
大菩薩連嶺 220ページ 横手山から続いて1587mの独標隆起が松尾根の頭
倉掛山・鈴庫山・小倉山 大菩薩連嶺 221ページ概要図
松尾根や三本木の頭等の大まかな位置は掴めそう
あとは地形図と沢に注目し、現代と昔の地図と照らし合わせていく
大菩薩連嶺 221ページ概要図 松尾根や三本木の頭等の大まかな位置は掴めそう あとは地形図と沢に注目し、現代と昔の地図と照らし合わせていく
倉掛山・鈴庫山・小倉山 大菩薩連嶺 222ページ 1550m富士見台から六本木峠
これは220ページから続いている文章
大菩薩連嶺 222ページ 1550m富士見台から六本木峠 これは220ページから続いている文章
倉掛山・鈴庫山・小倉山 大菩薩連嶺 223ページ 東嶺が三本木の頭
大菩薩連嶺 223ページ 東嶺が三本木の頭
倉掛山・鈴庫山・小倉山 現代の地形図に尾根や沢、ピーク、峠等
大菩薩連嶺の概要図から得た情報を記述したもの

現代では
1680m 三本木の頭
標高点1614が松尾根の頭
1584m地点が富士見台
かと思われる
現代の地形図に尾根や沢、ピーク、峠等 大菩薩連嶺の概要図から得た情報を記述したもの 現代では 1680m 三本木の頭 標高点1614が松尾根の頭 1584m地点が富士見台 かと思われる
倉掛山・鈴庫山・小倉山 1894-1915年の地形図
ゴチャゴチャしていて分かり辛かったので必要最低限の事を記述

◯東嶺=三本木の頭
東嶺と理詰めな山名を旧陸測図に記入されてあった
この正名は三本木の頭(1660米)である

→これは大菩連嶺223ページの文書に記述されているのでこの東嶺という場所が三本木の頭という事で一致してそう

※一本木峠は東京都水道局の用地境界杭の場所
そこから大沼沢が続いている

◯松尾根の頭
残りの一途は横手の脈について松尾根の頭(1587米)に至る。独標隆起から東に派出された小尾根が松尾根で、昔は松の密林におおわれていた所だと聞いた。

→現代の地形図では1614m独標だけど昔の地形図では1587m独標になっていた、大菩薩連嶺220ページの文書と一致してそう

◯富士見台
次の1550米隆起は、富士がよく見えるとて富士見台の名がある。〜 道はその南で北方大木賊沢から登ってくる道とクロスする。この十文字を六本木峠という。

→昔の地形図で1587独標(松尾根の頭)から尾根上に南下していった場所に隆起があったので文章通りなら富士見台はここかと思われる、ただ周りは雑木に囲まれて富士の展望は効かない
1894-1915年の地形図 ゴチャゴチャしていて分かり辛かったので必要最低限の事を記述 ◯東嶺=三本木の頭 東嶺と理詰めな山名を旧陸測図に記入されてあった この正名は三本木の頭(1660米)である →これは大菩連嶺223ページの文書に記述されているのでこの東嶺という場所が三本木の頭という事で一致してそう ※一本木峠は東京都水道局の用地境界杭の場所 そこから大沼沢が続いている ◯松尾根の頭 残りの一途は横手の脈について松尾根の頭(1587米)に至る。独標隆起から東に派出された小尾根が松尾根で、昔は松の密林におおわれていた所だと聞いた。 →現代の地形図では1614m独標だけど昔の地形図では1587m独標になっていた、大菩薩連嶺220ページの文書と一致してそう ◯富士見台 次の1550米隆起は、富士がよく見えるとて富士見台の名がある。〜 道はその南で北方大木賊沢から登ってくる道とクロスする。この十文字を六本木峠という。 →昔の地形図で1587独標(松尾根の頭)から尾根上に南下していった場所に隆起があったので文章通りなら富士見台はここかと思われる、ただ周りは雑木に囲まれて富士の展望は効かない
倉掛山・鈴庫山・小倉山 P1568横手山については
分県登山ガイド14「山梨県の山」より69ページに載っていてそれを参照した
P1568横手山については 分県登山ガイド14「山梨県の山」より69ページに載っていてそれを参照した

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